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更新: 2026-02-12 16:00:00
決算 2026-02-12T16:00

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

武蔵野興業株式会社 (9635)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

武蔵野興業株式会社の2026年3月期第3四半期(2025年4月1日~2025年12月31日)の連結業績は、売上高が前期比で微減したものの、特別利益の計上により当期純利益は大幅に増加しました。しかし、本業である営業利益は前期比で大きく減少しており、収益構造の改善が課題となっています。映画事業の売上減少や自動車教習事業における費用増加が業績を下押しした一方、不動産事業は安定した収益を維持しました。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 981 △2.4
営業利益 28 △31.8
経常利益 51 7.4
親会社株主に帰属する四半期純利益 326 732.5
1株当たり当期純利益(EPS) 312.04
配当金 記載なし

業績結果に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間の売上高は、映画事業の売上減少(同6.4%減)や自動車教習事業の売上微増(同1.4%増)などを総合して、前期比2.4%減となりました。営業利益は、映画事業におけるセグメント損失の増加(前期は25百万円の損失、当期は0百万円の損失)や、自動車教習事業における費用増加(教習車の買い替え、設備の大型改修工事)により、前期比31.8%減と大幅に減少しました。 一方、経常利益は、営業外収益の増加(持分法による投資利益の増加など)により、前期比7.4%増となりました。 当期純利益は、第2四半期連結会計期間に計上された投資有価証券売却益(特別利益)376百万円の影響により、前期比732.5%増と大幅に増加しました。これは一時的な要因であり、本業の収益力とは乖離があります。 1株当たり当期純利益は312.04円となっています。配当については、当第3四半期末時点での情報はありません。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |----------------------|---------------|--------| | 流動資産 | 1,318 | 増加 | | 現金及び預金 | 1,179 | 増加 | | 受取手形及び売掛金 | 49 | 増加 | | 棚卸資産 | 0.9 | 減少 | | その他 | 88 | 増加 | | 固定資産 | 5,036 | 減少 | | 有形固定資産 | 4,423 | ほぼ横ばい | | 無形固定資産 | 84 | 減少 | | 投資その他の資産 | 528 | 減少 | | 資産合計 | 6,354 | 増加 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------------------|---------------|--------| | 流動負債 | 383 | ほぼ横ばい | | 支払手形及び買掛金 | 73 | 減少 | | 短期借入金 | 52 | 増加 | | その他 | 228 | 増加 | | 固定負債 | 2,028 | 減少 | | 長期借入金 | 225 | 減少 | | その他 | 1,113 (再評価に係る繰延税金負債) | ほぼ横ばい | | 負債合計 | 2,411 | 減少 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |----------------------|---------------|--------| | 株主資本 | 1,517 | 増加 | | 資本金 | 1,004 | 横ばい | | 利益剰余金 | 522 | 大幅増加 | | その他の包括利益累計額 | 2,425 | 横ばい | | 純資産合計 | 3,942 | 増加 | | 負債純資産合計 | 6,354 | 増加 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は62.0%と、前期の59.5%から上昇しており、財務の安定性は向上しています。流動資産は現金及び預金の増加により増加しましたが、固定資産は投資有価証券の減少などにより減少しました。負債合計は、長期借入金の減少などにより減少しました。純資産は、当期純利益の計上による利益剰余金の増加により大幅に増加しました。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 981 △2.4 100.0
売上原価 461 47.0
売上総利益 520 増加 53.0
販売費及び一般管理費 491 増加 50.1
営業利益 28 △31.8 2.9
営業外収益 25 増加 2.6
営業外費用 2.6 増加 0.3
経常利益 51 7.4 5.2
特別利益 376 38.3
特別損失 34 3.5
税引前当期純利益 393 40.1
法人税等 67 6.8
当期純利益 326 732.5 33.2

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は53.0%と前期から改善しました。しかし、販売費及び一般管理費が増加したため、営業利益は前期比31.8%減となりました。営業外収益の増加(特に持分法による投資利益の増加)により経常利益は増加しましたが、当期純利益は投資有価証券売却益(特別利益)の計上により大幅に増加しました。これは一時的な要因であり、本業の収益性改善が今後の課題となります。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。 減価償却費は64,207千円でした。

6. 今後の展望

2026年3月期の通期連結業績予想は、売上高1,280百万円(前期比6.2%減)、営業利益30百万円(前期比56.7%減)、経常利益63百万円(前期比27.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益340百万円(前期比23.4%増)と予想されています。 業績予想の前提となる条件や注意事項については、添付資料のP3「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」を参照する必要があります。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 映画事業部門: 売上高324百万円(前期比6.4%減)、セグメント損失0百万円(前期は25百万円のセグメント損失)。「シネマカリテ」は2026年1月12日に閉館しました。
    • 不動産事業部門: 売上高431百万円(前期比1.3%減)、セグメント利益248百万円(前期比1.2%減)。安定した収益を維持しています。
    • 自動車教習事業部門: 売上高213百万円(前期比1.4%増)、セグメント利益0百万円(前期比96.9%減)。教習車の買い替えや設備の大型改修工事により費用が増加しました。
    • 商事事業部門: 売上高5百万円(前期比0.8%増)、セグメント利益5百万円(前期比0.8%増)。
    • その他: 売上高5百万円(前期比1.6%増)、セグメント利益5百万円(前期比1.6%増)。
  • 配当方針: 当第3四半期末時点での配当に関する情報は記載されていません。
  • 株主還元施策: 記載なし。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 「シネマカリテ」の閉館が発表されています。