2026年9月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)
株式会社マイクロアド (9553)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社マイクロアドの2026年9月期第1四半期(2025年10月1日~2025年12月31日)の連結業績は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて、前年同期比で大幅な増加を達成しました。特に利益面での伸びが著しく、前年同期の親会社株主に帰属する四半期純損失から黒字転換し、大幅な増益を記録しました。これは、データプロダクトサービスおよびコンサルティングサービスの双方における堅調な事業展開と、それらを支える戦略的な取り組みの成功によるものです。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 4,557 | 17.7 |
| 営業利益 | 398 | 223.8 |
| 経常利益 | 385 | 421.9 |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 304 | - |
| 1株当たり四半期純利益(円) | 11.13 | - |
| 配当金(年間予想) | 0.00 | - |
業績結果に対するコメント: 当第1四半期は、売上高が前年同期比17.7%増と堅調に推移しました。利益面では、営業利益が同223.8%増、経常利益が同421.9%増と、大幅な増加を記録しました。特に、前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失(△22百万円)であったのに対し、当期は304百万円の黒字転換を達成しました。これは、データプロダクトサービスにおける「UNIVERSE」の拡大、他社プラットフォームへのデータ接続開始、営業人員強化、業務効率化による原価削減、およびコンサルティングサービスにおけるインバウンド需要の拡大や新規事業(株式会社IPmixer)の立ち上げが奏功した結果です。これらの要因が複合的に作用し、収益性の飛躍的な向上に繋がりました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 流動資産 | 5,830 | 510 | | 現金及び預金 | 2,454 | 100 | | 受取手形及び売掛金 | 2,627 | 411 | | 有価証券 | 229 | 71 | | その他 | 545 | △65 | | 固定資産 | 4,052 | 222 | | 有形固定資産 | 494 | △18 | | 無形固定資産 | 1,872 | 276 | | のれん | 1,278 | 278 | | その他 | 593 | △2 | | 投資その他の資産 | 1,685 | △34 | | 資産合計 | 9,883 | 733 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 流動負債 | 5,363 | 394 | | 支払手形及び買掛金 | 1,696 | 215 | | 短期借入金 | 2,864 | 384 | | その他 | 675 | △154 | | 固定負債 | 278 | △5 | | 長期借入金 | 181 | △3 | | その他 | 12 | △1 | | 負債合計 | 5,641 | 389 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 株主資本 | 3,610 | 325 | | 資本金 | 1,033 | 0 | | 資本剰余金 | 1,185 | 4 | | 利益剰余金 | 1,487 | 304 | | 自己株式 | △96 | 16 | | その他の包括利益累計額 | 214 | 3 | | 新株予約権 | 41 | 8 | | 非支配株主持分 | 373 | 7 | | 純資産合計 | 4,241 | 344 | | 負債純資産合計 | 9,883 | 733 |
貸借対照表に対するコメント: 当第1四半期末の総資産は9,883百万円となり、前連結会計年度末から733百万円増加しました。これは主に、受取手形及び売掛金の増加(411百万円)や、PT. Mahakarya Adi Indonesiaの連結子会社化に伴うのれんの増加(278百万円)によるものです。負債合計は5,641百万円となり、前連結会計年度末から389百万円増加しました。特に短期借入金が384百万円増加しています。純資産合計は4,241百万円となり、前連結会計年度末から344百万円増加しました。これは主に利益剰余金の増加(304百万円)によるものです。自己資本比率は38.7%となり、前連結会計年度末の38.2%から微増し、財務の健全性は維持されています。流動比率や当座比率などの安全性指標に関する具体的な数値は開示されていませんが、総資産の増加と利益の黒字転換は、事業活動の活発化と財務基盤の強化を示唆しています。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | 売上高比率(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 4,557 | 683 | 100.0% |
| 売上原価 | 3,061 | 363 | 67.2% |
| 売上総利益 | 1,495 | 320 | 32.8% |
| 販売費及び一般管理費 | 1,097 | 45 | 24.1% |
| 営業利益 | 398 | 275 | 8.7% |
| 営業外収益 | 39 | 30 | 0.9% |
| 営業外費用 | 51 | △6 | 1.1% |
| 経常利益 | 385 | 311 | 8.5% |
| 特別利益 | 26 | 23 | 0.6% |
| 特別損失 | 4 | △1 | 0.1% |
| 税引前当期純利益 | 407 | 335 | 8.9% |
| 法人税等 | 101 | 12 | 2.2% |
| 当期純利益 | 306 | 324 | 6.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 304 | 326 | 6.7% |
損益計算書に対するコメント: 当第1四半期は、売上高が前年同期比17.7%増と好調でした。売上原価も増加しましたが、売上総利益は同25.3%増と、売上高の伸び以上に増加し、売上総利益率は32.8%(前期は29.3%)と改善しました。これは、データプロダクトサービスにおける原価削減施策や、コンサルティングサービスにおける高収益事業の伸長が寄与したと考えられます。販売費及び一般管理費は同4.1%増に留まり、売上高に対する比率も24.1%(前期は27.2%)と低下しました。その結果、営業利益は同223.8%増と大幅に増加し、営業利益率は8.7%(前期は2.9%)と大きく改善しました。営業外収益の増加(特に売買目的有価証券運用益、先物取引運用益)や特別利益の計上も利益を押し上げました。法人税等の負担は増加しましたが、経常利益は同421.9%増、当期純利益は前年同期の損失から黒字転換し304百万円となりました。ROE(自己資本利益率)は、当期純利益304百万円、期中平均自己資本約3,497百万円(参考値)と仮定すると、約8.7%となり、収益性の改善が顕著です。
5. キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。ただし、減価償却費及びのれんの償却額は以下の通りです。
- 減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む):58,656千円
- のれんの償却額:31,734千円
6. 今後の展望
2026年9月期の連結業績予想は、売上高17,444百万円(前期比11.3%増)、営業利益815百万円(同33.0%増)、経常利益761百万円(同43.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益663百万円(同240.1%増)と、引き続き堅調な成長を見込んでいます。これは、データプロダクトサービスにおける「UNIVERSE」の更なる拡大、他社プラットフォームとの連携強化、およびコンサルティングサービスにおけるインバウンド需要の継続や新規事業の成長によるものです。現時点で業績予想からの修正はありません。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 当社グループはデータプラットフォーム事業の単一セグメントですが、主要サービスとして「データプロダクトサービス」と「コンサルティングサービス」の2つに大別されます。
- データプロダクトサービス:売上高2,669百万円(前年同期比11.6%増)、売上総利益997百万円(同25.3%増)。
- コンサルティングサービス:売上高1,888百万円(前年同期比27.5%増)、売上総利益497百万円(同31.5%増)。
- 配当方針: 2026年9月期は年間配当予想0.00円となっています。
- 株主還元施策: 現時点では具体的な株主還元施策に関する記載はありません。
- M&Aや大型投資: PT. Mahakarya Adi Indonesiaの連結子会社化が実施されています。
- 人員・組織変更: 新卒採用による営業人員の強化や、地方営業拠点の拡大を進めています。