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更新: 2026-04-03 09:15:41
決算 2026-02-12T16:00

2026年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)

株式会社サンリツ (9366)

決算評価: 普通

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社サンリツの2026年3月期第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は微増となったものの、利益面では減益となりました。これは、米国子会社における工作機械取扱いの減少や、新倉庫建設に伴う支払利息の増加が主な要因です。セグメント別では、梱包事業の減益が全体の業績を押し下げましたが、運輸事業と倉庫事業は増益を達成しました。貸借対照表では、自己資本比率が改善傾向にありますが、流動資産の減少が気になるところです。今後の業績回復には、外部環境の変化への対応と、収益性の改善が求められます。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前年同期比(%)
売上高(営業収益) 15,248 1.5
営業利益 765 △11.3
経常利益 718 △6.0
親会社株主に帰属する四半期純利益 475 △7.8
1株当たり当期純利益(円) 84.59 △8.4
年間配当金(予想・円) 27.00 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は、米国子会社での工作機械取扱いの減少があったものの、日本国内での工作機械および電力変換装置の好調な取り扱いにより、前年同期比で1.5%増加しました。しかし、営業利益は、米国子会社での工作機械取扱いの低調さや、関税等の影響により11.3%減少しました。経常利益は、新倉庫建設に係る借入増加に伴う支払利息の増加(1億20百万円)が影響し、6.0%減少しました。親会社株主に帰属する四半期純利益も7.8%の減少となりました。1株当たり当期純利益も同様に減少しています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|----------------|--------------| | 流動資産 | 6,650 | △21.9 | | 現金及び預金 | 2,250 | △40.8 | | 受取手形及び売掛金 | 3,441 | △1.7 | | 棚卸資産 | 397 | △1.3 | | その他 | 391 | △51.5 | | 固定資産 | 17,434 | 7.9 | | 有形固定資産 | 14,901 | 9.7 | | 無形固定資産 | 141 | △25.9 | | 投資その他の資産 | 2,391 | 0.2 | | 資産合計 | 24,084 | △2.4 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 流動負債 | 5,430 | △19.1 | | 支払手形及び買掛金 | 670 | △9.1 | | 短期借入金 | 3,201 | △4.9 | | その他 | 1,159 | △24.7 | | 固定負債 | 6,831 | 10.8 | | 長期借入金 | 4,770 | 16.3 | | その他 | 545 | 0.3 | | 負債合計 | 12,261 | △4.8 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |--------------------------|----------------|--------------| | 株主資本 | 10,757 | 3.2 | | 資本金 | 2,523 | 0.0 | | 利益剰余金 | 5,955 | 5.3 | | その他の包括利益累計額 | 899 | △25.7 | | 純資産合計 | 11,822 | 0.2 | | 負債純資産合計 | 24,084 | △2.4 |

貸借対照表に対するコメント: 当第3四半期末の総資産は240億84百万円で、前連結会計年度末比2.4%減少しました。流動資産は現金及び預金の減少が大きく、18億65百万円減少しました。一方、固定資産は建物及び構築物の増加などにより12億75百万円増加しました。負債合計は4.8%減少し、特に流動負債が12億82百万円減少しました。固定負債は長期借入金の増加により6億67百万円増加しました。純資産は25百万円増加し、自己資本比率は47.2%から48.4%へと改善しました。流動比率や当座比率などの短期的な支払い能力を示す指標は、現金及び預金の減少により低下している可能性がありますが、詳細な数値は開示されていません。資産構成としては、固定資産の比率が高まっています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 15,248 1.5 100.0%
売上原価 12,032 2.9 78.9%
売上総利益 3,216 △3.5 21.1%
販売費及び一般管理費 2,451 △0.8 16.1%
営業利益 765 △11.3 5.0%
営業外収益 149 △13.0 1.0%
営業外費用 196 △27.4 1.3%
経常利益 718 △6.0 4.7%
特別利益 0 △100.0 0.0%
特別損失 1 0.0%
税引前当期純利益 716 △6.3 4.7%
法人税等 238 △3.5 1.6%
当期純利益 478 △7.6 3.1%

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は前期比3.5%減少し、21.1%となりました。これは売上原価の増加率が売上高の増加率を上回ったためです。販売費及び一般管理費は0.8%減少し、売上高比率は16.1%となりました。営業利益率は前期比1.3ポイント低下し、5.0%となりました。営業外費用は支払利息の増加(前期比64.8百万円増)が主な要因で、27.4%増加しました。経常利益率は前期比0.4ポイント低下し、4.7%となりました。当期純利益率は前期比0.3ポイント低下し、3.1%となりました。ROE(自己株式を除く)などの収益性指標は、利益の減少に伴い低下していると考えられます。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。 減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む。)は、646,692千円(646百万円)でした。

6. 今後の展望

2026年3月期通期の連結業績予想に変更はなく、売上高210億円(前期比4.4%増)、営業利益9億50百万円(前期比8.2%減)、経常利益7億30百万円(前期比9.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益4億90百万円(前期比4.5%増)、1株当たり当期純利益87.70円となっています。 中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)では、「オペレーションからソリューションへ」を掲げ、顧客の真のニーズを引き出し、生産効率向上に寄与するソリューションの実現を目指しています。 リスク要因としては、国内の物価上昇、対中関係の緊迫化、米国の通商政策などの先行き不透明な状況が継続していることが挙げられます。 成長機会としては、AI市場の拡大を背景とした半導体関連の航空輸出の堅調さや、個人消費の堅調さを背景とした消費者関連貨物の増加が期待されます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 梱包事業: 売上高106億65百万円(0.7%増)、セグメント利益12億11百万円(11.0%減)
    • 運輸事業: 売上高20億64百万円(4.1%減)、セグメント利益2億51百万円(20.9%増)
    • 倉庫事業: 売上高23億39百万円(12.1%増)、セグメント利益3億81百万円(21.9%増)
    • 賃貸ビル事業: 売上高1億78百万円(6.3%減)、セグメント利益49百万円(21.8%減)
  • 配当方針: 2026年3月期通期予想配当金は1株あたり27.00円です。
  • 株主還元施策: 記載なし。
  • M&Aや大型投資: 新倉庫建設に係る借入の増加が報告されています。
  • 人員・組織変更: 記載なし。