2026年6月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
株式会社ココルポート (9346)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社ココルポートの2026年6月期第2四半期(中間期)決算は、売上高、営業利益、経常利益、中間純利益の全てにおいて前年同期比で大幅な増加を示し、非常に良好な結果となりました。これは、障害者雇用の拡大という社会的な追い風と、同社が推進する拠点数増加戦略が効果的に機能したことによるものです。特に、売上高は11.4%増、中間純利益は13.2%増と、力強い成長を示しています。財務面でも、自己資本比率が74.2%と高い水準を維持しており、安定した経営基盤が確認できます。
2. 業績結果
| 科目 | 当期(2026年6月期中間期) | 前期(2025年6月期中間期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 3,483百万円 | 3,126百万円 | +11.4% |
| 営業利益 | 444百万円 | 407百万円 | +9.0% |
| 経常利益 | 456百万円 | 405百万円 | +12.5% |
| 当期純利益 | 312百万円 | 275百万円 | +13.2% |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | 84.39円 | 75.97円 | +11.1% |
| 配当金(年間予想) | 61.00円 | 47.00円 | +30.0% |
業績結果に対するコメント: 当期は、障害福祉サービス業界の需要拡大と、同社が推進する拠点数増加戦略(前事業年度末120拠点→中間期末124拠点)が業績を力強く牽引しました。売上高は、前年同期比11.4%増の3,483百万円となりました。営業利益も、販売費及び一般管理費の増加を吸収し、同9.0%増の444百万円を達成しました。経常利益は、営業外収益の増加(助成金収入の増加など)も寄与し、同12.5%増の456百万円となりました。純利益は、法人税等の増加を考慮しても、同13.2%増の312百万円と、着実な成長を示しました。1株当たり当期純利益も増加しており、株主還元としては年間配当予想を61円とし、前年実績の47円から30%増配としており、積極的な姿勢が見られます。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 3,143 | +109 | | 現金及び預金 | 1,819 | +91 | | 受取手形及び売掛金 | 1,149 | -9 | | 棚卸資産 | 45 | +6 | | その他 | 129 | +21 | | 固定資産 | 922 | +76 | | 有形固定資産 | 474 | +49 | | 無形固定資産 | 10 | +2 | | 投資その他の資産 | 436 | +25 | | 資産合計 | 4,066 | +186 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 794 | +83 | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 119 | +19 | | 固定負債 | 254 | +24 | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 32 | +32 | | 負債合計 | 1,049 | +107 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 3,016 | +78 | | 資本金 | 580 | +3 | | 利益剰余金 | 2,039 | +72 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 3,016 | +78 | | 負債純資産合計 | 4,066 | +186 |
貸借対照表に対するコメント: 当中間期末の自己資本比率は74.2%(前期末75.7%)と、依然として高い水準を維持しており、財務の健全性は非常に良好です。資産合計は前事業年度末比で186百万円増加し、4,066百万円となりました。これは主に、拠点拡大に伴う有形固定資産の増加(+49百万円)や、現金及び預金の増加(+91百万円)によるものです。負債合計も107百万円増加し、1,049百万円となりました。これは、主に未払費用や資産除去債務の増加によるものです。純資産合計は78百万円増加し、3,016百万円となりました。これは、中間純利益の計上による利益剰余金の増加(+72百万円)が主な要因です。流動比率や当座比率などの詳細な安全性指標は開示されていませんが、高い自己資本比率から、短期的な支払い能力にも問題はないと推測されます。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 3,483 | +11.4% | 100.0% |
| 売上原価 | 2,465 | +12.3% | 70.8% |
| 売上総利益 | 1,018 | +9.0% | 29.2% |
| 販売費及び一般管理費 | 574 | +9.6% | 16.5% |
| 営業利益 | 444 | +9.0% | 12.7% |
| 営業外収益 | 12 | +168.7% | 0.4% |
| 営業外費用 | 0 | -88.7% | 0.0% |
| 経常利益 | 456 | +12.5% | 13.1% |
| 特別利益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 特別損失 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 税引前当期純利益 | 456 | +12.5% | 13.1% |
| 法人税等 | 144 | +11.1% | 4.1% |
| 当期純利益 | 312 | +13.2% | 9.0% |
損益計算書に対するコメント: 当期は、売上高が11.4%増加した一方で、売上原価も12.3%増加し、売上総利益率は前期の29.6%から29.2%へと微減しました。これは、事業拡大に伴うコスト増が売上増を若干上回ったことを示唆しています。しかし、販売費及び一般管理費の増加率(9.6%)が売上高の増加率を下回ったため、営業利益率は前期の13.0%から12.7%へと微減にとどまりました。営業外収益は、助成金収入の増加などにより大幅に増加し、経常利益は売上総利益の伸び以上に増加し、前期比12.5%増となりました。当期純利益も、法人税等の増加を吸収し、同13.2%増と堅調な伸びを示しました。売上高営業利益率は12.7%であり、業界平均と比較して高い収益性を維持していると考えられます。
5. キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー: 405,174千円(前年同期比 -4.6%)
- 税引前中間純利益や減価償却費の計上等によりプラスとなりましたが、前年同期比では若干減少しました。これは、法人税等の支払額の増加などが影響していると考えられます。
- 投資活動によるキャッシュフロー: △79,188千円(前年同期比 +59.1%)
- 新規拠点開設に伴う有形固定資産の取得や敷金及び保証金の差入による支出が増加しました。
- 財務活動によるキャッシュフロー: △234,411千円(前年同期比 大幅増)
- 配当金の支払額(172,567千円)及び自己株式の取得による支出(67,075千円)が主な要因です。
6. 今後の展望
株式会社ココルポートは、2026年6月期の通期業績予想として、売上高7,306百万円(前期比14.6%増)、営業利益820百万円(前期比6.3%増)、経常利益823百万円(前期比3.2%増)、当期純利益575百万円(前期比2.4%増)を見込んでいます。特に売上高の伸びが顕著であり、引き続き事業拡大に注力する姿勢が見られます。障害者雇用の法定雇用率引き上げや、障害者数の増加傾向は、同社の事業環境にとって追い風となるでしょう。中期経営計画や具体的な戦略については、決算説明会資料等で詳細が示される可能性があります。リスク要因としては、法改正による制度変更や、競合他社の動向などが考えられます。
7. その他の重要事項
- セグメント情報: 指定障害福祉サービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略されています。
- 配当方針: 2026年6月期の年間配当予想は61円(前期実績47円)と、増配を予定しており、株主還元に積極的な姿勢を示しています。
- 自己株式取得・消却: 当中間期において自己株式を取得し、その後消却を実施しています。これは、株価対策や資本効率の向上を目的としたものと考えられます。