決算
2026-02-09T15:00
2026年9月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
株式会社スマサポ (9342)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
- 会社名: 株式会社スマサポ
- 決算期間: 2025年10月1日~2025年12月31日(2026年9月期第1四半期)
- 総合評価: 不動産管理向けITソリューション事業で需要は堅調ながら、主力サービスの構造転換期に伴う売上減少とコスト増が重なり、四半期純損失に転落。財務面では短期借入金の急増が流動性リスクを浮き彫りにした。
- 前期比変化点:
- 売上高3.7%減、営業利益が32百万円の黒字から5.7百万円の赤字へ逆転
- 短期借入金90百万円新規調達
- 自己資本比率2.4ポイント低下(68.8%→66.4%)
2. 業績結果
| 科目 | 当期(百万円) | 前期(百万円) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 611 | 635 | △3.7% |
| 営業利益 | △5.7 | 32.0 | △118% |
| 経常利益 | △5.7 | 32.0 | △118% |
| 当期純利益 | △3.6 | 26.7 | △113% |
| EPS(円) | △1.49 | 11.12 | △113% |
| 配当金 | 0.00 | 0.00 | 変更なし |
業績結果に対するコメント: - 減益要因: - 「スマサポサンキューコール」のコンタクト数減少(取引条件最適化の副作用) - 「totono2.0」移行に伴う一時的な売上減(新バージョン導入促進コスト増) - コスト増: 販管費が14.7%増(224.9百万円)。AI開発投資や人件費増が影響。 - 収益構造: 売上高営業利益率が前期+5.0%から当期△0.9%に悪化。固定費の伸びが収益を圧迫。
3. 貸借対照表(単位: 百万円)
【資産の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|---|---|---|
| 流動資産 | 514.9 | △13.3 |
| 現金及び預金 | 354.7 | △17.9 |
| 売掛金 | 71.6 | △5.7 |
| 棚卸資産 | 15.3 | △1.1 |
| その他 | 80.7 | +11.6 |
| 固定資産 | 339.8 | +37.0 |
| 有形固定資産 | 1.9 | △0.4 |
| 無形固定資産 | 266.7 | +13.4 |
| 投資その他 | 71.3 | +24.0 |
| 資産合計 | 854.7 | +23.8 |
【負債の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|---|---|---|
| 流動負債 | 283.4 | +27.5 |
| 買掛金 | 64.8 | △0.4 |
| 短期借入金 | 90.0 | +90.0 |
| その他 | 128.6 | △48.2 |
| 固定負債 | 3.4 | △0.1 |
| 負債合計 | 286.8 | +27.3 |
【純資産の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|---|---|---|
| 資本金 | 213.7 | ±0 |
| 利益剰余金 | 150.5 | △3.6 |
| 純資産合計 | 567.9 | △3.6 |
| 負債純資産合計 | 854.7 | +23.8 |
貸借対照表コメント: - 安全性指標悪化: 流動比率181.7%→181.6%、当座比率(現預金/流動負債)125.1%→124.2%と微減。 - 借入依存度上昇: 短期借入金90百万円新規調達で有利子負債比率が0%→31.4%に悪化。 - 資産構成: 無形固定資産(ソフトウェア)が総資産の31.2%を占め、IT投資の積極性が顕著。
4. 損益計算書(単位: 百万円)
| 科目 | 金額 | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 611.1 | △3.7% | 100.0% |
| 売上原価 | 392.0 | △4.3% | 64.2% |
| 売上総利益 | 219.1 | △2.6% | 35.8% |
| 販管費 | 224.9 | +16.4% | 36.8% |
| 営業利益 | △5.7 | △118% | △0.9% |
| 営業外収益 | 0.2 | △32.0% | 0.03% |
| 営業外費用 | 0.2 | +8.5% | 0.04% |
| 経常利益 | △5.7 | △118% | △0.9% |
| 当期純利益 | △3.6 | △113% | △0.6% |
損益計算書コメント: - 収益性悪化: 売上高営業利益率が前期+5.0%から△0.9%に転落。ROE(年率換算)は前期+7.1%から△2.5%へ。 - コスト増の主因: 販管費比率36.8%(前期30.4%)。「totono2.0」の販促費やAI開発人件費が増加。 - 原価率改善: 売上原価率64.2%→64.2%と横ばいだが、高付加価値サービス拡大で粗利益率35.8%維持。
5. キャッシュフロー
- 記載なし(四半期キャッシュフロー計算書未作成)
- 参考情報: 減価償却費18.2百万円(前期比+22.5%)
6. 今後の展望
- 業績予想: 通期売上高3,150百万円(+11.8%)、営業利益230百万円(+20.8%)を見込む。
- 成長戦略:
- 「totono2.0」の本格展開で管理会社の業務効率化ニーズを掘り起こし
- AI開発投資による対応品質向上で顧客単価アップを推進
- リスク要因:
- 不動産管理業界の人手不足深刻化
- 金融環境不安定化によるIT投資縮小リスク
- 短期借入金90百万円の返済圧力
7. その他の重要事項
- 配当方針: 2026年9月期も無配方針継続(前期実績0円)。
- 投資計画: AI開発と「totono2.0」機能拡充に注力。研究開発費は前年比20%増を見込む。
- 人員戦略: エンジニア採用を強化し、技術人材の確保に注力。
(注)全ての数値は決算短信記載値に基づき百万円単位で作成。キャッシュフロー等、非開示項目は「記載なし」と明記。