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更新: 2026-02-16 15:35:00
決算 2026-02-16T15:35

2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)

安田倉庫株式会社 (9324)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

安田倉庫株式会社は、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、前年同期比で大幅な増収増益を達成しました。これは、物流事業および不動産事業における堅調な業績と、保有不動産の売却益を特別利益として計上したことが主な要因です。特に、物流事業ではグループ連携によるネットワーク拡充やDX推進、不動産事業では新規物件の稼働が業績を後押ししました。貸借対照表においては、自己資本比率が45.4%と安定しており、財務基盤の健全性が維持されています。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前年同期比 (%)
売上高(営業収益) 60,364 9.3
営業利益 3,398 32.4
経常利益 4,164 25.1
親会社株主に帰属する四半期純利益 3,052 48.3
1株当たり四半期純利益(円) 105.39 48.3
年間配当金(第3四半期末) 29.00 記載なし

業績結果に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて前年同期比で増加しました。特に、親会社株主に帰属する四半期純利益は48.3%増と大幅な伸びを示しており、これは保有不動産の売却益を特別利益として計上したことが大きく寄与しています。物流事業においては、新設物流施設の高稼働化や新規取引の開始、既存顧客との取引拡大により、保管料、倉庫作業料、陸運料、国際貨物取扱料等が増加しました。不動産事業においても、横浜駅西口に竣工した複合用途ビルの順調な稼働により、不動産賃貸料が堅調に推移しました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動資産 | 36,694 | 6.2 | | 現金及び預金 | 19,547 | -4.6 | | 受取手形及び営業未収金 | 15,853 | 35.4 | | 棚卸資産 | - | 記載なし | | その他 | 1,380 | 15.2 | | 固定資産 | 188,510 | 7.3 | | 有形固定資産 | 101,021 | 2.8 | | 無形固定資産 | 8,506 | -6.9 | | 投資その他の資産 | 78,982 | 15.6 | | 資産合計 | 225,205 | 7.1 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動負債 | 21,988 | 7.3 | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 2,401 | -0.6 | | その他 | 2,589 | -43.0 | | 固定負債 | 100,574 | 4.6 | | 長期借入金 | 51,946 | 2.4 | | その他 | 1,472 | 2.7 | | 負債合計 | 122,562 | 5.5 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 株主資本 | 51,931 | 3.2 | | 資本金 | 3,602 | 0.0 | | 利益剰余金 | 46,685 | 3.6 | | その他の包括利益累計額 | 50,285 | 15.5 | | 純資産合計 | 102,643 | 9.0 | | 負債純資産合計 | 225,205 | 7.1 |

貸借対照表に対するコメント: 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ14,884百万円増加し、225,205百万円となりました。これは主に投資有価証券の時価評価増加と営業未収金の増加によるものです。負債合計は6,427百万円増加し122,562百万円となりました。純資産合計は8,457百万円増加し102,643百万円となり、自己資本比率は45.4%と、前連結会計年度末の44.6%から0.8ポイント上昇しました。これは、財務基盤の安定性を示唆しています。特に、その他有価証券評価差額金の増加が純資産の増加に大きく貢献しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 60,364 9.3 100.0%
売上原価 52,428 9.0 86.8%
売上総利益 7,936 11.0 13.2%
販売費及び一般管理費 4,537 -0.9 7.5%
営業利益 3,398 32.4 5.6%
営業外収益 1,680 15.0 2.8%
営業外費用 915 30.5 1.5%
経常利益 4,164 25.1 6.9%
特別利益 567 2320.8 0.9%
特別損失 92 -64.5 0.2%
税引前当期純利益 4,638 44.7 7.7%
法人税等 1,555 39.1 2.6%
当期純利益 3,083 47.7 5.1%
親会社株主に帰属する当期純利益 3,052 48.3 5.1%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前年同期比9.3%増の60,364百万円となりました。売上原価も増加しましたが、売上総利益は11.0%増加し、売上総利益率は13.2%となりました。販売費及び一般管理費は微減しており、効率的な運営が伺えます。営業利益は32.4%増の3,398百万円と大きく伸びました。営業外収益の増加(特に受取配当金)と営業外費用の増加が相殺され、経常利益も25.1%増の4,164百万円となりました。特別利益として固定資産売却益567百万円を計上したことにより、税引前当期純利益は44.7%増、当期純利益は47.7%増となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は3,052百万円となり、前期比48.3%増と大幅な増益を達成しました。

5. キャッシュフロー

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
営業活動によるキャッシュ・フロー 5,734 -21.0
投資活動によるキャッシュ・フロー -6,136 -87.0
財務活動によるキャッシュ・フロー -375 -93.9
現金及び現金同等物の期末残高 19,499 -4.3
フリーキャッシュフロー(概算) -399 記載なし

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期比21.0%減の5,734百万円となりました。これは、税金等調整前四半期純利益の増加や減価償却費の資金留保による増加があったものの、売上債権の増加や棚卸資産の増加(前期はマイナス計上)などが影響したと考えられます。投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出が増加したため、大幅なマイナス(-6,136百万円)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローも、配当金の支払い等によりマイナス(-375百万円)となりました。現金及び現金同等物の期末残高は19,499百万円となり、前期末比で減少しました。フリーキャッシュフローは、営業活動CFから投資活動CFを差し引いたもので、概算で-399百万円となり、投資活動への支出が大きかったことが示唆されます。

6. 今後の展望

安田倉庫株式会社は、「長期ビジョン2030」と中期経営計画「強くなる、ひとつになる YASDA GROUP CHALLENGE 2027」に基づき、事業体制の構築と更なる成長を目指しています。物流事業においては、グループ連携によるネットワーク拡充、高品質・高付加価値物流の提供、ソリューション提案力の強化、DX推進による取引拡大に注力します。不動産事業においては、保有不動産の維持管理と価値向上施策、専門性を活かした不動産ソリューションの提供を通じて、安定的な収益基盤の強化・拡大を図ります。 2026年3月期の通期連結業績予想は、売上高80,000百万円(前期比6.5%増)、営業利益4,200百万円(前期比19.5%増)、経常利益5,600百万円(前期比12.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6,000百万円(前期比114.1%増)と、引き続き堅調な成長を見込んでいます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 物流事業: 営業収益は前年同期比9.9%増の56,030百万円、セグメント利益は前年同期比21.6%増の4,161百万円となりました。
    • 不動産事業: 営業収益は前年同期比4.1%増の4,752百万円、セグメント利益は前年同期比17.2%増の1,483百万円となりました。
  • 配当方針: 2026年3月期の年間配当予想は68.00円(期末39.00円)となっており、前期の35.00円から増配となっています。
  • 株主還元施策: 配当予想の修正(増配)が公表されています。
  • M&Aや大型投資: 詳細な記載はありませんが、投資活動によるキャッシュフローの大きな支出は、設備投資等を示唆している可能性があります。
  • 人員・組織変更: 詳細な記載はありません。

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