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更新: 2026-02-13 14:00:00
決算 2026-02-13T14:00

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社ビーイングホールディングス (9145)

決算評価: 良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社ビーイングホールディングスの2025年12月期連結決算は、売上高が前期比11.0%増と堅調な伸びを示しました。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益もそれぞれ増加しており、増収増益を達成しています。物流業界が直面する「2024年問題」や人手不足、コスト上昇といった逆風の中、同社は生活物資特化、全国展開、量と質の変革を掲げた成長戦略を推進し、新規拠点の開設や再生可能エネルギー導入などを通じて事業拡大と持続可能性の向上を図っています。財務面では、自己資本比率が40.1%と健全性を維持し、総資産も増加しています。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 33,515 11.0
営業利益 2,304 2.7
経常利益 2,266 0.3
親会社株主に帰属する当期純利益 1,402 2.0
1株当たり当期純利益(円) 58.18 1.2
配当金(円) 313 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は、新規拠点の開設や既存業務の拡大により、前期比11.0%増と大きく伸長しました。営業利益、経常利益、当期純利益も前期比で増加しており、増収効果が利益に貢献しています。特に、物流業界の構造変化に対応するための戦略的な取り組みが、売上拡大に寄与したと考えられます。1株当たり当期純利益も微増しており、株主価値の向上に繋がっています。配当金については、株式分割の影響もあり、単純比較はできませんが、株主還元は継続されています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動資産 | 9,145 | 5.4 | | 現金及び預金 | 4,995 | 0.9 | | 受取手形及び売掛金 | 3,899 | 9.3 | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 272 | 45.5 | | 固定資産 | 11,121 | 16.5 | | 有形固定資産 | 10,538 | 18.3 | | 無形固定資産 | 12 | △42.9 | | 投資その他の資産 | 570 | △8.6 | | 資産合計 | 20,266 | 11.2 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動負債 | 6,187 | △4.3 | | 支払手形及び買掛金 | 2,217 | 15.4 | | 短期借入金 | 500 | △50.0 | | その他 | 733 | △27.6 | | 固定負債 | 5,416 | 27.3 | | 長期借入金 | 4,289 | 24.5 | | その他 | 818 | 50.0 | | 負債合計 | 11,604 | 7.3 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 株主資本 | 8,100 | 14.5 | | 資本金 | 696 | 0.0 | | 利益剰余金 | 6,755 | 17.9 | | その他の包括利益累計額 | 39 | 25.8 | | 純資産合計 | 8,662 | 15.5 | | 負債純資産合計 | 20,266 | 11.2 |

貸借対照表に対するコメント: 総資産は前期比11.2%増と増加しており、主に固定資産の増加(特に土地、建物及び構築物、リース資産)が牽引しています。これは、新規拠点の開設や物流基盤の強化に向けた投資の結果と考えられます。流動資産も増加していますが、流動負債は微減しています。負債合計は7.3%増加しており、特に固定負債の増加(長期借入金、リース債務)が目立ちます。純資産は15.5%増加しており、利益剰余金の増加が大きく寄与しています。自己資本比率は40.1%と前期の38.9%から上昇しており、財務の健全性は維持・向上しています。流動比率や当座比率に関する具体的な数値は記載されていませんが、資産・負債の構成から、一定の安全性を保っていると推測されます。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 33,515 11.0 100.0%
売上原価 29,733 11.9 88.7%
売上総利益 3,782 6.2 11.3%
販売費及び一般管理費 1,477 7.7 4.4%
営業利益 2,304 2.7 6.9%
営業外収益 86 30.3 0.3%
営業外費用 125 145.1 0.4%
経常利益 2,266 0.3 6.8%
特別利益 37 362.5 0.1%
特別損失 34 記載なし 0.1%
税引前当期純利益 2,269 0.1 6.8%
法人税等 689 △7.6 2.1%
当期純利益 1,579 3.9 4.7%
親会社株主に帰属する当期純利益 1,402 2.0 4.2%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比11.0%増と好調ですが、売上原価の増加率がそれを上回ったため、売上総利益率は11.3%と前期の11.9%から低下しました。販売費及び一般管理費も増加していますが、売上高の伸びを下回っています。営業利益は2.7%増となりましたが、売上高比率では6.9%と前期の7.4%から低下しています。営業外費用が大幅に増加した影響で、経常利益はほぼ横ばいの2,266百万円となりました。特別利益の増加が税引前当期純利益をわずかに押し上げましたが、法人税等の減少が当期純利益の増加(3.9%増)に寄与しました。親会社株主に帰属する当期純利益も2.0%増となっています。収益性指標としては、売上高営業利益率は6.9%(前期7.4%)、ROE(自己資本利益率)は、当期純利益1,402百万円 / 自己資本平均8,140百万円 ≒ 17.2%(前期純利益1,374百万円 / 自己資本平均7,103百万円 ≒ 19.3%)となり、前期から低下しています。コスト構造としては、売上原価の増加が利益を圧迫する要因となっています。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 2,213百万円(前期 2,466百万円)
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △2,110百万円(前期 △767百万円)
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: △269百万円(前期 △974百万円)
  • フリーキャッシュフロー: 営業活動CF + 投資活動CF = 2,213百万円 + (△2,110百万円) = 103百万円(前期 2,466百万円 + (△767百万円) = 1,699百万円)

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは前期比で減少しましたが、依然としてプラスを維持しており、事業活動から安定的にキャッシュを生み出しています。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が増加したため、大幅なマイナスとなりました。これは、物流基盤強化への積極的な投資を示唆しています。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入による収入があったものの、返済や配当金の支払いなどによりマイナスとなっています。フリーキャッシュフローは前期比で大きく減少しており、積極的な設備投資がキャッシュフローを圧迫している状況です。

6. 今後の展望

同社は、2026年12月期の連結業績予想として、営業収益36,870百万円(前期比10.0%増)、営業利益2,400百万円(同4.1%増)、経常利益2,350百万円(同3.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,410百万円(同0.5%増)を予想しています。新規拠点の通期稼働による利益確保と、年間4~8拠点の新規開設を維持する方針です。また、「運ばない物流」の価値追求、物流DXへの対応、人財確保と自社従業員比率向上に向けた労働環境改善、従業員一人ひとりの生産性向上と物流品質強化による持続的な成長を目指しています。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 「物流事業」を主要事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメント別の記載は省略されています。
  • 配当方針: 2025年12月期は、株式分割の影響を考慮しつつ、期末配当金18.00円、中間配当金8.50円、合計313円(分割調整後)の配当を実施しています。2026年12月期は、15.00円(分割調整後)の配当を予想しています。
  • 株主還元施策: 配当金の実施を通じて株主還元を行っています。
  • M&Aや大型投資: 積極的な新規拠点開設による物流基盤の構築を進めており、これは将来の成長に向けた大型投資と位置づけられます。
  • 人員・組織変更: 記載はありませんが、人財確保と労働環境改善への取り組みが言及されています。

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