2026年3月期 第3四半期決算短信〔米国基準〕(連結)
野村ホールディングス株式会社** (8604)
決算評価: 良い**主要業績指標
AI財務分析レポート
企業名
企業名: 野村ホールディングス株式会社
決算評価
決算評価: 良い
簡潔な要約
野村ホールディングス株式会社は、2026年3月期第3四半期(2025年4月1日~2025年12月31日)において、収益合計(金融費用控除後)が前期比10.5%増の1兆5,905億円、当社株主に帰属する当期純利益が7.2%増の2,882億円を達成しました。売上高は微減(△3.1%)したものの、コスト効率化と資産運用部門のM&A(Macquarieグループ買収)による収益拡大が利益増を牽引しました。ROE(年率換算)は10.8%と前期(10.4%)を上回り、株主資本は3兆8,146億円(前期比2,336億円増)と堅調な財務基盤を維持しています。今後の業績予想は不確実性を理由に未公表ですが、グローバル事業拡大を軸に成長を継続する方針です。
詳細な財務分析レポート
1. 総評
- 会社名: 野村ホールディングス株式会社
- 決算期間: 2025年4月1日~2025年12月31日(2026年3月期第3四半期)
- 総合評価: 収益合計は前期比10.5%増、純利益は7.2%増と堅調な業績を達成。資産運用部門のM&A効果やコスト効率化が寄与し、ROEも改善(10.4%→10.8%)。一方、売上高は微減(△3.1%)したものの、利益率の向上で「良い」評価に相当。
- 主な変化点:
- 資産運用部門でMacquarieグループを2,814億円で買収し、運用資産残高が134.7兆円に拡大。
- 総資産は61.9兆円(前期比5.1兆円増)、自己資本比率は5.9%(前期6.1%から微減)。
2. 業績結果
| 科目 | 2026年3月期第3四半期(百万円) | 前期比増減率 |
|---|---|---|
| 収益合計(金融費用控除後) | 1,590,532 | +10.5% |
| 営業利益(税引前当期純利益) | 432,148 | +15.5% |
| 経常利益 | 記載なし | - |
| 当期純利益 | 297,813 | +9.0% |
| 当社株主帰属純利益 | 288,196 | +7.2% |
| EPS(希薄化後) | 94.67円 | +8.0% |
| 配当金(第2四半期末) | 27.00円 | +17.4% |
業績結果に対するコメント:
- 増減要因: 資産運用部門の買収(Macquarieグループ)による手数料収入増(+13.0%)とトレーディング損益の拡大(+19.7%)が寄与。一方、金融収益は12.3%減。
- 事業セグメント:
- ウェルス・マネジメント: 税引前利益+9.6%(1,428億円)。
- インベストメント・マネジメント: 買収費用により税引前利益△5.2%(702億円)。
- ホールセール: 税引前利益+22.2%(1,573億円)。
- 特記事項: 東京都港区の不動産売却(1,656億円)が収益を押し上げ。
3. 貸借対照表
【資産の部】
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|
| 流動資産 | - | - |
| 現金及び預金 | 5,996,817 | +8.7% |
| 受取手形・売掛金 | 8,239,025 | +10.6% |
| 棚卸資産 | 記載なし | - |
| 固定資産 | - | - |
| 有形固定資産 | 516,252 | +18.3% |
| 無形固定資産 | 記載なし | - |
| 投資その他の資産 | 3,345,314 | +26.2% |
| 資産合計 | 61,935,173 | +9.0% |
【負債の部】
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|
| 流動負債 | - | - |
| 支払手形・買掛金 | 8,460,099 | +16.7% |
| 短期借入金 | 1,314,714 | +17.7% |
| 固定負債 | - | - |
| 長期借入金 | 14,896,552 | +11.4% |
| 負債合計 | 58,120,581 | +9.2% |
【純資産の部】
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|
| 資本金 | 594,493 | 0% |
| 利益剰余金 | 2,067,359 | +10.7% |
| その他の包括利益累計額 | 466,744 | +4.3% |
| 純資産合計 | 3,814,592 | +6.5% |
| 負債純資産合計 | 61,935,173 | +9.0% |
貸借対照表に対するコメント:
- 自己資本比率: 5.9%(前期6.1%)と微減も、3.8兆円の純資産を維持。
- 安全性指標: 流動比率は72.3%(現金/流動負債)、短期借入金の増加(+17.7%)が課題。
- 資産構成: トレーディング資産が25.5兆円(+14.1%)と最大の増加分。買収による投資資産の拡大が特徴。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(収益合計) | 3,545,729 | △3.1% | 100.0% |
| 金融費用 | 1,955,197 | △11.8% | 55.1% |
| 収益合計(金融費用控除後) | 1,590,532 | +10.5% | 44.9% |
| 金融費用以外の費用 | 1,158,384 | +8.7% | 32.7% |
| 営業利益 | 432,148 | +15.5% | 12.2% |
| 法人税等 | 134,335 | +33.1% | 3.8% |
| 当期純利益 | 297,813 | +9.0% | 8.4% |
損益計算書に対するコメント:
- 収益性: 売上高営業利益率12.2%(前期10.2%)、ROE10.8%(前期10.4%)と改善。
- コスト構造: 人件費(7.5%増)と支払手数料(10.1%増)が増加も、収益拡大で利益率向上。
- 変動要因: 不動産売却益(1,656億円)と買収関連費用が損益に影響。
5. キャッシュフロー
- 記載なし
6. 今後の展望
- 業績予想: 市場の不確実性を理由に未公表。
- 戦略: グローバル資産運用事業の拡大(Macquarie買収後)、ホールセール部門の収益基盤強化。
- リスク: 経済情勢・相場環境の変動、買収統合リスク。
- 成長機会: 海外市場での資産運用プレゼンス向上。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 資産運用部門の買収で収益拡大も、一時的に費用増。
- 配当方針: 第2四半期配当27円(前期比+17.4%)、年間予想は未公表。
- M&A: Macquarieグループを2,814億円で買収し、運用資産134.7兆円に拡大。
- 人員: 組織変更(バンキング部門新設)を実施。
【注記】
- 数値は全て百万円単位。
- 経常利益・キャッシュフローは開示されず。
- 業績予想は「不確実性」を理由に非開示。