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更新: 2026-02-13 12:00:00
決算 2026-02-13T12:00

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

トーイン株式会社 (7923)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

トーイン株式会社(7923)は、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、堅調な業績を記録しました。包装資材事業における環境対応資材やデザイン・構造設計の優位性のアピール、そしてAIやエネルギー関連技術を支える機能性フィルムの需要拡大を受けた精密コーティング事業の成長が、売上高の増加に大きく貢献しました。コストアップへの対応として生産効率の向上や採算性を重視した営業活動を推進した結果、利益面も大幅に改善し、増収増益という非常に良い決算となりました。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 11,243 +3.8%
営業利益 802 +16.8%
経常利益 837 +12.5%
親会社株主に帰属する四半期純利益 521 +14.9%
1株当たり当期純利益(EPS) 記載なし
配当金 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は、包装資材事業の国内化粧品・医薬品分野の牽引、海外事業の増収、そして精密コーティング事業の機能性フィルム需要拡大による受託増加が主な要因となり、前期比3.8%増となりました。利益面では、各種コストアップに対応するため、生産効率の向上や製造コスト低減を推進した結果、営業利益は前期比16.8%増と大幅に増加しました。経常利益も同様に増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益も14.9%増と堅調に推移しました。アッセンブル事業は低迷し、売上・利益ともに減少しましたが、全体業績への影響は限定的でした。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|----------------| | 流動資産 | 8,614 | △118 | | 現金及び預金 | 2,007 | △675 | | 受取手形及び売掛金 | 2,895 | △126 | | 電子記録債権 | 2,142 | +730 | | 商品及び製品 | 543 | +65 | | 仕掛品 | 488 | +35 | | 原材料及び貯蔵品 | 325 | △13 | | その他 | 212 | △133 | | 固定資産 | 12,190 | +461 | | 有形固定資産 | 8,692 | +519 | | 無形固定資産 | 56 | +25 | | 投資その他の資産 | 3,441 | △84 | | 資産合計 | 20,804 | +342 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------------------------|----------------|----------------| | 流動負債 | 6,291 | +564 | | 支払手形及び買掛金 | 825 | △95 | | 電子記録債務 | 2,589 | +276 | | 短期借入金 | 350 | 0 | | 1年内返済予定の長期借入金 | 848 | +10 | | 未払法人税等 | 77 | △86 | | 賞与引当金 | 64 | △92 | | その他 | 1,536 | +552 | | 固定負債 | 3,293 | △461 | | 長期借入金 | 2,100 | △635 | | 退職給付に係る負債 | 132 | +3 | | 役員退職慰労引当金 | 144 | △3 | | その他 | 916 | +173 | | 負債合計 | 9,585 | +102 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |--------------------------|----------------|----------------| | 株主資本 | 9,357 | +408 | | 資本金 | 2,244 | 0 | | 資本剰余金 | 2,901 | 0 | | 利益剰余金 | 4,923 | +408 | | 自己株式 | △711 | 0 | | その他の包括利益累計額 | 1,802 | △171 | | その他有価証券評価差額金 | 1,394 | △55 | | 為替換算調整勘定 | 353 | △124 | | 退職給付に係る調整累計額 | 54 | +8 | | 非支配株主持分 | 59 | +2 | | 純資産合計 | 11,219 | +239 | | 負債純資産合計 | 20,804 | +342 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は約53.9%(11,219百万円 / 20,804百万円)であり、健全な財務基盤を維持しています。流動資産は現金及び預金の減少があったものの、電子記録債権の増加により全体としては微減にとどまりました。固定資産は有形固定資産が増加しており、事業拡大に向けた投資が行われている可能性があります。負債面では、長期借入金の減少が見られる一方、電子記録債務やその他の流動負債が増加しています。純資産は利益剰余金の増加により増加しており、企業としての内部留保が積み上がっています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(百万円) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 11,243 +406 100.0%
売上原価 8,827 +199 78.5%
売上総利益 2,415 +206 21.5%
販売費及び一般管理費 1,613 +91 14.3%
営業利益 802 +115 7.1%
営業外収益 124 △10 1.1%
営業外費用 90 +11 0.8%
経常利益 837 +93 7.4%
特別利益 13 +13 0.1%
特別損失 97 △21 0.9%
税引前当期純利益 753 +127 6.7%
法人税等 228 +59 2.0%
当期純利益 525 +68 4.7%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比3.8%増と堅調に推移しました。売上原価の増加を上回る売上総利益の増加により、売上総利益率は21.5%と前期比で改善しました。販売費及び一般管理費は増加しましたが、売上高の伸びを考慮すると効率的な運営が行われていると考えられます。その結果、営業利益は前期比16.8%増と大幅に増加し、営業利益率は7.1%となりました。特別損失にはアドバイザリー費用が含まれており、一時的な費用が発生しましたが、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益ともに前期を上回る結果となりました。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

  • 営業活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • 投資活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • 財務活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • フリーキャッシュフロー: 記載なし

6. 今後の展望

2025年3月期通期連結業績予想からの修正は行われていません。会社は、包装資材事業のシェア拡大、精密コーティング事業や海外事業への取り組み強化を引き続き注力していく方針です。諸物価高騰や消費者の節約志向の高まりといった厳しい事業環境下でも、品質重視、安定供給、そして安全・安心・健康を重視した工場運営を継続し、生産効率の向上等でコストアップに対応していくことが重要となります。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 包装資材事業: 売上高10,011百万円(前期比3.7%増)、増益。
    • 精密コーティング事業: 売上高967百万円(前期比14.2%増)、増益。
    • その他事業: 売上高264百万円(前期比20.8%減)、減益。
  • 配当方針: 記載なし
  • 株主還元施策: 記載なし
  • M&Aや大型投資: 記載なし
  • 人員・組織変更: 当第3四半期連結累計期間より、報告セグメントの名称を「精密塗工事業」から「精密コーティング事業」に変更。
  • 公開買付けに関する情報: 2025年12月22日、CSRI5号株式会社による公開買付けに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨する旨の決議を行いました。これは、株券の上場廃止を前提としたものです。