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更新: 2026-04-03 13:09:08
決算 2026-02-13T15:30

2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

株式会社平賀 (7863)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社平賀の2026年3月期第3四半期累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)の決算は、売上高は増加したものの、利益面では大幅な減少となりました。これは、新規顧客獲得に伴う一時的なコスト増や、人件費の上昇などが主な要因です。貸借対照表では、資産・負債ともに増加しており、特に流動資産と流動負債の増加が目立ちます。損益計算書では、売上総利益は微減にとどまったものの、販売費及び一般管理費の増加が営業利益を大きく押し下げました。今後の収益性改善に向けた取り組みが重要となります。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前年同四半期比(%)
売上高(営業収益) 7,865 +3.1
営業利益 232 △38.5
経常利益 293 △32.7
当期純利益 193 △34.8
1株当たり当期純利益 67.27 △34.8
配当金(年間予想) 40.00 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は前年同期比3.1%増と堅調に推移しましたが、営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも30%を超える大幅な減少となりました。 増減の要因としては、経営成績に関する説明にある通り、新規顧客の拡大に伴う導入コストの計画以上の発生、一部既存大手顧客の受注減、賃金ベースアップおよび休日数増加などの人事施策に伴う人件費増が挙げられます。 一方で、商品価値を高める上流工程の提案やシーズン企画といった高粗利案件の増加、独自システムを活用した包括的な販促支援の導入、販売価格の見直しなどが、利益減少幅を抑制する要因となりました。 生産面では、組織間の連携強化と業務効率化が進み、12月の社内印刷枚数が過去最高を記録したことは特筆すべき点です。 1株当たり当期純利益も同様に大幅な減少となりました。配当については、2026年3月期の年間配当予想は40.00円となっています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

(単位:百万円)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|------------------| | 流動資産 | 4,497 | +515 | | 現金及び預金 | 2,261 | +5 | | 受取手形及び売掛金 | 1,615 | +390 | | 棚卸資産 | 257 | △24 | | その他 | 363 | +139 | | 固定資産 | 3,366 | +148 | | 有形固定資産 | 1,661 | △14 | | 無形固定資産 | 145 | △17 | | 投資その他の資産 | 1,559 | +180 | | 資産合計 | 7,863 | +663 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|------------------| | 流動負債 | 2,648 | +313 | | 支払手形及び買掛金 | 983 | +241 | | 短期借入金 | 400 | 0 | | その他 | 1,265 | +72 | | 固定負債 | 813 | +90 | | 長期借入金 | 121 | △30 | | その他 | 691 | +120 | | 負債合計 | 3,461 | +403 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|------------------| | 株主資本 | 3,974 | +78 | | 資本金 | 434 | 0 | | 利益剰余金 | 3,695 | +78 | | その他の包括利益累計額 | 427 | +180 | | 純資産合計 | 4,402 | +259 | | 負債純資産合計 | 7,863 | +663 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は56.0%(前期7,200百万円/4,142百万円=57.5%)と、前期から若干低下しましたが、依然として健全な水準を維持しています。 流動比率(流動資産÷流動負債)は約1.7倍(4,497百万円÷2,648百万円)となり、短期的な支払い能力は良好です。当座比率((流動資産-棚卸資産)÷流動負債)は約1.3倍((4,497-257)÷2,648)となり、こちらも問題ない水準です。 資産合計は前期末比で663百万円増加し、7,863百万円となりました。特に流動資産の増加が目立ち、受取手形、売掛金及び契約資産が390百万円増加したことが主な要因です。これは売上増加に伴うものと考えられます。固定資産も148百万円増加しており、投資有価証券の増加が寄与しています。 負債合計も前期末比で403百万円増加し、3,461百万円となりました。流動負債の増加が顕著で、支払手形及び買掛金が241百万円増加しています。これは売上増加に伴う仕入の増加や、電子記録債務の増加などが影響していると考えられます。 純資産合計は前期末比で259百万円増加し、4,402百万円となりました。利益剰余金の増加が主な要因です。

4. 損益計算書

第3四半期累計期間(単位:百万円)

科目 金額(百万円) 前期比(百万円) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 7,865 +240 100.0%
売上原価 6,313 +249 80.3%
売上総利益 1,551 △9 19.7%
販売費及び一般管理費 1,319 +137 16.8%
営業利益 232 △146 3.0%
営業外収益 85 +7 1.1%
営業外費用 25 +4 0.3%
経常利益 293 △143 3.7%
特別利益 0 0 0.0%
特別損失 0 0 0.0%
税引前当期純利益 293 △143 3.7%
法人税等 99 △39 1.3%
当期純利益 193 △103 2.5%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比3.1%増と増加しましたが、売上原価も同程度増加したため、売上総利益は微減となりました。売上総利益率は19.7%と、前期の20.0%から0.3ポイント低下しています。 販売費及び一般管理費は前期比で137百万円増加し、1,319百万円となりました。給料及び手当が26百万円増加、その他が112百万円増加しており、人件費の増加が主な要因と考えられます。 これらの結果、営業利益は前期比38.5%減の232百万円となり、売上高営業利益率は3.0%と、前期の4.9%から大幅に低下しました。 営業外収益は増加しましたが、営業外費用も増加したため、経常利益は前期比32.7%減の293百万円となりました。経常利益率は3.7%です。 当期純利益も同様に減少し、193百万円となりました。 ROE(自己資本利益率)は、当期純利益÷期中平均自己資本で計算されますが、詳細な期中平均自己資本のデータがないため、ここでは算出できません。しかし、利益の大幅な減少から、ROEも低下していると推測されます。 コスト構造としては、売上原価の比率が80.3%と高く、販売費及び一般管理費が16.8%を占めています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

当第3四半期累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。 ただし、減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む)は、前年同期比220,305千円から214,834千円へと減少しています。

6. 今後の展望

株式会社平賀は、Vision2030「販促のあらゆる不満や不便、不足を解消し、小売の課題解決が日本一得意な会社へ」の実現に向け、中期経営計画SPX2027(2025年3月期~2027年3月期)を推進しています。本計画では、小売への深い知見、顧客との伴走力、実行力を基に、質と量の両面での成長を目指しています。 2026年3月期の通期業績予想に変更はなく、売上高10,400百万円(前期比6.2%増)、営業利益400百万円(前期比9.5%増)、経常利益470百万円(前期比7.3%増)、当期純利益330百万円(前期比5.8%増)を見込んでいます。 しかし、第3四半期までの実績を見ると、利益予想の達成には、今後の収益性改善が不可欠です。 リスク要因としては、原材料価格や光熱費の高止まり、為替相場の変動、地政学的リスクなどが挙げられます。 成長機会としては、消費の二極化に対応したパーソナライズされた情報提供や、店舗オペレーションの負荷を増やさない販促ニーズの拡大、DX推進の重要性の高まりなどが考えられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント情報: 当社の報告セグメントは単一であり、報告セグメントの記載は省略されています。
  • 配当方針: 2026年3月期の年間配当予想は40.00円です。
  • 株主還元施策: 具体的な株主還元施策については、本決算短信からは読み取れません。
  • M&Aや大型投資: 本決算短信からは、M&Aや大型投資に関する情報は確認できません。
  • 人員・組織変更: 決算短信には直接的な記載はありませんが、経営成績に関する説明の中で、賃金ベースアップおよび休日数増加などの人事施策に伴う人件費増に言及されています。