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更新: 2026-04-03 09:15:55
決算 2026-02-06T15:00

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社JMS (7702)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

  • 会社名: 株式会社JMS
  • 決算期間: 2025年4月1日~2025年12月31日(第3四半期累計)
  • 当期業績は売上高7.0%減、営業利益76.9%減と深刻な減収減益。主力製品の需要減退に加え、フィリピン・シンガポール子会社の赤字拡大が業績を圧迫。
  • 改善点としては、現金預金が549億円増加(借入増)、薬剤調製システム等の新領域製品が成長。
  • 自己資本比率は1.8ポイント低下(50.1%→48.3%)し、財務体質の弱体化が懸念される。

2. 業績結果

科目 2026年3月期第3四半期 前年同期 増減率
売上高 48,975百万円 52,635百万円 △7.0%
営業利益 189百万円 819百万円 △76.9%
経常利益 275百万円 632百万円 △56.5%
当期純利益 △104百万円 209百万円
EPS(1株当たり利益) △4.26円 8.55円
配当金(第2四半期) 8.50円 8.50円 0%

業績コメント: - 減収要因: 医療用手袋(日本)、血液バッグ(シンガポール)、成分献血用回路(フィリピン)の販売減 - 地域別動向:
- 日本: 薬剤調製システム+摂食嚥下用品好調も透析装置減 - ドイツ: AVF針好調で営業利益3.5%増 - フィリピン: 営業損失倍増(△5.37億円) - 特記事項: 為替差損解消(前期156百万円→当期0円)

3. 貸借対照表(単位: 百万円)

【資産の部】 | 科目 | 金額 | 前期比 | |------|------|--------| | 流動資産 | 50,772 | +4,999 | | 現金及び預金 | 10,459 | +4,948 | | 受取手形・売掛金 | 17,803 | △833 | | 棚卸資産 | 21,084 | +207 | | 固定資産 | 35,718 | +60 | | 有形固定資産 | 27,735 | △556 | | 無形固定資産 | 955 | +12 | | 投資その他資産 | 7,026 | +603 | | 資産合計 | 86,491 | +5,059 |

【負債の部】 | 科目 | 金額 | 前期比 | |------|------|--------| | 流動負債 | 27,734 | +2,105 | | 買掛金等 | 7,428 | △523 | | 短期借入金 | 6,571 | +1,499 | | 固定負債 | 16,927 | +2,052 | | 長期借入金 | 13,971 | +2,178 | | 負債合計 | 44,662 | +4,158 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額 | 前期比 | |------|------|--------| | 資本金 | 7,411 | 0 | | 利益剰余金 | 16,192 | △531 | | 自己株式 | △156 | +21 | | 評価換算差額 | 7,982 | +1,456 | | 純資産合計 | 41,828 | +901 |

B/Sコメント: - 流動比率1.83倍(前期1.78倍)で短期支払能力は維持 - 有利子負債増加(短期+長期借入金:+3,677百万円) - 自己資本比率48.3%と優良水準だが、前期末比1.8pt悪化 - 為替換算調整勘定増(+10億円)が純資産増の主因

4. 損益計算書(単位: 百万円)

科目 金額 前期比 売上高比率
売上高 48,975 △7.0% 100.0%
売上原価 37,744 △6.9% 77.1%
売上総利益 11,231 △7.2% 22.9%
販管費 11,042 △2.2% 22.5%
営業利益 189 △76.9% 0.4%
営業外収益 404 +33.8% -
営業外費用 318 △35.1% -
経常利益 275 △56.5% 0.6%
法人税等 404 △7.3% -
当期純利益 △104

P/Lコメント: - 売上高営業利益率0.4%(前期1.6%)と収益性悪化 - 販管費削減(△2.2%)も売上減を補えず - 営業外収益増加要因:持分法利益+48%(96→173百万円) - 実効税率156%(前期252%)と異常値(赤字拡大影響)

5. キャッシュフロー

記載なし

6. 今後の展望

  • 通期予想(2026年3月期):
    売上高650億円(△6.8%)、営業利益20億円(△77.1%)、当期純損失8億円
  • リスク要因: 血液関連製品の需要低迷継続、新興国市場の不安定性
  • 成長機会: 薬剤調製システム・摂食嚥下用品の国内展開強化
  • 戦略: 収益性低い事業の選択的集中(製品ポートフォリオ見直し表明)

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: フィリピン(△5.37億円)、シンガポール(△1.16億円)の赤字が深刻
  • 配当方針: 年間17円予想(前期同額)だが、純損失発生で持続性に疑問
  • 人員対策: 記載なし
  • M&A戦略: 記載なし

総合的評価

株式会社JMSは医療機器分野で多角的展開するも、主力製品の需要減退に直面。新成長領域の拡大が急務であり、財務面では借入増によるキャッシュポジション改善と引き換えに、長期的な財務体質悪化リスクを抱える。収益構造の抜本改革なしに持続的成長は困難な状況。

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