2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社交換できるくん (7695)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社交換できるくんの2026年3月期第3四半期(2025年4月1日~2025年12月31日)の連結業績は、売上高は増加したものの、大幅な利益の減少となりました。M&Aによる事業拡大やブランド認知度向上のための先行投資が、一時的に収益性を圧迫する形となりました。特に、営業利益が損失に転落した点は懸念材料です。財務基盤は、増資や借入金の増加により強化されていますが、収益性の改善が今後の課題となります。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 8,994 | 17.9%増 |
| 営業利益 | △1 | 大幅減(損失) |
| 経常利益 | 7 | △95.3%減 |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | △16 | 大幅減(損失) |
| 1株当たり四半期純利益 | △2.28 | 大幅減(損失) |
| 配当金(年間予想) | 記載なし | - |
業績結果に対するコメント: 売上高は、住設DX事業における季節性商材の受注獲得増や、株式会社キッチンワークスの業績取り込みにより、前年同期比17.9%増と堅調に推移しました。しかし、ブランド広告宣伝費用やM&Aに伴う先行投資が販売費及び一般管理費を押し上げ、営業利益は前年同期の144百万円の黒字から1百万円の赤字へと大幅に悪化しました。経常利益も同様に大幅な減少となり、親会社株主に帰属する四半期純利益も赤字に転落しました。これは、株式会社IMIおよび株式会社キッチンワークスの株式取得による影響が大きいです。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動資産 | 2,933 | 38.3%増 | | 現金及び預金 | 1,352 | 62.4%増 | | 受取手形及び売掛金 | 919 | 17.0%増 | | 棚卸資産 | 466 | 30.2%増 | | その他 | 195 | 記載なし | | 固定資産 | 2,328 | 25.5%増 | | 有形固定資産 | 141 | 1.3%増 | | 無形固定資産 | 1,290 | 32.2%増 | | 投資その他の資産 | 896 | 21.3%増 | | 資産合計 | 5,261 | 32.3%増 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動負債 | 2,470 | 31.2%増 | | 支払手形及び買掛金 | 927 | 30.4%増 | | 短期借入金 | 200 | △13.0%減 | | その他 | 1,343 | 記載なし | | 固定負債 | 829 | 106.4%増 | | 長期借入金 | 591 | 167.2%増 | | その他 | 237 | 記載なし | | 負債合計 | 3,299 | 44.4%増 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 株主資本 | 1,937 | 15.1%増 | | 資本金 | 561 | 31.7%増 | | 利益剰余金 | 895 | △1.8%減 | | その他の包括利益累計額 | 0 | 記載なし | | 純資産合計 | 1,961 | 16.0%増 | | 負債純資産合計 | 5,261 | 32.3%増 |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は36.8%となり、前期の42.3%から低下しました。これは、M&Aに伴うのれんの増加や、運転資金調達のための長期借入金の増加が主な要因です。流動資産は現金及び預金の増加が顕著であり、運転資金の確保が進んでいます。一方で、負債合計も大幅に増加しており、財務の健全性については注意が必要です。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | 売上高比率(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 8,994 | 17.9%増 | 100.0% |
| 売上原価 | 7,048 | 20.3%増 | 78.4% |
| 売上総利益 | 1,946 | 8.3%増 | 21.6% |
| 販売費及び一般管理費 | 1,947 | 19.8%増 | 21.7% |
| 営業利益 | △1 | 大幅減(損失) | 0.0% |
| 営業外収益 | 14 | △7.0%減 | 0.2% |
| 営業外費用 | 6 | 30.4%増 | 0.1% |
| 経常利益 | 7 | △95.3%減 | 0.1% |
| 特別利益 | 0 | 記載なし | 0.0% |
| 特別損失 | 0 | 記載なし | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | 7 | △95.3%減 | 0.1% |
| 法人税等 | 23 | △60.9%減 | 0.3% |
| 当期純利益 | △16 | 大幅減(損失) | △0.2% |
損益計算書に対するコメント: 売上総利益は増加したものの、販売費及び一般管理費の増加がそれを上回り、営業利益は赤字に転落しました。特に、ブランド広告宣伝費用やM&A関連費用が販管費を押し上げたことが主因と考えられます。売上高営業利益率はマイナスとなり、収益性の悪化が顕著です。経常利益も大幅に減少し、当期純利益も赤字となりました。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
- 営業活動によるキャッシュフロー: 記載なし
- 投資活動によるキャッシュフロー: 記載なし
- 財務活動によるキャッシュフロー: 記載なし
- フリーキャッシュフロー: 記載なし
6. 今後の展望
2026年3月期の通期業績予想は、売上高12,200百万円(前期比18.5%増)、営業利益200百万円(前期比22.5%増)、経常利益200百万円(前期比14.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益110百万円(前期比21.1%増)、1株当たり当期純利益15.44円を据え置いています。M&Aによる事業拡大や、カインズとの資本業務提携によるリフォームサービスの提供拡大、マルチ職人の育成などを通じて、今後の成長を目指しています。しかし、第3四半期までの業績を踏まえると、通期予想達成には収益性の改善が不可欠です。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績:
- 住設DX事業: 売上高8,153百万円(前期比19.7%増)、セグメント損失1,923千円(前年同期は営業利益148,921千円)。ブランド広告宣伝費用の先行投資が影響。
- ソリューション事業: 売上高945百万円(前期比4.1%増)、セグメント利益11,440千円(前期比1.5%減)。
- 配当方針: 2026年3月期は配当予想なし。
- 株主還元施策: 記載なし。
- M&Aや大型投資: 株式会社IMI、株式会社キッチンワークスの株式取得を実施。株式会社カインズとの資本業務提携。
- 人員・組織変更: 記載なし。