2026年6月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
Zenken株式会社 (7371)
決算評価: 良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
Zenken株式会社は、2026年6月期第2四半期(中間期)において、売上高は微減となったものの、利益面では大幅な増加を達成しました。これは、前期に発生した一時費用の解消に加え、海外人材セグメントの成長が業績を牽引したことが主な要因です。貸借対照表においては、自己資本比率が85.3%と非常に高い水準を維持しており、財務の健全性は引き続き良好です。会社は中期経営計画『Roadto250』を策定し、海外人材セグメントの更なる成長、マーケティングセグメントでの差別化されたサービス強化、そしてM&A戦略の推進などを掲げており、持続的な成長を目指しています。
2. 業績結果
以下の数値は、2026年6月期第2四半期(中間期)の連結経営成績(累計)です。
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 2,717 | △0.8 |
| 営業利益 | 201 | 34.6 |
| 経常利益 | 242 | 40.9 |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | 196 | 19.5 |
| 1株当たり中間純利益(円銭) | 16.17 | - |
| 配当金(中間期) | 0.00 | - |
| 配当金(期末予想) | 26.00 | - |
業績結果に対するコメント: 売上高は前期比で微減となりましたが、これは主にマーケティングセグメントにおける新規受注の減少が影響したものです。一方で、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益は大幅に増加しました。この増益の主な要因として、前期に発生したオフィス移転に伴う一時費用の解消が挙げられます。また、海外人材セグメントにおけるエンジニア人材および介護人材の紹介が増加し、堅調な伸びを示したことも利益増加に貢献しました。配当については、中間配当は実施されていませんが、期末配当予想は26円となっており、株主還元への意欲が見られます。
3. 貸借対照表(バランスシート)
以下は、2025年12月31日時点の中間連結貸借対照表の主要項目です。
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(増減額:百万円) | |----------------------|---------------|------------------------| | 流動資産 | 5,256 | +151 | | 現金及び預金 | 4,509 | +201 | | 受取手形及び売掛金 | 277 | +44 | | 棚卸資産 | 103 | +32 | | その他 | 366 | △126 | | 固定資産 | 9,399 | +10 | | 有形固定資産 | 7,285 | △38 | | 無形固定資産 | 610 | △1 | | 投資その他の資産 | 1,503 | +50 | | 資産合計 | 14,655 | +162 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(増減額:百万円) | |----------------------|---------------|------------------------| | 流動負債 | 1,312 | +70 | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定負債 | 836 | △43 | | 長期借入金 | 377 | △67 | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 2,148 | +27 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(増減額:百万円) | |----------------------|---------------|------------------------| | 株主資本 | 12,409 | +38 | | 資本金 | 439 | +0 | | 利益剰余金 | 11,442 | +38 | | その他の包括利益累計額 | 96 | +96 | | 純資産合計 | 12,506 | +135 | | 負債純資産合計 | 14,655 | +162 |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は85.3%と非常に高く、財務の健全性は極めて良好です。流動資産は現金及び預金の増加により増加しました。固定資産では、投資有価証券の増加が目立ちます。負債合計は微増ですが、固定負債の長期借入金が減少しており、有利子負債の返済が進んでいることが伺えます。純資産は、利益剰余金の増加とその他有価証券評価差額金の増加により増加しました。全体として、安定した財務基盤を維持しています。
4. 損益計算書
以下は、2026年6月期第2四半期(中間期)の連結損益計算書の主要項目です。
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | 売上高比率(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 2,717 | △0.8 | 100.0% |
| 売上原価 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 売上総利益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 販売費及び一般管理費 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 営業利益 | 201 | 34.6 | 7.4% |
| 営業外収益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 営業外費用 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 経常利益 | 242 | 40.9 | 8.9% |
| 特別利益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 特別損失 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 税引前当期純利益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 法人税等 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 当期純利益 | 196 | 19.5 | 7.2% |
損益計算書に対するコメント: 売上高は微減でしたが、営業利益率は7.4%、経常利益率は8.9%と、前期と比較して大幅に改善しています。これは、前期に発生したオフィス移転に伴う一時費用の解消が大きく寄与した結果です。当期純利益も19.5%増加しており、収益性の向上が顕著です。セグメント別の詳細を見ると、マーケティングセグメントは減収減益となったものの、海外人材セグメントの増収増益が全体をカバーし、不動産セグメントも安定した収益を上げています。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
- 営業活動によるキャッシュフロー: 279,663千円(資金の獲得)
- 投資活動によるキャッシュフロー: 149,746千円(資金の獲得)
- 財務活動によるキャッシュフロー: △227,857千円(資金の支出)
- フリーキャッシュフロー: 営業活動によるCF + 投資活動によるCF = 429,409千円
キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローは堅調に資金を獲得しており、事業活動から安定したキャッシュを生み出しています。投資活動によるキャッシュフローもプラスとなっており、貸付金の回収が主な要因です。財務活動によるキャッシュフローは、配当金の支払いと長期借入金の返済によりマイナスとなっています。全体として、フリーキャッシュフローもプラスであり、財務的な柔軟性は保たれています。
6. 今後の展望
会社は2026年6月期通期の業績予想を据え置いており、売上高58億円(前期比4.8%増)、営業利益5億円(同29.4%増)、経常利益4.9億円(同22.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3.5億円(同2.3%増)を見込んでいます。中期経営計画『Roadto250』では、2030年6月期に連結売上高130億円、連結営業利益30億円を目指しており、海外人材セグメントの成長を中核に、マーケティングセグメントでの差別化強化、M&A戦略の推進、株主還元の強化などを図ります。東証プライム市場への上場も視野に入れた企業体質の進化を目指しています。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績:
- マーケティングセグメント: 売上高1,736百万円(5.7%減)、セグメント利益355百万円(25.0%減)
- 海外人材セグメント: 売上高747百万円(12.5%増)、セグメント利益61百万円(23.2%増)
- 不動産セグメント: 売上高233百万円(0.0%増)、セグメント利益169百万円(3.8%増)
- 配当方針: 2026年6月期通期配当予想は26円。
- 株主還元施策: 中間配当は実施せず、期末配当を実施。
- M&Aや大型投資: 中期経営計画においてM&A戦略の推進を掲げています。
- 人員・組織変更: 記載なし。
その他の重要事項に対するコメント: セグメント別に見ると、マーケティングセグメントは減収減益となっていますが、海外人材セグメントが大幅な増収増益を達成し、会社全体の業績を牽引しています。不動産セグメントは安定した収益を維持しています。中期経営計画における具体的な目標達成に向け、今後の事業展開に注目が集まります。