2026年9月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
Retty株式会社 (7356)
決算評価: 普通主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
Retty株式会社の2026年9月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比で減少したものの、コスト削減努力が奏功し、利益面では黒字転換を達成しました。売上高は、飲食店支援サービスにおける店舗数の減少が響きましたが、ARPU(月額固定支払いのあるお店会員の当社売上計上ベースの単価)は季節要因により増加しました。費用面では、売上原価および販売費及び一般管理費がそれぞれ減少しており、収益性の改善が見られます。通期業績予想に変更はなく、今後の収益性強化に向けた取り組みが注目されます。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 424 | △4.8% |
| 営業利益 | 12 | 黒転(前期△1) |
| 経常利益 | 7 | 黒転(前期△3) |
| 当期純利益 | 7 | 黒転(前期△3) |
| 1株当たり当期純利益 | 0.47 | 黒転(前期△0.26) |
| 配当金 | 記載なし |
業績結果に対するコメント: 当第1四半期は、売上高が前年同期比で4.8%減少しました。これは、一部代理店チャネルでの新規参画店舗数の減少や、フル従量プランの獲得戦略変更による店舗数減少が主な要因です。しかし、飲食店支援サービスにおけるARPUは、12月の季節要因(忘年会需要)により前四半期比で1.4千円増加しました。 費用面では、売上原価が13.5%減、販売費及び一般管理費が5.0%減と、大幅なコスト削減が実現しました。これにより、営業利益は12百万円となり、前年同期の営業損失から黒字転換しました。経常利益、当期純利益も同様に黒字転換を果たしました。 通期業績予想に変更はなく、売上高1,603百万円(前期比△1.7%)、営業利益47百万円(前期比141.5%増)、経常利益34百万円(前期比58.2%増)、当期純利益32百万円(前期比72.7%増)を見込んでいます。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 流動資産 | 765 | +1 | | 現金及び預金 | 324 | △44 | | 受取手形及び売掛金 | 260 | +34 | | 棚卸資産 | 記載なし | | | その他 | 219 | +10 | | 固定資産 | 186 | +18 | | 有形固定資産 | 1 | △0 | | 無形固定資産 | 119 | +19 | | 投資その他の資産 | 66 | △1 | | 資産合計 | 951 | +18 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 流動負債 | 288 | +24 | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | | | 短期借入金 | 39 | +7 | | その他 | 249 | +17 | | 固定負債 | 316 | △12 | | 長期借入金 | 316 | △12 | | その他 | 記載なし | | | 負債合計 | 604 | +11 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 株主資本 | 343 | +7 | | 資本金 | 39 | 0 | | 利益剰余金 | △673 | +7 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | | | 純資産合計 | 346 | +7 | | 負債純資産合計 | 950 | +18 |
貸借対照表に対するコメント: 当第1四半期末の総資産は951百万円となり、前期末比で18百万円増加しました。これは主に、ソフトウェアの増加(15百万円)など無形固定資産の増加によるものです。 負債合計は604百万円となり、前期末比で11百万円増加しました。流動負債が増加した一方、固定負債は減少しました。 純資産合計は346百万円となり、前期末比で7百万円増加しました。これは、当四半期の純利益7百万円が利益剰余金に計上されたことによるものです。 自己資本比率は36.1%となり、前期末の36.0%から微増しており、財務の安定性は維持されています。流動比率や当座比率などの安全性指標は、詳細なデータがないため算出できませんが、流動負債の増加に対して流動資産も増加していることから、一定の流動性は保たれていると推測されます。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | 売上高比率 (%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 424 | △4.8% | 100.0% |
| 売上原価 | 138 | △13.5% | 32.5% |
| 売上総利益 | 286 | 0.0% | 67.5% |
| 販売費及び一般管理費 | 274 | △5.0% | 64.6% |
| 営業利益 | 12 | 黒転 | 2.8% |
| 営業外収益 | 0 | △35.2% | 0.0% |
| 営業外費用 | 5 | +209.5% | 1.2% |
| 経常利益 | 7 | 黒転 | 1.6% |
| 特別利益 | 記載なし | ||
| 特別損失 | 記載なし | ||
| 税引前当期純利益 | 7 | 黒転 | 1.6% |
| 法人税等 | 記載なし | ||
| 当期純利益 | 7 | 黒転 | 1.6% |
損益計算書に対するコメント: 当第1四半期の売上高は424百万円で、前年同期比4.8%減少しました。しかし、売上原価を13.5%削減したことにより、売上総利益は前期比でほぼ横ばいの286百万円を維持しました。 販売費及び一般管理費も5.0%削減されており、これらのコスト削減努力が営業利益の黒字転換に大きく貢献しました。営業利益は12百万円となり、前年同期の営業損失から改善しました。 営業外費用は固定資産除却損の増加などにより増加しましたが、全体としては経常利益、当期純利益ともに黒字を確保しました。 売上高営業利益率は2.8%となり、収益性の改善が見られます。ROE(自己資本利益率)は、詳細なデータがないため算出できませんが、利益の黒字化はポジティブな兆候です。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
当第1四半期累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。 減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む)は、当第1四半期累計期間で5百万円でした。
6. 今後の展望
Retty株式会社は、2026年9月期の通期業績予想に変更はなく、売上高1,603百万円(前期比△1.7%)、営業利益47百万円(前期比141.5%増)など、利益の大幅な増加を見込んでいます。 主な対応策として、①飲食店支援サービスの売上純増(直販チャネル強化、営業生産性改善)、②コストコントロールの継続(AI実装、業務プロセス削減による工数圧縮)を挙げています。これらの取り組みにより、収益性の強化と利益率の向上を目指しています。 継続企業の前提に重要な不確実性は認められないと判断していますが、売上高の減少傾向や営業キャッシュフローが継続してマイナスであった過去の状況を踏まえると、今後の売上回復とキャッシュフロー改善が重要な課題となります。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: Retty株式会社は実名型グルメプラットフォーム「Retty」運営事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略されています。
- 配当方針: 2025年9月期は年間配当金0円でした。2026年9月期(予想)も0円となっています。
- 株主還元施策: 配当以外での具体的な株主還元施策に関する記載はありません。
- M&Aや大型投資: 決算短信上、特筆すべきM&Aや大型投資に関する記載はありません。
- 人員・組織変更: 決算短信上、特筆すべき人員・組織変更に関する記載はありません。