適時開示情報 要約速報

更新: 2026-04-03 09:15:30
決算 2026-02-13T16:00

2026年6月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社アイリックコーポレーション (7325)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社アイリックコーポレーションは、2026年6月期第2四半期(中間期)において、堅調な業績を達成しました。売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益の全てにおいて前年同期比で増加しており、特に売上高と営業利益の伸びが顕著です。これは、主力の「保険クリニック事業」の拡大と「システム事業」の成長が業績を牽引した結果です。全体として、同社は成長軌道に乗っており、今後の更なる発展が期待されます。

2. 業績結果

科目 当期(百万円) 前期(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 5,282 4,479 17.9
営業利益 325 263 23.6
経常利益 329 268 23.0
親会社株主に帰属する中間純利益 168 156 7.2
1株当たり中間純利益(円) 20.55 19.11 7.5
年間配当金(予想)(円) 32.00 30.00 6.7

業績結果に対するコメント: 当中間連結会計期間における業績は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益の全てにおいて前年同期比で増加しました。特に、売上高は17.9%増、営業利益は23.6%増と大幅な伸びを示しており、好調な業績と言えます。 「保険クリニック事業」では、店舗数の増加と集客施策の効果により、来店予約数および成約件数が大幅に増加しました。また、「システム事業」においても、AIを活用したプロダクトサービスの拡充により、ライセンス収入や保守・運用によるストック収入が着実に増加し、売上高・セグメント利益ともに大幅な増加となりました。 一方で、「ソリューション事業」は、一部大手取引先との契約解除の影響等により、売上高・セグメント利益ともに減少しました。 1株当たり中間純利益も増加しており、株主還元としては年間配当予想も前期比で増配となっています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 流動資産 | 3,350 | △479 | | 現金及び預金 | 1,840 | △382 | | 受取手形及び売掛金 | 1,163 | △69 | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 350 | △28 | | 固定資産 | 2,786 | 564 | | 有形固定資産 | 389 | 69 | | 無形固定資産 | 1,648 | 427 | | 投資その他の資産 | 748 | 67 | | 資産合計 | 6,136 | 84 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 流動負債 | 2,172 | 112 | | 支払手形及び買掛金 | 89 | 8 | | 短期借入金 | 500 | 500 | | その他 | 1,583 | △404 | | 固定負債 | 85 | 38 | | 長期借入金 | 18 | 18 | | その他 | 67 | 20 | | 負債合計 | 2,257 | 150 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 株主資本 | 3,806 | △77 | | 資本金 | 1,354 | 0 | | 利益剰余金 | 1,538 | △77 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 3,878 | △65 | | 負債純資産合計 | 6,136 | 84 |

貸借対照表に対するコメント: 総資産は前期末比で84百万円増加し、6,136百万円となりました。流動資産は現金及び預金の減少等により479百万円減少しましたが、固定資産は無形固定資産の増加等により564百万円増加し、資産全体の増加を牽引しました。 負債合計は150百万円増加し、2,257百万円となりました。流動負債では短期借入金が500百万円増加した一方、契約負債が減少しました。 純資産合計は65百万円減少し、3,878百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する中間純利益を計上したものの、配当金の支払い等により利益剰余金が減少したためです。 自己資本比率は62.0%(前期末は64.2%)となり、依然として高い水準を維持しており、財務の健全性は良好です。流動比率や当座比率などの安全性指標に関する具体的な数値は開示されていませんが、自己資本比率の高さから、短期的な支払い能力にも問題はないと考えられます。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(百万円) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 5,282 4,479 100.0%
売上原価 1,272 1,022 24.1%
売上総利益 4,010 3,457 75.9%
販売費及び一般管理費 3,685 3,194 69.8%
営業利益 325 263 6.2%
営業外収益 16 15 0.3%
営業外費用 12 10 0.2%
経常利益 329 268 6.2%
特別利益 0 15 0.0%
特別損失 25 12 0.5%
税引前当期純利益 304 270 5.8%
法人税等 125 111 2.4%
当期純利益 179 158 3.4%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比17.9%増と大きく伸長しました。売上原価も増加しましたが、売上総利益は前期比で増加し、売上総利益率は75.9%と高い水準を維持しています。 販売費及び一般管理費は増加しましたが、売上高の伸びがそれを上回り、営業利益は23.6%増となりました。営業利益率は6.2%です。 営業外損益はほぼ横ばいであり、経常利益も23.0%増と堅調に推移しました。 特別損失が発生しましたが、税引前当期純利益は前期比で増加しました。法人税等を差し引いた当期純利益も7.2%増となり、増収増益を達成しました。 ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)などの収益性指標に関する具体的な数値は開示されていませんが、利益段階での増加は、事業運営の効率性が向上していることを示唆しています。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュフロー: 70百万円(前年同期は163百万円の獲得)
  • 投資活動によるキャッシュフロー: 835百万円(前年同期は199百万円の使用)
  • 財務活動によるキャッシュフロー: 283百万円(前年同期は208百万円の使用)
  • フリーキャッシュフロー: 記載なし(営業CF - 投資CF で計算可能だが、投資CFの項目が詳細でないため算出困難)

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローは前年同期比で減少しましたが、プラスを維持しています。これは、税金等調整前当期純利益の増加があったものの、未払金や契約負債の減少、法人税等の支払額の増加などが影響したと考えられます。 投資活動によるキャッシュフローは大幅なプラスとなりました。これは、無形固定資産の取得や事業譲受による支出があったものの、定期預金の預入による支出がそれを上回ったためです。 財務活動によるキャッシュフローはプラスとなりました。これは、短期借入金の増加が配当金の支払い等を上回ったためです。 全体として、投資活動によるキャッシュフローが大きくプラスとなったことで、現金及び現金同等物は期末で1,740百万円となりました。

6. 今後の展望

株式会社アイリックコーポレーションは、2026年6月期を初年度とする3か年計画をスタートさせており、「更なる成長と資本効率の両立」を基本方針としています。 「保険クリニック事業」では、ブランド力強化による成約件数・顧客満足度の向上を目指し、Web広告やSNS施策を継続するとともに、FC加盟店への支援強化を進めます。 「ソリューション事業」では、ASシリーズを保険業界に特化したバーティカルSaaSとして確立するため、プロダクト開発を加速させていく方針です。 通期の連結業績予想に変更はなく、売上高112億88百万円(前期比19.8%増)、営業利益8億44百万円(同13.9%増)、経常利益8億48百万円(同12.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5億7百万円(同16.4%増)を見込んでいます。 リスク要因としては、保険業界における法改正への対応や、物価上昇による個人消費への影響、金融資本市場における金利水準の変動などが挙げられます。成長機会としては、顧客本位の業務運営や体制整備義務の強化といった改正保険業法への対応を契機とした、信頼性の高いサービス提供体制の強化が期待されます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 保険クリニック事業: 売上高 2,746百万円(前年同期比19.2%増)、セグメント利益 410百万円(同21.6%増)
    • FA事業: 売上高 1,110百万円(前年同期比20.8%増)、セグメント利益 39百万円(前期は25百万円の損失)
    • ソリューション事業: 売上高 655百万円(前年同期比5.5%減)、セグメント利益 163百万円(同37.6%減)
    • システム事業: 売上高 997百万円(前年同期比26.1%増)、セグメント利益 88百万円(同57.1%増)
  • 配当方針: 2026年6月期年間配当予想は32.00円(前期実績30.00円)となっており、増配となっています。
  • 株主還元施策: 配当予想の増額は株主還元への意欲を示しています。
  • M&Aや大型投資: 「保険クリニック事業」において、2025年7月および12月に事業譲受を実施しています。
  • 人員・組織変更: 報告セグメントを従来の3セグメントから4セグメントに変更しています(「保険クリニック事業」「FA事業」「ソリューション事業」「システム事業」)。