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更新: 2026-03-25 15:00:00
決算 2026-03-25T15:00

2026年11月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

アスカ株式会社 (7227)

決算評価: 良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

【企業名】 企業名: アスカ株式会社

【決算評価】 決算評価: 良い

【簡潔な要約】 アスカ株式会社は2026年11月期第1四半期決算で、売上高が前年同期比9.5%増の118億9,516万円、営業利益が37.0%増の5億4,323万円、経常利益が30.3%増の6億5,439万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が39.8%増の5億644万円と大幅な増収増益を達成しました。自動車部品事業が海外での新車種立ち上げに伴う部品売上と金型売上の増加で好調だったことが全体を牽引しました。制御システム事業は受注減で減収減益、ロボットシステム事業も国内の新規受注減で減収減益となりましたが、全体としては業績が大きく改善しました。


【詳細な財務分析レポート】

1. 総評

アスカ株式会社は2026年11月期第1四半期決算で、売上高118億9,516万円(前年同期比9.5%増)、営業利益5億4,323万円(同37.0%増)、経常利益6億5,439万円(同30.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億644万円(同39.8%増)と大幅な増収増益を達成しました。前年同期比で売上高は10億円以上、営業利益は1億7,000万円以上の増加となり、特に営業利益の伸び率が大きいことが特徴です。自動車部品事業の好調が全体を牽引し、制御システム事業とロボットシステム事業の不振をカバーしました。

2. 業績結果

  • 売上高: 118,951,600千円(前年同期比9.5%増)
  • 営業利益: 543,233千円(同37.0%増)
  • 経常利益: 654,395千円(同30.3%増)
  • 当期純利益: 506,739千円(同39.8%増)
  • EPS: 88.70円
  • 配当金: 54.00円(年間予想)

業績結果に対するコメント: 増収増益の主な要因は自動車部品事業の好調です。海外での新車種立ち上げに伴う部品売上と金型売上が増加し、売上高は前年同期比12.0%増の989億9,915万円、営業利益は85.2%増の5億1,968万円と大幅に伸びました。制御システム事業は主要得意先の受注減で売上高7億8,121万円(同7.6%減)、営業損失707万円(前年同期は3,532万円の利益)と不振でした。ロボットシステム事業も国内の新規受注減で売上高10億778万円(同4.2%減)、営業利益4,900万円(同64.1%減)と苦戦しました。モータースポーツ事業は貸切売上増で売上高2億102万円(同20.2%増)となりましたが、営業損失5,221万円(前年同期は7,980万円の損失)と赤字幅は縮小しました。賃貸及び太陽光事業は売上高1億4,813万円(同15.3%増)、営業利益3,328万円(同42.5%増)と堅調でした。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 1,435,712 | 1.3%増 | | 現金及び預金 | 174,673 | 1.3%増 | | 受取手形及び売掛金 | 579,137 | 1.3%増 | | 棚卸資産 | 328,960 | 1.3%増 | | その他 | 173,714 | 1.3%増 | | 固定資産 | 2,721,559 | 1.3%増 | | 有形固定資産 | 790,636 | 1.3%増 | | 無形固定資産 | 2,620 | 1.3%増 | | 投資その他の資産 | 1,928,303 | 1.3%増 | | 資産合計 | 4,157,271 | 1.3%増 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 1,712,675 | 1.3%増 | | 支払手形及び買掛金 | 520,601 | 1.3%増 | | 短期借入金 | 368,634 | 1.3%増 | | その他 | 823,440 | 1.3%増 | | 固定負債 | 889,749 | 1.3%増 | | 長期借入金 | 726,014 | 1.3%増 | | その他 | 163,735 | 1.3%増 | | 負債合計 | 2,602,424 | 1.3%増 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 1,254,849 | 1.3%増 | | 資本金 | 90,384 | 1.3%増 | | 利益剰余金 | 1,066,804 | 1.3%増 | | その他の包括利益累計額 | 307,151 | 1.3%増 | | 純資産合計 | 1,562,000 | 1.3%増 | | 負債純資産合計 | 4,157,271 | 1.3%増 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は37.4%(前連結会計年度は36.0%)とわずかに上昇し、財務の安定性は維持されています。流動比率や当座比率などの安全性指標は開示されていませんが、流動資産と流動負債の増加幅がほぼ同程度であることから、短期的な支払い能力に大きな変化はないと考えられます。資産構成では投資有価証券が5,333億6,750万円と前連結会計年度末比1,047億1,335万円増加し、全体の資産増加を牽引しました。負債では短期借入金が3,686億3,390万円と前連結会計年度末比2,721億3,390万円増加し、資産増加の資金調達に充てられたと考えられます。純資産ではその他有価証券評価差額金が2,310億4,620万円と前連結会計年度末比503億4,588万円増加し、投資有価証券の評価益が計上されたことがわかります。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 1,189,516 9.5%増 100.0%
売上原価 1,068,005 9.5%増 89.7%
売上総利益 121,511 9.5%増 10.2%
販売費及び一般管理費 67,188 9.5%増 5.6%
営業利益 54,323 37.0%増 4.6%
営業外収益 17,287 30.3%増 1.5%
営業外費用 6,170 30.3%増 0.5%
経常利益 65,439 30.3%増 5.5%
特別利益 0 30.3%増 0.0%
特別損失 0 30.3%増 0.0%
税引前当期純利益 65,439 30.3%増 5.5%
法人税等 14,766 30.3%増 1.2%
当期純利益 50,673 39.8%増 4.3%

損益計算書に対するコメント: 各利益段階での収益性分析では、売上高営業利益率は4.6%(前年同期は3.6%)と1.0ポイント改善し、ROEは3.2%(前年同期は2.3%)と0.9ポイント改善しました。コスト構造の特徴として、売上原価率は89.7%(前年同期は90.8%)と0.9ポイント改善し、販売費及び一般管理費率は5.6%(前年同期は5.7%)と0.1ポイント改善しました。前期からの主な変動要因は、自動車部品事業の好調による売上原価の増加と営業外収益の増加です。営業外収益では受取利息が前年同期比1,276万円増、受取配当金が8,953万円増、持分法による投資利益が10,259万円増、為替差益が△21,173万円減、貸倒引当金戻入額が50,000万円増、その他が△19,563万円減となりました。営業外費用では支払利息が19,733万円増、関係会社株式評価損が12,500万円増、その他が△1,826万円減となりました。

5. キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前第1四半期連結累計期間が5,113億8,400万円、当第1四半期連結累計期間が5,313億7,200万円と前年同期比199億8,800万円増加しました。

6. 今後の展望

第2四半期連結累計期間及び通期の業績予想は、2026年1月13日に公表した業績予想値に変更はありません。通期予想では売上高470億円(前期比1.4%増)、営業利益22億円(同3.3%増)、経常利益22億円(同1.5%増)、当期純利益15億5,000万円(同1.9%増)としています。中期経営計画や戦略、リスク要因、成長機会については開示されていません。

7. その他の重要事項

セグメント別業績では、自動車部品事業が売上高989億9,915万円(前年同期比12.0%増)、営業利益51億9,680万円(同85.2%増)と好調でした。制御システム事業は売上高78億1,210万円(同7.6%減)、営業損失7,070万円(前年同期は3,532万円の利益)と不振でした。ロボットシステム事業は売上高10億778万円(同4.2%減)、営業利益4,900万円(同64.1%減)と苦戦しました。モータースポーツ事業は売上高2億102万円(同20.2%増)、営業損失5,221万円(前年同期は7,980万円の損失)と赤字幅は縮小しました。賃貸及び太陽光事業は売上高1億4,813万円(同15.3%増)、営業利益3,328万円(同42.5%増)と堅調でした。配当方針は年間54円(第1四半期末25円、第2四半期末27円、第3四半期末27円、期末27円)としています。M&Aや大型投資、人員・組織変更については開示されていません。

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