適時開示情報 要約速報

更新: 2026-02-13 16:50:00
決算 2026-02-13T16:50

2026年6月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

ジャパンクラフトホールディングス株式会社 (7135)

決算評価: 普通

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

ジャパンクラフトホールディングス株式会社の2026年6月期第2四半期(中間期)連結業績は、売上高が前年同期比0.8%減の66億62百万円となりました。営業損失は1億30百万円、経常損失は1億57百万円と、前年同期とほぼ同水準の損失となりました。しかしながら、親会社株主に帰属する中間純損失は1億49百万円となり、前年同期の3億61百万円から大幅に改善しました。これは、特別利益の計上などが寄与した結果です。小売事業は増収増益を達成しましたが、出版・教育事業の減収が全体の業績に影響を与えています。厳しい経営環境下、同社は新中期経営計画を推進し、手芸市場の持続的な成長を目指しています。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 6,662 △0.8
営業利益 △130
経常利益 △157
親会社株主に帰属する中間純利益 △149
1株当たり中間純利益 △4.01
配当金(中間配当) 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は微減となりましたが、営業利益・経常利益は前年同期とほぼ横ばいの損失幅にとどまりました。特に、親会社株主に帰属する中間純損失は大幅に改善しており、これは特別利益の計上(投資有価証券売却益 43百万円)が寄与したと考えられます。 小売事業では、IPコンテンツ活用商品や編み物関連イベントなどが奏功し、売上高は前年同期比1.3%増、営業利益は70百万円(前年同期比360.7%増)と好調でした。一方、出版・教育事業は、出版業界の縮小や新刊出版の遅れなどにより、売上高は前年同期比7.6%減、営業損失は30百万円となりました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 流動資産 | 8,038 | 5.4 | | 現金及び預金 | 2,429 | 5.4 | | 受取手形及び売掛金 | 914 | △1.8 | | 棚卸資産 | 4,098 | 5.3 | | その他 | 572 | 19.0 | | 固定資産 | 3,917 | △0.3 | | 有形固定資産 | 2,989 | 0.1 | | 無形固定資産 | 50 | 19.9 | | 投資その他の資産 | 877 | △2.6 | | 資産合計 | 11,955 | 3.5 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|----------------|--------------| | 流動負債 | 6,261 | 10.8 | | 支払手形及び買掛金 | 647 | 39.9 | | 短期借入金 | 2,980 | 20.2 | | その他 | 784 | △13.1 | | 固定負債 | 2,263 | 1.9 | | 長期借入金 | 656 | 13.3 | | その他 | 1,607 | △0.7 | | 負債合計 | 8,524 | 8.4 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 株主資本 | 3,353 | △7.2 | | 資本金 | 100 | 0.0 | | 利益剰余金 | 3,066 | △3.2 | | 自己株式 | △7 | 0.2 | | その他の包括利益累計額 | 55 | △3.7 | | 純資産合計 | 3,430 | △7.7 | | 負債純資産合計 | 11,955 | 3.5 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は28.5%(前期末31.8%)と低下しており、財務の安全性がやや低下しています。流動資産は増加しましたが、流動負債もそれを上回るペースで増加しており、流動比率や当座比率の悪化が懸念されます。特に短期借入金が5億円増加したことが負債合計の増加に大きく影響しています。純資産は、配当金の支払いと中間純損失の計上により減少しました。資産構成としては、棚卸資産が引き続き大きな割合を占めています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 6,662 △0.8 100.0%
売上原価 2,898 1.9 43.5%
売上総利益 3,763 △2.9 56.5%
販売費及び一般管理費 3,894 △2.8 58.5%
営業利益 △130 △2.0%
営業外収益 12 45.7 0.2%
営業外費用 39 9.7 0.6%
経常利益 △157 △2.4%
特別利益 43 0.6%
特別損失 0 0.0%
税金等調整前中間純利益 △114 △62.6 △1.7%
法人税等 35 △28.1 0.5%
当期純利益 △149 △58.7 △2.2%

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は56.5%と、前年同期の57.9%から低下しました。これは売上原価の増加が売上高の減少を上回ったためです。販売費及び一般管理費も売上高比率で増加しており、収益性の悪化に繋がっています。営業利益、経常利益は赤字が継続していますが、損失幅はほぼ横ばいです。当期純利益は、特別利益の計上により、前年同期比で大幅な改善(損失額の縮小)となりました。売上高営業利益率はマイナスですが、特別利益の計上により税金等調整前中間純利益および当期純利益は改善しています。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: △406百万円(前年同期は△669百万円)
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △5百万円(前年同期は△160百万円)
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: 536百万円(前年同期は1,613百万円)
  • フリーキャッシュフロー: 記載なし(営業CF + 投資CFで概算すると△411百万円)

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に引き続きマイナスですが、使用額は減少しました。これは、税金等調整前中間純損失の改善や仕入債務の増加などが要因です。投資活動によるキャッシュ・フローは、支出が大幅に減少しました。財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加によりプラスとなりました。

6. 今後の展望

2026年6月期の通期連結業績予想は、売上高145億98百万円(前期比3.9%増)、営業利益3億34百万円(前期比408.7%増)、経常利益2億62百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1億78百万円(前期比大幅増)と、通期では増収増益を見込んでいます。 新中期経営計画(2026年6月期~2028年6月期)では、「手芸市場における持続的な成長実現」を目指し、「手芸の裾野拡大」「収益性の向上」「グループシナジーの深化」を骨子としています。ライトユーザーの取り込み強化、グループ各社の強みを活かした商品開発、仕入・マーケティング機能の一元化などを推進していく方針です。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 小売事業: 売上高52億25百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益70百万円(前年同期比360.7%増)
    • 出版・教育事業: 売上高14億71百万円(前年同期比7.6%減)、営業損失30百万円(前年同期は0百万円の営業損失)
  • 配当方針: 2026年6月期は年間3.00円の配当を予想しています。
  • 株主還元施策: 中間配当は実施せず、期末配当を予定しています。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 記載なし。

その他の重要事項に対するコメント: セグメント別では、小売事業の好調が目立ちますが、出版・教育事業の落ち込みが全体の業績に影響を与えています。新中期経営計画におけるグループシナジーの深化が、今後の業績改善の鍵となりそうです。通期業績予想は大幅な増益を見込んでおり、下期での巻き返しに期待がかかります。