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更新: 2026-04-03 09:15:57
決算 2026-02-05T15:30

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

フォースタートアップス 株式会社 (7089)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

フォースタートアップス株式会社の2026年3月期第3四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)の決算は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて、前年同期比で大幅な増加を達成し、非常に好調な業績となりました。これは、中期経営方針に沿った事業戦略の実行が奏功した結果であり、特にヒューマンキャピタル事業における生産性向上と高単価案件の増加、オープンイノベーション事業の拡大が業績を牽引しました。財政状態も自己資本比率58.6%と安定しており、今後の成長に向けた強固な基盤が伺えます。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前年同期比(%)
売上高(営業収益) 3,593 34.3
営業利益 624 209.2
経常利益 591 196.8
親会社株主に帰属する四半期純利益 452 214.6
1株当たり四半期純利益(円銭) 68.54 記載なし
配当金(円銭) 0.00 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は前年同期比34.3%増と堅調に伸びています。特に、営業利益は同209.2%増、経常利益は同196.8%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は同214.6%増と、利益面での伸びが売上高の伸びを大きく上回っています。これは、ヒューマンキャピタル事業における「社員一人あたり決定件数(生産性)」の向上や、高年収帯・手数料率の高い案件での成約増加による単価上昇が大きく寄与したためと考えられます。オープンイノベーション事業においても、案件消化の進展や有料会員サービスの契約数増加、料金改定が売上増に貢献しました。ベンチャーキャピタル事業では、管理費用や投資有価証券評価損の影響で損失が発生していますが、全体業績への影響は限定的です。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|---------------|-----------------| | 流動資産 | 3,089 | 276.8 | | 現金及び預金 | 2,007 | 112.4 | | 受取手形及び売掛金 | 534 | 50.0 | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 56 | 18.4 | | 固定資産 | 1,325 | 471.8 | | 有形固定資産 | 317 | △30.7 | | 無形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 投資その他の資産 | 1,007 | 502.4 | | 資産合計 | 4,414 | 748.6 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|---------------|-----------------| | 流動負債 | 1,109 | 321.0 | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 173 | 39.8 | | 固定負債 | 313 | △85.5 | | 長期借入金 | 313 | △85.5 | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 1,422 | 235.5 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|---------------|-----------------| | 株主資本 | 2,585 | 421.5 | | 資本金 | 238 | 0.4 | | 利益剰余金 | 2,108 | 56.7 | | 自己株式 | △0 | 364.0 | | その他の包括利益累計額 | 0 | △0.2 | | 純資産合計 | 2,992 | 513.1 | | 負債純資産合計 | 4,414 | 748.6 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は58.6%(前期は59.0%)と、引き続き高い水準を維持しており、財務の健全性は良好です。資産合計は748億6百万円増加し、特に「投資その他の資産」が502億4百万円増加している点が特徴的です。これは、投資有価証券の増加(512億7千1百万円増)が主な要因と考えられます。負債合計は235億5千万円増加しましたが、その内訳を見ると、長期借入金が85億5千万円減少しており、有利子負債の削減傾向が見られます。流動負債は321億0百万円増加しており、未払法人税等(152億4千6百万円増)や未払消費税等(119億7千3百万円増)の増加が目立ちます。純資産は513億1千万円増加しており、利益剰余金の増加(567億1千6百万円増)が主な要因です。自己株式の減少(364億0百万円減)も純資産の増加に寄与しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 3,593 34.3 100.0%
売上原価 746 65.7 20.8%
売上総利益 2,847 28.2 79.2%
販売費及び一般管理費 2,222 9.9 61.8%
営業利益 624 209.2 17.4%
営業外収益 9 128.0 0.3%
営業外費用 42 532.0 1.2%
経常利益 591 196.8 16.5%
特別利益 0 記載なし 0.0%
特別損失 0 △97.6 0.0%
税引前当期純利益 592 309.9 16.5%
法人税等 233 259.0 6.5%
当期純利益 358 186.3 10.0%

損益計算書に対するコメント: 売上高は34.3%増と大幅に増加しました。売上原価も増加しましたが、売上総利益は28.2%増となり、売上高比率も79.2%と高い水準を維持しています。販売費及び一般管理費は9.9%増に留まり、売上高の伸びに対して効率的に管理されていることが伺えます。その結果、営業利益は209.2%増と劇的に増加し、営業利益率は17.4%に達しました。営業外損益では、営業外費用が大きく増加していますが、経常利益も196.8%増と大幅に増加しました。特別損失は大幅に減少しました。法人税等も増加しましたが、当期純利益は186.3%増となり、利益水準が大幅に向上しています。

5. キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。

6. 今後の展望

2026年3月期の連結業績予想は、売上高5,100百万円(前期比38.1%増)、営業利益1,000百万円(同120.8%増)、経常利益920百万円(同104.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益700百万円(同97.9%増)と、通期でも大幅な増収増益を見込んでいます。これは、第3四半期までの好調な業績を踏まえ、業績予想を修正したものです。中期経営方針である「成長産業支援プラットフォーム」の構築を推進し、「質・量ともにNo.1のスタートアップHRの実現」「スタートアップ支援メニューの拡充」「M&Aなどによる事業規模の拡大」の3本柱で事業を拡大していく方針です。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • ヒューマンキャピタル事業:売上高31億54百万円(前年同期比34.5%増)、セグメント利益13億96百万円(同41.0%増)。入社数増加、人材紹介平均単価の上昇が寄与。
    • オープンイノベーション事業:売上高4億39百万円(前年同期比33.2%増)、セグメント利益57百万円(前年同期は40百万円の損失)。案件消化、有料会員サービス契約数増加、カンファレンス開催が寄与。
    • ベンチャーキャピタル事業:セグメント損失99百万円(前年同期は5百万円の損失)。管理費用、投資有価証券評価損の影響。
  • 配当方針: 2025年3月期、2026年3月期ともに配当は実施されていません。
  • 株主還元施策: 記載なし。
  • M&Aや大型投資: 中期経営方針にて「M&Aなどによる事業規模の拡大」を掲げており、今後の展開が注目されます。
  • 人員・組織変更: 報告セグメントの見直し(タレントエージェンシー&オープンイノベーション事業をヒューマンキャピタル事業とオープンイノベーション事業に区分)を実施。
  • 株式分割: 2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施。1株当たり当期純利益の算定に影響。
  • 連結範囲の変更: 新たに設立したアリカタ株式会社を連結範囲に含めました。
  • 持分法適用の範囲の変更: 株式を取得したGOジョブ株式会社を持分法適用の範囲に含めました。