適時開示情報 要約速報

更新: 2026-04-03 09:15:30
決算 2026-02-13T16:00

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)

株式会社ジモティー (7082)

決算評価: 普通

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社ジモティーは、2025年12月期において、売上高は前期比8.9%増と順調に成長しました。これは、地域情報プラットフォーム「ジモティー」の機能改善や、自治体連携リユース拠点「ジモティースポット」の展開が寄与した結果です。しかしながら、営業利益および経常利益は前期比で微減となりました。これは、サービス拡充のための投資や、一部コストの増加が影響したと考えられます。当期純利益はほぼ横ばいでした。財政状態は、自己資本比率が69.1%と健全であり、総資産も大幅に増加しています。今後の見通しとしては、FC展開を主軸とした「ジモティースポット」の収益性向上と、ネット売上における新たなマネタイズスキームの開発が注力される見込みです。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 1,932 8.9
営業利益 549 △1.8
経常利益 555 △1.5
当期純利益 472 0.1
1株当たり当期純利益(円) 47.71 △0.1
配当金(円) 0.00 -

業績結果に対するコメント: 売上高は、クラシファイドサイト「ジモティー」のプラットフォーム強化や、自治体連携リユース拠点「ジモティースポット」の多店舗展開が奏功し、前期比8.9%増と堅調に伸長しました。これは、地域内でのモノや情報のマッチングを推進する同社の事業戦略が着実に進展していることを示しています。 一方、営業利益は前期比1.8%減、経常利益は同1.5%減となりました。これは、プラットフォームの利便性向上やユーザー数拡大に向けた機能開発、および「ジモティースポット」の多店舗展開に伴う初期投資や運営コストの増加が、増収効果を上回ったためと考えられます。 当期純利益は前期比0.1%増と、ほぼ横ばいの結果となりました。これは、特別利益の計上(新株予約権戻入益)が、特別損失(投資有価証券評価損、有形固定資産売却損、有形固定資産除却損、減損損失)の計上を一部相殺したことによるものです。 1株当たり当期純利益は、株式分割の影響を考慮した上で、前期比で微減となっています。 配当については、当期および前期ともに実施されていません。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |--------------------|----------------|------------| | 流動資産 | 2,180 | 41.3 | | 現金及び預金 | 1,854 | 42.3 | | 受取手形及び売掛金 | 173 | 7.4 | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 153 | - | | 固定資産 | 270 | 52.6 | | 有形固定資産 | 93 | 273.4 | | 無形固定資産 | 14 | △12.9 | | 投資その他の資産 | 163 | 20.2 | | 資産合計 | 2,450 | 42.5 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |--------------------|----------------|------------| | 流動負債 | 475 | 33.3 | | 支払手形及び買掛金 | 16 | 70.0 | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 359 | - | | 固定負債 | 281 | 1119.5 | | 長期借入金 | 267 | 1677.7 | | その他 | 14 | - | | 負債合計 | 756 | 99.3 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |--------------------|----------------|------------| | 株主資本 | 1,694 | 26.4 | | 資本金 | 309 | 0.0 | | 利益剰余金 | 1,554 | 43.7 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 1,694 | 26.4 | | 負債純資産合計 | 2,450 | 42.5 |

貸借対照表に対するコメント: 当事業年度末の自己資本比率は69.1%(前期末77.9%)となり、前期比では低下しましたが、依然として高い水準を維持しており、財務の健全性は良好です。 流動資産は前期比41.3%増と大きく増加しており、特に現金及び預金が5517百万円増加したことが主な要因です。これは、営業活動によるキャッシュフローの増加や、財務活動による借入金の増加によるものと考えられます。 固定資産も前期比52.6%増と増加しており、有形固定資産の増加(建物、構築物、工具器具備品など)が顕著です。これは、「ジモティースポット」の多店舗展開に伴う設備投資の増加を示唆しています。 負債合計は前期比99.3%増と大幅に増加しました。特に固定負債の長期借入金が25166百万円増加したことが大きな要因です。これは、事業拡大のための資金調達を行ったことを示しています。 純資産合計は前期比26.4%増となりました。利益剰余金が4722百万円増加した一方で、自己株式の取得により1182百万円減少した結果、株主資本合計は3539百万円増加しました。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 1,932 8.9 100.0
売上原価 166 △9.7 8.6
売上総利益 1,766 20.5 91.4
販売費及び一般管理費 1,217 18.0 63.0
営業利益 550 △1.8 28.5
営業外収益 11 58.7 0.6
営業外費用 5 97.2 0.3
経常利益 556 △1.5 28.7
特別利益 0 - 0.0
特別損失 9 763.4 0.5
税引前当期純利益 547 △2.8 28.3
法人税等 75 △17.8 3.9
当期純利益 472 0.1 24.4

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比8.9%増と堅調に推移しました。売上原価は前期比9.7%減となり、売上総利益率は前期の84.3%から91.4%へと大幅に改善しました。これは、売上増加に対して売上原価の増加が抑制されたこと、あるいは原価管理の効率化が進んだことを示唆しています。 販売費及び一般管理費は前期比18.0%増となりました。これは、プラットフォームの機能開発やユーザー獲得のための投資、および「ジモティースポット」の多店舗展開に伴う人件費や広告宣伝費などの増加が影響していると考えられます。 その結果、営業利益は前期比1.8%減となりました。売上総利益の増加分が、販売費及び一般管理費の増加分を上回れなかったことが要因です。 営業外収益は増加しましたが、営業外費用も増加しており、経常利益は前期比1.5%減となりました。 特別利益として新株予約権戻入益が計上された一方、特別損失として投資有価証券評価損、有形固定資産売却損、有形固定資産除却損、減損損失が計上されました。 当期純利益は前期比0.1%増と、ほぼ横ばいの結果となりました。 売上高営業利益率は28.5%(前期31.5%)と低下しましたが、依然として高い収益性を維持しています。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 521,666千円(前期:396,450千円)
    • 税引前当期純利益の計上による増加が主な要因です。
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △135,922千円(前期:△33,531千円)
    • 敷金の差入による支出や有形固定資産の取得による支出が増加しました。
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: 165,968千円(前期:△180,579千円)
    • 長期借入れによる収入が増加し、自己株式の取得や長期借入金の返済による支出を上回りました。
  • 現金及び現金同等物期末残高: 1,854,213千円(前期:1,302,500千円)
    • 全体として、営業活動および財務活動からのキャッシュインが増加し、期末残高は大幅に増加しました。

6. 今後の展望

2026年12月期の業績予想として、売上高2,135百万円、営業利益549百万円、経常利益549百万円、当期純利益380百万円を見込んでいます。 「ジモティースポット」については、FC展開を加速させ、新規出店と1店舗あたりの収益性向上を目指します。 ネット売上については、広告単価の下落傾向を踏まえ、オプション商品の強化や決済機能開発など、配信型広告に依存しない新たなマネタイズスキームの開発を強化する方針です。 これらの戦略により、サービス全体の収益拡大を図る計画です。

7. その他の重要事項

  • セグメント情報: クラシファイドサイト運営事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はありません。
  • 配当方針: 現在、配当は実施されていません。
  • 株主還元施策: 公表されている情報からは、具体的な株主還元施策は確認できませんでした。
  • M&Aや大型投資: 公表されている情報からは、特筆すべきM&Aや大型投資に関する情報は確認できませんでした。
  • 人員・組織変更: 公表されている情報からは、特筆すべき人員・組織変更に関する情報は確認できませんでした。
  • 株式分割: 2025年7月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施しています。