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更新: 2026-02-13 17:00:00
決算 2026-02-13T17:00

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

INCLUSIVE Holdings株式会社 (7078)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

INCLUSIVE Holdings株式会社の2026年3月期第3四半期連結累計期間の業績は、売上高、利益ともに前期比で大幅な減少となり、厳しい状況となりました。特に、メディア事業の減収が業績全体を圧迫し、事業ポートフォリオの再構築を進める中で、コスト削減が追いつかず、損失幅が拡大しました。食関連事業のECは好調でしたが、ブランドコンサルティング事業の低迷が全体の足を引っ張る形となりました。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 2,875 △12.2%
営業利益 △592 -
経常利益 △585 -
親会社株主に帰属する四半期純利益 △242 -
1株当たり当期純利益(EPS) △24.17円 -
配当金 記載なし -

業績結果に対するコメント: 売上高は前年同期比12.2%減と大幅な減少となりました。これは主に、事業環境が悪化しているメディア事業の整理や、グループ会社間の事業統合を進める中で、メディア事業の減収が想定より進んだことが要因です。売上高の減少に伴い、利益面でも大幅な損失を計上しました。営業損失は5億92百万円、経常損失は5億85百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は2億42百万円となりました。前期と比較して、全ての利益指標で赤字幅が拡大しています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動資産 | 2,439 | △11.2% | | 現金及び預金 | 1,683 | △21.8% | | 受取手形及び売掛金 | 332 | △17.5% | | 棚卸資産 | 201 | +143.1% | | その他 | 98 | △10.4% | | 固定資産 | 892 | △12.0% | | 有形固定資産 | 497 | +4.0% | | 無形固定資産 | 173 | △22.3% | | 投資その他の資産 | 221 | △29.6% | | 資産合計 | 3,331 | △11.5% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動負債 | 956 | +4.7% | | 支払手形及び買掛金 | 265 | △9.3% | | 短期借入金 | 180 | △1.6% | | その他 | 323 | △2.3% | | 固定負債 | 662 | △8.1% | | 長期借入金 | 390 | △10.0% | | その他 | 90 | △12.3% | | 負債合計 | 1,618 | △0.9% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 株主資本 | 1,462 | △14.7% | | 資本金 | 14 | +1.7% | | 資本剰余金 | 1,530 | △46.5% | | 利益剰余金 | △81 | +93.0% | | その他の包括利益累計額 | △17 | +42.7% | | 新株予約権 | 82 | +11.7% | | 非支配株主持分 | 185 | △47.4% | | 純資産合計 | 1,713 | △19.5% | | 負債純資産合計 | 3,331 | △11.5% |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は43.4%(前期3,763百万円、45.3%)と、前期から低下しました。これは主に、純資産の部における資本剰余金の大幅な減少と、非支配株主持分の減少によるものです。流動資産は現金及び預金の減少が目立ちますが、棚卸資産が大幅に増加しています。固定資産では、無形固定資産や投資その他の資産が減少しています。負債合計は微減ですが、流動負債は増加しています。全体として、資産規模は縮小傾向にあり、純資産の減少が財務の健全性に影響を与えています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 2,875 △12.2% 100.0%
売上原価 1,958 △5.2% 68.1%
売上総利益 917 △24.1% 31.9%
販売費及び一般管理費 1,509 △7.9% 52.5%
営業利益 △592 - △20.6%
営業外収益 11 △51.6% 0.4%
営業外費用 5 △31.3% 0.2%
経常利益 △585 - △20.4%
特別利益 179 △3.7% 6.2%
特別損失 1 △60.0% 0.0%
税引前当期純利益 △407 - △14.2%
法人税等 △51 - △1.8%
当期純利益 △356 - △12.4%

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は31.9%と、前期の36.9%から低下しました。これは売上原価の売上高比率が上昇したためです。販売費及び一般管理費は売上高の減少率よりも低い減少率にとどまり、売上高比率が52.5%と前期の50.1%から上昇しました。これらの結果、営業利益は△592百万円と大幅な赤字となりました。特別利益として事業譲渡益などが計上されたものの、それを吸収しきれず、経常損失、税引前当期純損失、当期純損失もそれぞれ拡大しました。特に、親会社株主に帰属する当期純損失は△242百万円となりました。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

  • 営業活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • 投資活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • 財務活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • フリーキャッシュフロー: 記載なし

6. 今後の展望

会社は、2026年3月期の通期業績予想を据え置いており、売上高52億94百万円(前期比7.8%増)、営業利益△114百万円、経常利益△270百万円、当期純利益△277百万円(前期比40%減)としています。メディア事業の整理を進めつつ、地域創生、食関連事業、宇宙関連事業に注力し、事業拡大を目指す方針です。しかし、当第3四半期までの業績を踏まえると、通期での業績回復には不透明感が残ります。特に、ブランドコンサルティング事業におけるメディア向けデジタルマーケティング事業の不調や、一部営業投資有価証券の評価損が損失幅を増加させる要因となっています。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • ブランドコンサルティング事業: 売上高1,802百万円(前期比17.9%減)、セグメント損失187百万円。メディア関連案件の低調と、事業リストラに伴うコスト削減の遅れが響きました。
    • 食関連事業: 売上高1,064百万円(前期比1.2%減)、セグメント損失197百万円。EC事業は好調でしたが、実店舗の来客数伸び悩みや原材料費高騰の影響がありました。
    • 宇宙関連事業: 売上高8百万円、セグメント損失17百万円。子会社LAND INSIGHTの農業DXサービス「圃場DX」の導入は順調ですが、事業規模はまだ小さいです。
  • 配当方針: 2026年3月期は配当予想0円としており、株主還元施策は記載されていません。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 2025年10月1日付で持株会社体制へ移行しました。報告セグメントの区分と名称を変更し、事業活動の実態を明確化しています。