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更新: 2026-02-13 16:15:00
決算 2026-02-13T16:15

2026年6月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社Birdman (7063)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社Birdmanの2026年6月期第2四半期(中間期)連結決算は、売上高こそ微増を達成したものの、依然として大幅な損失を計上しており、厳しい状況が続いています。MS事業では受注実績が当初の見込みを下回り、EX事業では売上が大幅に減少しました。一方で、新株予約権の行使により自己資本比率は大幅に改善し、財務基盤の安定化に向けた動きも見られます。しかし、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象は解消されておらず、今後の事業再編や新規事業への取り組みが業績回復の鍵となります。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 166 2.0
営業利益 △276
経常利益 △315
親会社株主に帰属する中間純利益 △253
1株当たり中間純利益(円) △10.64
配当金(年間予想) 0.00

業績結果に対するコメント: 売上高は前年同期比で微増となりましたが、これはMS事業の売上高が3.9%増加したことによるものです。しかし、MS事業ではセグメント損失が大幅に拡大し、EX事業では売上が76.1%減少しました。全体として、売上総利益はマイナスとなり、販売費及び一般管理費の削減努力にもかかわらず、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する中間純損失は継続しています。特に、MS事業における事業資金調達の遅延や事業計画策定の遅れが受注に影響を与えたこと、EX事業における計画策定に時間を要したことが業績悪化の主な要因と考えられます。特別利益として投資有価証券売却益が計上されたものの、損失の穴埋めには至りませんでした。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動資産 | 1,235 | △31.7 | | 現金及び預金 | 287 | △83.4 | | 受取手形及び売掛金 | 155 | 664.0 | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 26 | △35.0 | | 固定資産 | 767 | 897.4 | | 有形固定資産 | 694 | 新規計上 | | 無形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 投資その他の資産 | 73 | △5.2 | | 資産合計 | 2,002 | 6.1 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動負債 | 870 | △39.4 | | 支払手形及び買掛金 | 2 | △32.9 | | 短期借入金 | 570 | 0.0 | | その他 | 100 | △83.8 | | 固定負債 | 135 | △31.1 | | 長期借入金 | 135 | △31.1 | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 1,005 | △38.4 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 株主資本 | 987 | 354.7 | | 資本金 | 2,637 | 24.1 | | 利益剰余金 | △4,277 | △6.1 | | その他の包括利益累計額 | 5 | 29.6 | | 純資産合計 | 997 | 290.8 | | 負債純資産合計 | 2,002 | 6.1 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は49.6%と、前期の11.7%から大幅に改善しました。これは、新株予約権の行使による資本金及び資本剰余金の増加によるものです。一方で、現金及び預金は大幅に減少しており、これは営業活動および投資活動による支出の増加が主な要因です。受取手形、売掛金及び契約資産、前渡金、短期貸付金、建設仮勘定が増加しており、今後の事業展開に向けた投資や資金の動きが活発化していることが伺えます。負債合計は減少していますが、短期借入金は同水準を維持しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 166 2.0 100.0%
売上原価 196 36.9 117.8%
売上総利益 △30 △17.8%
販売費及び一般管理費 247 △28.6 148.5%
営業利益 △276 △166.0%
営業外収益 3 △85.7 1.8%
営業外費用 43 △37.5 25.8%
経常利益 △315 △189.5%
特別利益 63 新規計上 37.9%
特別損失 0 △100.0 0.0%
税引前当期純利益 △253 △36.2 △152.2%
法人税等 1 △38.4 0.6%
当期純利益 △253 △36.2 △152.2%

損益計算書に対するコメント: 売上高は増加したものの、売上原価が売上高を上回ったため、売上総利益は大幅なマイナスとなりました。販売費及び一般管理費は前年同期比で削減されましたが、売上総利益の赤字を補填するには至らず、営業損失は拡大しました。営業外収益は減少しましたが、営業外費用は増加しました。特別利益として投資有価証券売却益が計上されたものの、税引前当期純損失、当期純損失ともに赤字が継続しています。売上高営業利益率はマイナス166.0%と非常に低い水準であり、収益性の改善が急務です。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: △1,073,706千円(前年同期は△374,697千円の支出)
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △1,235,228千円(前年同期は19,862千円の収入)
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: 867,659千円(前年同期は383,863千円の収入)
  • フリーキャッシュフロー: 記載なし(営業CF + 投資CF)

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは大幅な支出超となり、資金繰りの厳しさが伺えます。これは、税金等調整前中間純損失の計上や、売上債権及び契約資産、前渡金の増加によるものです。投資活動においても、有形固定資産の取得や貸付けによる支出が大きく、キャッシュアウトフローが増加しました。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローは、株式の発行による収入により大幅なプラスとなりました。これは、自己資本比率の改善に寄与していますが、営業活動と投資活動での巨額な支出を補うには至っていません。

6. 今後の展望

株式会社Birdmanは、2026年6月期の連結業績予想を現時点では「未定」としています。これは、MS事業およびEX事業ともに不確定要素が多く、合理的な算定が困難であるためです。 今後の展望としては、以下の点が挙げられます。 * 事業再編と信頼回復: 新経営陣のもと、信頼回復に向けた取り組みを進めています。 * 再生可能エネルギー事業への参入: 事業ポートフォリオの多角化と安定的な収益源確保を目的として、系統用蓄電池設備を自社所有し、段階的に事業化を進める計画です。 * オンラインプラットフォームを活用したライブ配信事業: EX事業において、新たな事業モデル構築を重要な施策としています。 * M&Aの検討: 収益力及びキャッシュ・フロー創出能力を有する事業または企業を対象としたM&Aを検討しています。 * 財務基盤の安定化: さらなる財務基盤の安定化を目的とした新たな資金調達も検討しています。

しかしながら、これらの対応策は実施途中または検討中であり、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • MS事業: 売上高 165,460千円(前年同期比3.9%増)、セグメント損失 64,407千円(前年同期はセグメント損失19,694千円)
    • EX事業: 売上高 915千円(前年同期比76.1%減)、セグメント利益 195千円(前年同期はセグメント損失170,869千円)
  • 配当方針: 2026年6月期は配当予想を0円としており、現時点では配当実施の予定はありません。
  • 株主還元施策: 具体的な株主還元施策に関する記載はありません。
  • M&Aや大型投資: 上記「今後の展望」に記載の通り、M&Aの検討や再生可能エネルギー事業への参入(系統用蓄電池設備の自社所有)を計画しています。
  • 人員・組織変更: 2025年9月26日開催の株主総会で経営体制を強化した旨の記載があります。