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更新: 2026-04-03 09:15:30
決算 2026-02-13T16:00

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社フレアス (7062)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社フレアスの2026年3月期第3四半期連結決算は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて、前年同期比で大幅な改善を遂げました。特に、前期に営業損失を計上していた状況から一転し、黒字転換を果たしたことは特筆すべき点です。これは、マッサージ事業の好調に加え、事業譲渡による一時的な損失の軽減などが複合的に作用した結果と考えられます。財務基盤も自己資本比率の著しい向上により強化されており、今後の成長に向けた良好な状況と言えます。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 6,163 10.9%
営業利益 185 (赤字→黒字)
経常利益 252 (赤字→黒字)
親会社株主に帰属する四半期純利益 389 (赤字→黒字)
1株当たり当期純利益(円銭) 150.27 (赤字→黒字)
配当金(年間予想) 記載なし -

業績結果に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間において、売上高は前年同期比10.9%増の6,163百万円となりました。これは、マッサージ直営事業におけるサービス提供回数の増加や、マッサージフランチャイズ事業における加盟店数の増加が主な要因です。 営業利益は、前年同期の758百万円の損失から185百万円の黒字へと大幅に改善しました。これは、売上増加に加え、事業譲渡による損失の軽減(特別利益282百万円)が大きく寄与しています。 経常利益も、前年同期の107百万円の損失から252百万円の黒字に転換しました。 親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期の193百万円の損失から389百万円の黒字へと大幅に改善しました。これも、営業利益の改善と特別利益の計上が主な要因です。 1株当たり当期純利益も、前期のマイナスから150.27円のプラスに転換しました。 配当については、現時点では年間配当予想の記載はありません。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |--------------------------|----------------|------------| | 流動資産 | 4,468 | 29.5% | | 現金及び預金 | 1,586 | 123.6% | | 受取手形及び売掛金 | 1,280 | -11.8% | | 棚卸資産 | 12 | -5.5% | | 立替金 | 1,460 | 42.5% | | その他 | 129 | 1.9% | | 貸倒引当金 | △2 | 12.1% | | 固定資産 | 1,258 | -71.6% | | 有形固定資産 | 650 | -80.2% | | 無形固定資産 | 352 | -43.8% | | 投資その他の資産 | 255 | -48.1% | | 資産合計 | 5,726 | -27.3% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |--------------------------|----------------|------------| | 流動負債 | 2,181 | 7.5% | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | - | | 短期借入金 | 950 | 49.8% | | 1年内返済予定の長期借入金 | 294 | -30.8% | | その他 | 636 | 16.9% | | 固定負債 | 1,481 | -65.5% | | 長期借入金 | 404 | -47.2% | | リース債務 | 607 | -80.0% | | その他 | 214 | 7.2% | | 負債合計 | 3,663 | -42.0% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |--------------------------|----------------|------------| | 株主資本 | 2,058 | 34.7% | | 資本金 | 386 | 22.4% | | 利益剰余金 | 1,295 | 35.2% | | その他の包括利益累計額 | △1 | -41.7% | | 新株予約権 | 6 | -69.7% | | 純資産合計 | 2,063 | 32.2% | | 負債純資産合計 | 5,726 | -27.3% |

貸借対照表に対するコメント: 当第3四半期末の総資産は5,726百万円となり、前期末から27.3%減少しました。これは、主に固定資産の大幅な減少(特に有形固定資産、のれん、契約関連無形資産)によるものです。一方、流動資産は29.5%増加し、特に現金及び預金が123.6%と大幅に増加し、1,586百万円となりました。これは、事業譲渡に伴う資金の流入や、今後の事業展開に向けた資金確保の可能性があります。 負債合計は42.0%減少し、3,663百万円となりました。特に固定負債が大幅に減少しており、長期借入金やリース債務の返済が進んだことが伺えます。流動負債は7.5%増加しましたが、短期借入金が49.8%増加しており、一時的な資金需要に対応している可能性があります。 純資産合計は32.2%増加し、2,063百万円となりました。特に利益剰余金が35.2%増加しており、当期の利益が積み上がっていることを示しています。 自己資本比率は、前期末の17.5%から35.9%へと大幅に改善しており、財務の健全性が向上しています。流動比率や当座比率などの安全性指標は、詳細なデータがないため算出できませんが、現金及び預金の増加は流動性の向上を示唆しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 6,163 10.9% 100.0%
売上原価 3,392 7.2% 55.0%
売上総利益 2,770 16.6% 45.0%
販売費及び一般管理費 2,585 4.8% 42.0%
営業利益 185 (赤字→黒字) 3.0%
営業外収益 168 154.1% 2.7%
営業外費用 100 3.0% 1.6%
経常利益 252 (赤字→黒字) 4.1%
特別利益 302 1171.4% 4.9%
特別損失 8 (赤字→黒字) 0.1%
税引前当期純利益 547 (赤字→黒字) 8.9%
法人税等 158 43.8% 2.6%
当期純利益 389 (赤字→黒字) 6.3%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比10.9%増の6,163百万円となり、堅調な成長を示しました。売上原価の増加率(7.2%)が売上高の増加率を下回ったため、売上総利益は16.6%増加し、売上総利益率は45.0%と前期から上昇しました。 販売費及び一般管理費は4.8%増加しましたが、売上高の伸びを下回ったため、売上高比率は42.0%と前期から低下しました。 これらの結果、営業利益は前期の赤字から185百万円の黒字へと大幅に改善しました。営業利益率は3.0%となりました。 営業外収益は助成金収入の増加などにより154.1%増加しました。営業外費用は微増にとどまりました。 特別利益には事業譲渡益282百万円が含まれており、これが経常利益および当期純利益の黒字化に大きく貢献しました。 当期純利益は389百万円となり、前期の赤字から大幅な黒字転換を果たしました。当期純利益率は6.3%です。 ROE(自己資本利益率)は、詳細なデータがないため算出できませんが、純資産の増加と利益の黒字化により、改善が見込まれます。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。

6. 今後の展望

会社は、2040年問題(高齢者人口がピークに達する問題)を見据え、看護小規模多機能型居宅介護施設の新規開設を進めることで、超高齢社会における課題解決企業として事業を遂行していく方針です。 2026年3月期の通期連結業績予想は、売上高7,715百万円(前期比1.8%増)、営業利益291百万円、経常利益287百万円、親会社株主に帰属する当期純利益396百万円と、引き続き堅調な業績を見込んでいます。 リスク要因としては、経済状況の変動、競合の激化、人材確保の難しさなどが考えられます。成長機会としては、高齢化社会の進展に伴う在宅療養ニーズの増加、地域包括ケアシステムの推進などが挙げられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • マッサージ直営事業: 売上高3,149百万円(前期比4.5%増)、セグメント利益912百万円(前期比0.7%増)と増収増益。
    • マッサージフランチャイズ事業: 売上高887百万円(前期比19.1%増)、セグメント利益258百万円(前期比15.4%増)と好調。
    • メディカルケア事業: 売上高2,114百万円(前期比2.1%減)、セグメント損失199百万円(前期は損失485百万円)と、損失が大幅に縮小。一部事業譲渡の影響あり。
    • その他の事業: 売上高11百万円(前期比59.0%減)、セグメント利益102百万円(前期比58.0%減)と減少。訪問看護事業がメディカルケア事業へ集約された影響。
  • 配当方針: 現時点では配当に関する具体的な記載はありません。
  • 株主還元施策: 現時点では具体的な記載はありません。
  • M&Aや大型投資: 2025年9月1日に一部事業譲渡を実施しています。
  • 人員・組織変更: 第2四半期連結会計期間より、一部所属セグメントの見直しを行い、訪問看護サービスを「メディカルケア事業」へ集約しています。