適時開示情報 要約速報

更新: 2026-04-03 15:18:49
決算 2026-02-13T15:31

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

ベルトラ株式会社 (7048)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

ベルトラ株式会社は、2025年12月期において、売上高が前期比6.4%増の45億8,100万円となり、営業利益、経常利益、当期純利益ともに黒字転換を達成しました。これは、コロナ禍以降5年ぶりの黒字化であり、持続的な利益創出に向けた強固な事業基盤が確立されたことを示しています。OTA事業における構造改革とコスト管理の徹底、および観光IT事業の堅調な成長が業績回復に大きく貢献しました。

2. 業績結果

科目 2025年12月期(百万円) 2024年12月期(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 4,581 4,304 6.4
営業利益 105 △175
経常利益 99 △298
親会社株主に帰属する当期純利益 140 △407
1株当たり当期純利益(円) 3.84 △11.18
配当金(円)

業績結果に対するコメント: 当期は、売上高が前期比6.4%増と堅調に推移し、特に前期に赤字であった営業利益、経常利益、当期純利益が黒字に転換した点が特筆されます。これは、OTA事業における「高収益体質への進化」をテーマとした構造改革が奏功し、マーケティング費や人件費などの諸経費における厳格なコスト管理が成果を上げたこと、および国内旅行事業における訪日外国人向けインバウンド商品の好調が寄与したためです。観光IT事業も、チケットプラットフォーム事業の飛躍的な成長により、グループ全体の収益成長を支えました。ただし、観光IT事業におけるITインフラ事業への先行投資により、同事業単体では営業損失を計上しています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|---------------|-----------------| | 流動資産 | 8,336 | 490増加 | | 現金及び預金 | 5,686 | 520増加 | | 受取手形及び売掛金 | 記載なし | 記載なし | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定資産 | 986 | 248増加 | | 有形固定資産 | 33 | 5減少 | | 無形固定資産 | 686 | 211増加 | | 投資その他の資産 | 267 | 42増加 | | 資産合計 | 9,323 | 738増加 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|---------------|-----------------| | 流動負債 | 6,353 | 657増加 | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定負債 | 0.475 | 微増 | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 6,353 | 657増加 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|---------------|-----------------| | 株主資本 | 記載なし | 記載なし | | 資本金 | 記載なし | 記載なし | | 利益剰余金 | 記載なし | 140増加 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 2,969 | 81増加 | | 負債純資産合計 | 9,323 | 738増加 |

貸借対照表に対するコメント: 当期末の自己資本比率は28.3%であり、前期の29.1%から微減していますが、健全な水準を維持しています。流動資産は現金及び預金の増加により増加し、固定資産もソフトウェア取得等により増加しました。負債では、営業未払金や前受金の増加により流動負債が増加しました。純資産は、当期純利益の計上により利益剰余金が増加したものの、非支配株主持分の減少により、全体としては微増となりました。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(百万円) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 4,581 277増 100.0%
売上原価 記載なし 記載なし 記載なし
売上総利益 記載なし 記載なし 記載なし
販売費及び一般管理費 記載なし 記載なし 記載なし
営業利益 105 280増 2.3%
営業外収益 記載なし 記載なし 記載なし
営業外費用 記載なし 記載なし 記載なし
経常利益 99 397増 2.2%
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 記載なし 記載なし 記載なし
法人税等 記載なし 記載なし 記載なし
当期純利益 140 548増 3.1%

損益計算書に対するコメント: 当期は、売上高が前期比6.4%増と増加し、特に営業利益、経常利益、当期純利益が前期の赤字から黒字に転換したことが最大のハイライトです。営業利益率は2.3%となり、前期のマイナスから大きく改善しました。これは、OTA事業における構造改革と厳格なコスト管理が奏功し、収益性が大幅に向上したことによります。観光IT事業も売上を伸ばしましたが、ITインフラ事業への先行投資により、同事業単体では営業損失となっています。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 920百万円(前年同期は459百万円の収入)
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △388百万円(前年同期は△436百万円の支出)
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: 46百万円(前年同期は1,352百万円の収入)
  • フリーキャッシュフロー: 営業活動によるCF - 投資活動によるCF = 920 - 388 = 532百万円

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローは大幅に増加し、黒字転換に大きく貢献しました。これは、仕入債務や前受金の増加が主な要因です。投資活動によるキャッシュフローは、固定資産取得による支出によりマイナスとなりました。財務活動によるキャッシュフローは、株式発行による収入があったものの、前期に比べて大幅に減少しました。フリーキャッシュフローはプラスを確保しており、財務基盤の安定化に寄与しています。

6. 今後の展望

2026年12月期は、売上成長を維持しつつ、収益基盤の強化による再投資サイクルの確立を目指します。営業収益は前期比9.1%増の50億円、営業利益は前期比261.5%増の3億8,000万円を見込んでいます。OTA事業では、利益率向上を最優先し、拠点再編を含む運営体制の最適化、高収益ターゲットへのリソース集中、クルーズ事業およびAIサービスの強化を進めます。観光IT事業では、チケットプラットフォーム事業の安定成長とITインフラ事業の収益拡大を目指します。政府機関との連携強化や地域活性化に貢献するビジネスモデルの発掘にも注力します。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: OTA事業は売上高2.2%増、営業利益110.9%増。観光IT事業は売上高24.0%増、営業損失262百万円(前年同期は132百万円の営業損失)。
  • 配当方針: 当期、前期ともに配当金の実施はありません。
  • 株主還元施策: 記載なし。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 観光IT事業における韓国子会社「LINKTIVITY KOREA INC.」の設立、ITインフラ事業への開発投資および人員増強。OTA事業における拠点再編を含む運営体制の最適化を計画。