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更新: 2026-02-12 16:00:00
決算 2026-02-12T16:00

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

星和電機株式会社 (6748)

決算評価: 普通

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

星和電機株式会社の2025年12月期(2025年1月1日~2025年12月31日)の連結業績は、売上高が前期比0.7%増の253億85百万円と微増となりました。しかし、利益面では、売上原価の増加や販売費及び一般管理費の増加が響き、営業利益は同7.0%減の16億48百万円、経常利益は同9.4%減の17億41百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同8.8%減の12億32百万円と、減益となりました。増収減益という結果であり、総合的に見て「普通」の決算と評価されます。貸借対照表においては、自己資本比率が前期の56.8%から63.1%へと大幅に改善しており、財務基盤は強化されています。

2. 業績結果

科目 当期(2025年12月期) 前期(2024年12月期) 前期比
売上高(営業収益) 25,385百万円 25,215百万円 +0.7%
営業利益 1,648百万円 1,772百万円 -7.0%
経常利益 1,741百万円 1,921百万円 -9.4%
親会社株主に帰属する当期純利益 1,232百万円 1,350百万円 -8.8%
1株当たり当期純利益 95.09円 103.01円 -7.7%
配当金(年間) 20.00円 18.00円 +2.00円

業績結果に対するコメント: 売上高は、照明機器事業における民間設備関連の産業用照明器具の増加などが寄与し、微増となりました。しかし、売上原価が前期比1.4%増加し、販売費及び一般管理費も同0.8%増加したことが利益を圧迫しました。特に、情報機器事業における配線保護機材および配管保護機材の減収、公共設備関連の道路情報表示システムの減益などが営業利益の減少要因となりました。一方で、照明機器事業における民間設備関連の産業用照明器具の増益や、コンポーネント事業における電磁波環境対策部品の増加は、減益幅を抑制する要因となりました。当期純利益は、利益剰余金の増加などにより、前期比で若干の減少となりました。配当金は前期比で増配されており、株主還元への意欲が見られます。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|----------------| | 流動資産 | 19,714 | △1,199 | | 現金及び預金 | 3,409 | △404 | | 受取手形及び売掛金 | 9,989 | △228 | | 棚卸資産 | 3,571 | △637 | | その他 | 237 | △85 | | 固定資産 | 10,507 | +1,043 | | 有形固定資産 | 3,097 | △43 | | 無形固定資産 | 458 | △65 | | 投資その他の資産 | 6,951 | +1,151 | | 資産合計 | 30,222 | △156 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|----------------| | 流動負債 | 8,452 | △1,917 | | 支払手形及び買掛金 | 1,505 | △201 | | 短期借入金 | 2,000 | △1,500 | | その他 | 2,114 | +440 | | 固定負債 | 2,679 | △57 | | 長期借入金 | 993 | △545 | | その他 | 1,575 | +484 | | 負債合計 | 11,132 | △1,975 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|----------------| | 株主資本 | 15,269 | +921 | | 資本金 | 3,648 | 0 | | 利益剰余金 | 7,855 | +996 | | その他の包括利益累計額 | 3,788 | +896 | | 純資産合計 | 19,090 | +1,819 | | 負債純資産合計 | 30,222 | △156 |

貸借対照表に対するコメント: 当期末の自己資本比率は63.1%と、前期の56.8%から大幅に改善しており、財務の健全性が向上しています。これは、利益剰余金の増加や、短期借入金および長期借入金の返済による負債の減少が主な要因です。流動資産は現金及び預金、棚卸資産の減少により減少しましたが、固定資産、特に投資有価証券や退職給付に係る資産の増加が目立ちます。流動負債は短期借入金の返済により大幅に減少し、負債合計も減少しました。純資産は利益剰余金の増加により大幅に増加し、財務基盤の強化に大きく貢献しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(百万円) 売上高比率
売上高(営業収益) 25,385 +170 100.0%
売上原価 19,308 +260 76.1%
売上総利益 6,077 △89 23.9%
販売費及び一般管理費 4,428 +33 17.5%
営業利益 1,648 △123 6.5%
営業外収益 137 △44 0.5%
営業外費用 42 △11 0.2%
経常利益 1,741 △180 6.9%
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 記載なし 記載なし 記載なし
法人税等 記載なし 記載なし 記載なし
当期純利益 1,232 △118 4.9%

損益計算書に対するコメント: 売上高は微増でしたが、売上原価の増加が売上総利益を圧迫し、前期比で89百万円減少しました。販売費及び一般管理費は微増に留まりましたが、営業利益は前期比7.0%減となりました。営業外収益の減少も経常利益の減少に影響しました。当期純利益も同様に減少しました。売上高営業利益率は6.5%(前期7.0%)と低下しており、収益性の悪化が見られます。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 2,106百万円(前期: 981百万円)
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △127百万円(前期: △203百万円)
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: △2,400百万円(前期: +98百万円)
  • フリーキャッシュフロー: 1,979百万円(営業CF - 投資CF)

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローは、税金等調整前当期純利益の計上などにより、前期から大幅に増加しました。投資活動によるキャッシュフローは、有形固定資産および無形固定資産の取得によりマイナスとなりましたが、前期と同程度の規模です。財務活動によるキャッシュフローは、長期借入金および短期借入金の返済により大幅なマイナスとなりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比で減少しました。

6. 今後の展望

星和電機株式会社は、今後の見通しとして、公共設備関連ではインフラ整備やカーボンニュートラル施策による照明器具のLED化促進、民間設備関連では2027年の蛍光灯製造禁止を背景としたLED照明器具の需要堅調を予想しています。 各事業においては、情報機器事業での受注確保、照明機器事業でのLED照明器具の拡販と多機能・システム製品のラインアップ拡充、コンポーネント事業での配線保護機材の拡充や新製品投入、電磁波環境対策部品の新製品開発とソリューション営業による市場拡大を目指しています。 利益面では、全事業で生産性向上とコスト削減による収益性改善を図る方針です。 2026年12月期の連結業績予想は、売上高26,000百万円、営業利益1,900百万円、経常利益1,970百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,330百万円を予想しており、増収増益を見込んでいます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 情報機器事業: 売上高 9,531百万円(前期比 △0.6%)、セグメント利益 1,313百万円(前期比 △3.9%)
    • 照明機器事業: 売上高 9,905百万円(前期比 +3.9%)、セグメント利益 1,986百万円(前期比 +8.9%)
    • コンポーネント事業: 売上高 5,420百万円(前期比 △3.1%)、セグメント利益 332百万円(前期比 △4.6%)
    • その他: 売上高 527百万円(前期比 +6.0%)、セグメント利益 29百万円(前期比 △11.0%)
  • 配当方針: 2025年12月期は前期比増配の20円/株となりました。2026年12月期も同額の20円/株を予想しています。
  • 株主還元施策: 配当金の実施。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 記載なし。
  • 会計方針の変更: 日本基準で連結財務諸表を作成する方針を継続。