2025年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
OKI株式会社 (6703)
決算評価: 普通主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
OKI株式会社、2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)。
当期は売上高が前期比7.3%増の4,525億円と増収を達成したものの、営業利益はほぼ横ばい、純利益は大幅減益となった。パブリックソリューション事業の急成長が全体を支えたが、EMS事業の継続低迷や固定費増、為替差損が利益を圧迫。財務面では総資産4,110億円(前期比-124億円)、自己資本1,456億円(同+44億円)と安定を維持した。
2. 業績結果
| 項目 | 当期(2025年3月期、億円) | 前期(2024年3月期、億円) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 4,525 | 4,219 | +7.3% |
| 営業利益 | 186 | 187 | -0.3% |
| 経常利益 | 168 | 183 | -8.1% |
| 当期純利益 | 125 | 256 | -51.3% |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | 記載なし | 記載なし | - |
| 配当金 | 45.00円 | 30.00円 | +50.0% |
業績結果に対するコメント:
増収はパブリックソリューション事業(売上+38.9%、利益+217.2%)の社会インフラ・特機システム伸長が主因。コンポーネントプロダクツも利益改善(+417.9%)したが、EMS事業の半導体・FA市場低迷で減収減益、エンタープライズも大型案件減で利益40.3%減。固定費(人件費・成長投資)増と為替差損が経常・純利益を悪化させた。特筆はパブリック事業の利益率10%達成。
3. 貸借対照表(バランスシート)
単位:億円(詳細科目は開示情報に一部のみのため、総計中心に記載)
【資産の部】 | 科目 | 金額(億円) | 前期比 | |------------------|-------------|-----------------| | 流動資産 | 記載なし | - | | 現金及び預金 | 362 | +18(344→362)| | 受取手形及び売掛金 | 記載なし | - | | 棚卸資産 | -58変動 | 減少 | | その他 | 記載なし | - | | 固定資産 | 記載なし | - | | 有形固定資産 | 記載なし | - | | 無形固定資産 | 記載なし | - | | 投資その他の資産 | -49変動(投資有価証券) | 減少 | | 資産合計 | 4,110 | -124 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(億円) | 前期比 | |------------------|-------------|-----------------| | 流動負債 | 記載なし | - | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | - | | 短期借入金 | 記載なし | - | | その他 | 記載なし | - | | 固定負債 | 記載なし | - | | 長期借入金 | 982(借入金合計) | -118(1,100→982) | | その他 | 記載なし | - | | 負債合計 | 記載なし | 借入金減少 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(億円) | 前期比 | |------------------------|-------------|-------------| | 株主資本 | 記載なし | - | | 資本金 | 記載なし | - | | 利益剰余金 | 記載なし | - | | その他の包括利益累計額 | -55変動 | 減少 | | 純資産合計 | 1,456 | +44 | | 負債純資産合計 | 4,110 | -124 |
貸借対照表に対するコメント:
自己資本比率35.4%(前期比向上)と安定。流動比率・当座比率の詳細記載なしだが、現金増加と棚卸・投資有価証券減少で流動性向上。借入金118億円減で負債圧縮、資産構成は運転資金良化が特徴。前期比総資産減少は棚卸・投資資産減主因。
4. 損益計算書
単位:億円(詳細一部のみのため、主要項目記載。売上高比率は推定・記載なし部分多し)
| 科目 | 金額(億円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 4,525 | +7.3% | 100.0% |
| 売上原価 | 記載なし | - | - |
| 売上総利益 | 記載なし | - | - |
| 販売費及び一般管理費 | 記載なし | - | - |
| 営業利益 | 186 | -0.3% | 約4.1% |
| 営業外収益 | 記載なし | - | - |
| 営業外費用 | 記載なし | - | - |
| 経常利益 | 168 | -8.1% | 約3.7% |
| 特別利益 | 記載なし | - | - |
| 特別損失 | 記載なし | - | - |
| 税引前当期純利益 | 記載なし | - | - |
| 法人税等 | 記載なし | - | - |
| 当期純利益 | 125 | -51.3% | 約2.8% |
損益計算書に対するコメント:
営業利益率約4.1%(横ばい)、経常利益率約3.7%(低下)。ROE詳細記載なし。コスト構造は人件費・成長投資増が特徴で、増収効果を相殺。純利益減は為替差損・税効果主因。セグメント別でパブリックの高収益性が全体を支える。
5. キャッシュフロー(記載あり)
- 営業活動によるキャッシュフロー: +393億円(前期+247億円)
- 投資活動によるキャッシュフロー: -196億円(前期-143億円)
- 財務活動によるキャッシュフロー: -179億円(前期-157億円)
- フリーキャッシュフロー: +197億円(前期+104億円)
6. 今後の展望
- 会社公表業績予想(2026年3月期): 売上高4,500億円(-0.5%)、営業利益190億円(+2.0%)、経常利益170億円(+1.1%)、純利益140億円(+12.2%)。中計2025目標達成見込み(為替前提: 1ドル150円、1ユーロ155円)。
- 中期経営計画: 中計2025(~2031年創業150周年)で「安心・便利な社会インフラ」「働きがい向上」「地球環境保全」を軸にカルチャー改革・成長加速。
- リスク要因: 物価上昇、為替変動、原材料高騰、市場動向、災害。
- 成長機会: パブリック事業拡大、EMS回復。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 上記業績結果・コメント参照(パブリック好調、EMS低迷)。
- 配当方針: 安定的継続を基本に業績・投資・留保を総合判断。次期予想50円。
- 株主還元施策: 普通配当26億円実施、増配継続。
- M&Aや大型投資: 記載なし。
- 人員・組織変更: 記載なし。