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更新: 2026-02-12 13:00:00
決算 2026-02-12T13:00

2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社共和コーポレーション (6570)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社共和コーポレーションは、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、堅調な業績を記録しました。売上高は前年同期比21.1%増、営業利益は同32.3%増と、両指標ともに大幅な増加を示し、非常に良好な決算となりました。これは、主力事業であるアミューズメント施設運営事業における景品ゲームジャンルの継続的な人気や、新規店舗の出店が奏功したこと、さらにアミューズメント機器販売事業における需要増加が寄与した結果です。全体として、事業環境の回復基調を捉え、成長軌道に乗っていることが伺えます。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前年同期比 (%)
売上高(営業収益) 14,714 21.1
営業利益 1,035 32.3
経常利益 1,020 31.6
親会社株主に帰属する四半期純利益 639 34.2
1株当たり四半期純利益(円) 107.15 記載なし
配当金(年間予想) 25.00 記載なし

業績結果に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて、前年同期比で大幅な増加を達成しました。特に売上高は21.1%増、利益面では30%を超える増加率を示しており、非常に力強い成長を見せています。 アミューズメント施設運営事業は、景品ゲームジャンルの人気継続、新規店舗の出店(新潟県「アピナ上越インター店」含む計3店舗)、既存店のリニューアルオープン(「アピナ新利府 北館店」)などが奏功し、売上高は22.9%増、セグメント利益は38.7%増と大きく貢献しました。 アミューズメント機器販売事業も、景品ゲーム機の需要増加により、セグメント利益は21.5%増となりました。 一方、その他事業は、ブルームの商品販売における海外卸の低迷や、トレーディングカード事業の新規出店に伴う初期投資等により、セグメント利益は90.4%減と大幅な減少となりましたが、全体業績への影響は限定的でした。 1株当たり当期純利益も大幅に増加しており、株主価値の向上に繋がっています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動資産 | 7,506 | 12.2 | | 現金及び預金 | 4,920 | 9.4 | | 受取手形及び売掛金 | 1,123 | 29.9 | | 棚卸資産 | 188 | -20.0 | | その他 | 1,274 | 記載なし | | 固定資産 | 10,061 | 15.5 | | 有形固定資産 | 7,583 | 18.5 | | 無形固定資産 | 39 | -8.2 | | 投資その他の資産 | 2,438 | 7.6 | | 資産合計 | 17,567 | 14.1 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動負債 | 6,606 | 19.9 | | 支払手形及び買掛金 | 2,126 | 46.2 | | 短期借入金 | 1,768 | 13.7 | | その他 | 2,712 | 記載なし | | 固定負債 | 5,532 | 10.3 | | 長期借入金 | 4,784 | 9.9 | | その他 | 748 | 記載なし | | 負債合計 | 12,139 | 15.3 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 株主資本 | 5,201 | 10.8 | | 資本金 | 709 | 0.0 | | 利益剰余金 | 4,029 | 14.3 | | 自己株式 | -39 | 記載なし | | その他の包括利益累計額 | 226 | 28.5 | | 純資産合計 | 5,428 | 11.4 | | 負債純資産合計 | 17,567 | 14.1 |

貸借対照表に対するコメント: 当第3四半期末の資産合計は175億6763万円となり、前連結会計年度末から14.1%増加しました。これは主に、アミューズメント機器の増加(5161億円増)や建物・構築物、工具・器具・備品の増加による有形固定資産の増加が牽引しています。流動資産も現金及び預金、売掛金の増加により12.2%増加しました。 負債合計は121億3945万円となり、前連結会計年度末から15.3%増加しました。特に支払手形及び買掛金が46.2%増加しており、事業活動の活発化を示唆しています。長期借入金も増加しており、設備投資等への資金調達が進んでいると考えられます。 純資産合計は54億2818万円となり、前連結会計年度末から11.4%増加しました。利益剰余金が504億円増と大きく増加しており、増益が純資産の増加に貢献しています。 自己資本比率は30.9%と、前連結会計年度末の31.6%から微減しましたが、依然として健全な水準を維持しています。流動比率や当座比率などの安全性指標は開示されていませんが、負債の増加と純資産の増加がほぼ同水準であることから、財務の安定性は保たれていると推測されます。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 14,714 21.1 100.0%
売上原価 7,203 25.7 48.9%
売上総利益 7,511 16.8 51.1%
販売費及び一般管理費 6,476 14.8 44.0%
営業利益 1,035 32.3 7.0%
営業外収益 26 18.5 0.2%
営業外費用 41 64.6 0.3%
経常利益 1,020 31.6 6.9%
特別利益 0 -100.0 0.0%
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 1,020 31.6 6.9%
法人税等 381 27.2 2.6%
当期純利益 639 34.2 4.3%

損益計算書に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間の損益計算書は、売上高が21.1%増加した一方で、売上原価の増加率が25.7%と売上高を上回ったため、売上総利益率は51.1%と前期の52.4%から低下しました。これは、仕入コストの上昇などが影響している可能性があります。 しかしながら、販売費及び一般管理費の増加率が14.8%と売上高の増加率を下回ったため、営業利益は32.3%増加し、営業利益率は7.0%と前期の6.4%から改善しました。 営業外費用は支払利息の増加等により64.6%増加しましたが、営業外収益も増加しており、経常利益も31.6%増加しました。 法人税等の増加率も34.2%と利益の増加率に追随しており、当期純利益は34.2%増と大幅な増加を達成しました。 売上高営業利益率(7.0%)は前期(6.4%)から改善しており、収益性が向上しています。ROE(自己株式を除く株主資本に対する当期純利益の割合)は、当期純利益の増加と自己資本の増加を考慮すると、前期比で上昇していると推測されます。コスト構造としては、売上原価の比率がやや上昇しているものの、販売費及び一般管理費の効率的な管理により、利益を大きく伸ばしています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

  • 営業活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • 投資活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • 財務活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • フリーキャッシュフロー: 記載なし

6. 今後の展望

株式会社共和コーポレーションは、2026年3月期の通期連結業績予想を上方修正しており、売上高202億円(前期比20.9%増)、営業利益14億5000万円(同12.0%増)、経常利益14億3500万円(同11.4%増)を見込んでいます。ただし、親会社株主に帰属する当期純利益は8億7900万円(同△4.2%)と減益予想となっています。 これは、第3四半期までの好調な業績を踏まえた上方修正ですが、通期では純利益が減益となる見通しであり、下期におけるコスト増加や一時的な費用発生などが影響している可能性があります。 会社は「3つの楽しみ(顧客満足の楽しみ、一生懸命の楽しみ、実践と行動の楽しみ)」という経営理念のもと、アミューズメント施設運営事業を中心に、景品ゲームジャンルの人気維持、新規店舗の出店、公式アプリを活用したキャンペーンなどを継続的に実施し、顧客層の拡大を図る方針です。 リスク要因としては、米国の通商政策、物価上昇の継続、金融資本市場の変動といった景気の下振れリスクが挙げられています。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • アミューズメント施設運営事業: 売上高 135億5581万円(前年同期比22.9%増)、セグメント利益 14億0226万円(同38.7%増)
    • アミューズメント機器販売事業: 売上高 2億4356万円(前年同期比26.7%減)、セグメント利益 1億6858万円(同21.5%増)
    • その他事業: 売上高 9億1561万円(前年同期比15.8%増)、セグメント利益 1384万円(同90.4%減)
  • 配当方針: 2025年3月期は年間20円、2026年3月期は年間予想25円(中間配当12.5円、期末配当予想12.5円)となっています。
  • 株主還元施策: 配当金の実施。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 記載なし。

総括: 株式会社共和コーポレーションは、第3四半期においてアミューズメント施設運営事業を中心に力強い成長を示し、大幅な増収増益を達成しました。財務基盤も安定しており、今後の業績拡大が期待されます。通期業績予想では純利益の減益が見込まれるものの、事業の成長性は依然として高く、注目すべき企業と言えます。