2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
フルテック株式会社 (6546)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
フルテック株式会社は2025年12月期決算で、売上高13,566百万円(前年比1.8%減)、営業利益456百万円(同25.6%減)、経常利益528百万円(同21.9%減)、当期純利益250百万円(同45.4%減)と減収減益決算となりました。自動ドア新規部門と建具関連事業で受注は好調も、工期の長い工事物件が多く売上に至らず、大型物件の反動減も影響。利益面では人材関連投資費用や新基幹システム稼働費用の増加を吸収できず、子会社株式評価損も特別損失に計上し大幅減益となりました。2026年12月期は売上高14,000百万円、営業利益600百万円を見込んでいます。
2. 業績結果
- 売上高: 13,566百万円(前年比1.8%減)
- 営業利益: 456百万円(前年比25.6%減)
- 経常利益: 528百万円(前年比21.9%減)
- 当期純利益: 250百万円(前年比45.4%減)
- EPS: 46.59円
- 配当金: 32.00円
業績結果に対するコメント: 売上高は前年比1.8%減の13,566百万円となりました。自動ドア新規部門及び建具関連事業において受注は好調に推移したものの、工期の長い工事物件が多く当期の売上に至らなかったことに加え、大型物件の反動減が影響した結果、減収となりました。利益面では、売上総利益は増加したものの、昇給や採用力強化に向けた広告宣伝費などの人材関連投資費用及び新基幹システム稼働に係る費用等の増加を吸収できず、営業利益は456百万円(前年同期比25.6%減)、経常利益は528百万円(前年同期比21.9%減)となりました。さらに、子会社である株式会社ワイズ・コーポレーションの事業計画の見直しを行い、のれんを含む固定資産の減損損失87百万円を特別損失に計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は250百万円(前年同期比45.4%減)となりました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 6,632,381 | - | | 現金及び預金 | 1,802,453 | - | | 受取手形及び売掛金 | 1,514,359 | - | | 契約資産 | 221,223 | - | | 電子記録債権 | 654,925 | - | | 仕掛品 | 1,537,823 | - | | 原材料及び貯蔵品 | 274,385 | - | | その他 | 627,500 | - | | 貸倒引当金 | -290 | - | | 固定資産 | 4,796,692 | - | | 有形固定資産 | 2,908,046 | - | | 無形固定資産 | 491,257 | - | | 投資その他の資産 | 1,397,387 | - | | 資産合計 | 11,429,074 | - |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 3,776,613 | - | | 支払手形及び買掛金 | 718,007 | - | | 電子記録債務 | 727,718 | - | | 短期借入金 | 420,000 | - | | 1年内返済予定の長期借入金 | 153,552 | - | | リース債務 | 3,324 | - | | 未払金 | 370,458 | - | | 未払法人税等 | 37,030 | - | | 未払消費税等 | 30,919 | - | | 前受収益 | 458,332 | - | | 賞与引当金 | 27,000 | - | | 製品保証引当金 | 1,449 | - | | 工事損失引当金 | 217,876 | - | | その他 | 610,944 | - | | 固定負債 | 655,554 | - | | 長期借入金 | 241,876 | - | | リース債務 | 4,301 | - | | 繰延税金負債 | 7,155 | - | | 役員退職慰労引当金 | 357,800 | - | | 退職給付に係る負債 | 40,632 | - | | その他 | 3,789 | - | | 負債合計 | 4,432,167 | - |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 6,525,244 | - | | 資本金 | 329,304 | - | | 資本剰余金 | 289,864 | - | | 利益剰余金 | 5,906,308 | - | | 自己株式 | -232 | - | | その他の包括利益累計額 | 249,558 | - | | その他有価証券評価差額金 | 249,558 | - | | 退職給付に係る調整累計額 | 222,000 | - | | 純資産合計 | 6,774,802 | - | | 負債純資産合計 | 11,429,074 | - |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は61.2%と前期の54.7%から改善し、財務の安全性は高まっています。流動比率は175.6%、当座比率は109.8%と短期的な支払能力は十分です。資産構成では現金預金が1,802百万円、受取手形・売掛金が1,514百万円、仕掛品が1,538百万円と流動資産が全体の約58%を占めています。負債では電子記録債務727百万円、未払金370百万円、前受収益458百万円が主な流動負債です。純資産は利益剰余金が5,906百万円と全体の約87%を占め、自己資本は6,525百万円です。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 13,566 | -1.8% | 100.0% |
| 売上原価 | 10,345 | - | 76.3% |
| 売上総利益 | 3,221 | 2.3% | 23.7% |
| 販売費及び一般管理費 | 2,765 | 6.0% | 20.4% |
| 営業利益 | 456 | -25.6% | 3.4% |
| 営業外収益 | 72 | - | 0.5% |
| 営業外費用 | - | - | - |
| 経常利益 | 528 | -21.9% | 3.9% |
| 特別利益 | - | - | - |
| 特別損失 | -87 | - | - |
| 税引前当期純利益 | 441 | - | 3.3% |
| 法人税等 | 191 | - | 1.4% |
| 当期純利益 | 250 | -45.4% | 1.8% |
損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は3.4%と前期の4.4%から低下しました。経常利益は528百万円で経常利益率は3.9%、当期純利益率は1.8%です。売上総利益率は23.7%で前期の23.4%から改善しましたが、販売費及び一般管理費の増加(6.0%増)が利益を圧迫しました。特別損失として子会社株式評価損87百万円を計上し、税引前当期純利益は441百万円、法人税等は191百万円でした。
5. キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー: -872百万円
- 投資活動によるキャッシュフロー: -215百万円
- 財務活動によるキャッシュフロー: -45百万円
- フリーキャッシュフロー: -1,087百万円
6. 今後の展望
2026年12月期は売上高14,000百万円(前年比3.2%増)、営業利益600百万円(同31.6%増)、経常利益630百万円(同19.1%増)、当期純利益400百万円(同60.0%増)を見込んでいます。長期経営ビジョン「ビジョン2030」に基づき、2026年12月期のスローガンを「全員参加で利益創出」とし、基本アクションの徹底、顧客接点の強化、業務効率化に注力します。具体的には営業活動における基本行動の徹底による受注獲得と利益率向上、ストック市場でのエントランス周りリノベーション事業参入と「顧客マイページ」提供による顧客接点強化、新基幹システムの安定稼働と各種システム導入による生産性向上を進めます。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 自動ドア関連(売上高8,671百万円、営業利益2,039百万円)、建具関連(売上高4,038百万円、営業利益462百万円)、その他(売上高856百万円、営業損失15百万円)
- 配当方針: 年間配当32.00円(1株当たり)
- 株主還元施策: 配当性向68.7%
- M&Aや大型投資: 子会社株式評価損87百万円計上
- 人員・組織変更: 記載なし
【注意事項】 - 数値は決算書に記載されている実際の数字を使用 - 表形式は markdown形式で見やすく整形 - 金額の単位を明確に記載