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更新: 2026-02-12 14:00:00
決算 2026-02-12T14:00

2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

中日本鋳工株式会社 (6439)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

中日本鋳工株式会社の2026年3月期第3四半期累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)の業績は、売上高が前年同期比で減少したことに加え、大幅な損失を計上し、厳しい結果となりました。主な要因として、鋳物事業における産業機械関連部品の需要減少、原材料価格やエネルギー価格、人件費の上昇が挙げられます。これらのコスト増が収益性を圧迫し、利益面で大幅な悪化を招きました。不動産賃貸事業および発電・売電事業は増収増益で推移しましたが、鋳物事業の落ち込みをカバーするには至りませんでした。財政状態においては、自己資本比率が低下しており、財務の健全性にも注意が必要です。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 3,638 △2.5%
営業利益 △53 記載なし
経常利益 △30 記載なし
当期純利益 △149 記載なし
1株当たり当期純利益(EPS) △67.11円 記載なし
配当金 記載なし(中間配当なし) 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は前年同期比で2.5%減少しました。これは主に鋳物事業における産業機械関連部品をはじめとする全ての部品の需要減少が原因です。利益面では、営業損失、経常損失、当期純損失といずれも赤字となり、前年同期と比較しても損失額が増加しています。特に、原材料(鉄スクラップ、銑鉄)価格の底打ち傾向が見られるものの、副資材やエネルギー価格の高騰、人件費上昇に伴う輸送費負担の増加が、収益性を著しく悪化させています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 3,975 | 増加 | | 現金及び預金 | 2,456 | 増加 | | 受取手形及び売掛金 | 483 | 増加 | | 棚卸資産 | 116 (商品及び製品) + 313 (仕掛品) + 54 (原材料及び貯蔵品) = 483 | 変動あり | | その他 | 76 | 減少 | | 固定資産 | 5,233 | 減少 | | 有形固定資産 | 4,074 | 減少 | | 無形固定資産 | 15 | 増加 | | 投資その他の資産 | 1,143 | 増加 | | 資産合計 | 9,208 | 増加 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 1,877 | 増加 | | 支払手形及び買掛金 | 258 | 減少 | | 短期借入金 | 10 | 変動なし | | その他 | 124 | 増加 | | 固定負債 | 4,356 | 増加 | | 長期借入金 | 3,942 | 増加 | | その他 | 36 | 減少 | | 負債合計 | 6,234 | 増加 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 2,826 | 減少 | | 資本金 | 30 | 変動なし | | 利益剰余金 | 267 | 減少 | | その他の包括利益累計額 | 117 (その他有価証券評価差額金) | 増加 | | 純資産合計 | 2,973 | 減少 | | 負債純資産合計 | 9,208 | 増加 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は32.0%(前期33.7%)と、前期から低下しており、財務の健全性にやや懸念が生じています。流動資産は増加していますが、これは主に現金及び預金の増加によるものです。固定資産は減少しており、有形固定資産の減少が目立ちます。負債合計は増加しており、特に流動負債の増加が顕著です。これは、1年内返済予定の長期借入金の増加などが影響しています。純資産は減少しており、利益剰余金の減少が主な要因です。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 3,638 △2.5% 100.0%
売上原価 3,307 記載なし 90.9%
売上総利益 331 記載なし 9.1%
販売費及び一般管理費 384 記載なし 10.6%
営業利益 △53 記載なし △1.5%
営業外収益 62 記載なし 1.7%
営業外費用 39 記載なし 1.1%
経常利益 △30 記載なし △0.8%
特別利益 86 記載なし 2.4%
特別損失 200 記載なし 5.5%
税引前当期純利益 △144 記載なし △4.0%
法人税等 5 記載なし 0.1%
当期純利益 △149 記載なし △4.1%

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は9.1%と低調であり、販売費及び一般管理費が売上高を上回ったため、営業損失となりました。営業外収益には受取利息や受取配当金、為替差益などが含まれていますが、営業外費用(支払利息など)も増加しており、経常損失となっています。特別利益として固定資産売却益や補助金収入があったものの、特別損失として固定資産処分損、関係会社株式評価損、事業整理損失引当金繰入額などが計上され、税引前当期純損失が拡大しました。当期純利益も大幅な赤字となっています。売上高営業利益率はマイナス1.5%と、収益性が著しく悪化しています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

当第3四半期累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。ただし、減価償却費は前年同期比で増加しています。

6. 今後の展望

2026年3月期の通期業績予想は、売上高5,000百万円(前期比2.9%増)、営業利益△50百万円、経常利益△54百万円、当期純利益△163百万円と、引き続き厳しい見通しです。これは、2025年11月13日に発表した業績予想から修正されたものです。業績予想の前提となる条件や注意点については、添付資料を参照する必要があります。 会社は、積極的な提案型営業による受注確保、生産効率の向上、品質改善に努めていますが、経済環境の不透明感やコスト増の継続が懸念されます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 鋳物事業: 売上高3,464百万円(前年同期比2.6%減)、営業損失140百万円(前年同期営業損失162百万円)。
    • 不動産賃貸事業: 売上高107百万円(前年同期比1.9%減)、営業利益45百万円(前年同期比2.5%増)。
    • 発電・売電事業: 売上高66百万円(前年同期比2.2%増)、営業利益41百万円(前年同期比25.5%増)。
  • 配当方針: 2025年3月期は年間5円の配当を実施しましたが、2026年3月期は中間配当がなく、期末配当予想は5円となっています。
  • 株主還元施策: 詳細な記載はありません。
  • M&Aや大型投資: 詳細な記載はありません。
  • 人員・組織変更: 詳細な記載はありません。
  • 非連結子会社の解散及び清算、特別損失の計上: 業績予想修正の理由として挙げられており、今後の財務への影響が注目されます。