2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
株式会社宇野澤組鐵工所 (6396)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社宇野澤組鐵工所は、2026年3月期第3四半期累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)において、売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益の全てにおいて前年同期比で減少しました。特に製造事業における真空ポンプの売上減少が業績全体に大きく影響しました。一方で、不動産事業は安定した収益を上げており、自己資本比率も改善傾向にあります。今後の回復には、製造事業の立て直しが鍵となります。
2. 業績結果
| 科目 | 当期(百万円) | 前期(百万円) | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 3,411 | 3,659 | △6.8 |
| 営業利益 | 280 | 431 | △34.9 |
| 経常利益 | 318 | 447 | △28.8 |
| 四半期純利益 | 213 | 275 | △22.5 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 193.35 | 249.62 | △22.5 |
| 配当金(年間予想) | 50.00 | 50.00 | - |
業績結果に対するコメント: 当第3四半期累計期間の業績は、売上高が前年同期比6.8%減の34億11百万円となりました。これは主に製造事業における半導体製造装置向け真空ポンプの売上が前年同期比22.7%減となったことが主因です。損益面では、売上総利益の減少に加え、販売費及び一般管理費の増加(前年同期比2.0%増)も影響し、営業利益は同34.9%減の2億80百万円、経常利益は同28.8%減の3億18百万円、四半期純利益は同22.5%減の2億13百万円となりました。不動産事業は売上高が同2.2%減の4億76百万円、セグメント利益は同3.2%減の3億58百万円と、比較的堅調に推移しました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |--------------------|--------------|----------------| | 流動資産 | 5,026 | △486 | | 現金及び預金 | 2,777 | △105 | | 受取手形及び売掛金 | 753 | △9 | | 電子記録債権 | 571 | △96 | | 棚卸資産 | 899 | △244 | | その他 | 24 | △31 | | 固定資産 | 3,332 | 420 | | 有形固定資産 | 2,658 | 308 | | 無形固定資産 | 25 | △3 | | 投資その他の資産 | 647 | 111 | | 資産合計 | 8,358 | △65 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |--------------------|--------------|----------------| | 流動負債 | 1,928 | △276 | | 支払手形及び買掛金 | 130 | △63 | | 電子記録債務 | 358 | △294 | | 1年内返済予定の長期借入金 | 727 | △67 | | 未払法人税等 | 0 | △109 | | 賞与引当金 | 30 | △68 | | 製品保証引当金 | 29 | △1 | | その他 | 652 | 326 | | 固定負債 | 2,836 | △25 | | 長期借入金 | 1,338 | △158 | | 繰延税金負債 | 113 | 65 | | 退職給付引当金 | 671 | 44 | | 役員退職慰労引当金 | 157 | 6 | | 長期預り保証金 | 535 | 13 | | その他 | 20 | 4 | | 負債合計 | 4,764 | △302 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |--------------------|--------------|----------------| | 株主資本 | 3,236 | 158 | | 資本金 | 785 | 0 | | 資本剰余金 | 303 | 0 | | 利益剰余金 | 2,177 | 158 | | 自己株式 | △30 | 0 | | その他の包括利益累計額 | 357 | 78 | | その他有価証券評価差額金 | 358 | 78 | | 繰延ヘッジ損益 | △0 | △0 | | 純資産合計 | 3,593 | 236 | | 負債純資産合計 | 8,358 | △65 |
貸借対照表に対するコメント: 総資産は前期末比65百万円減少し8,358百万円となりました。主な減少要因は、棚卸資産の減少(244百万円減)、現金及び預金の減少(105百万円減)、電子記録債権の減少(96百万円減)です。一方で、有形固定資産の増加(308百万円増)が総資産の減少幅を抑制しました。負債合計は302百万円減少し4,764百万円となりました。特に電子記録債務の減少(294百万円減)が大きく影響しています。純資産は236百万円増加し3,593百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加(158百万円増)とその他有価証券評価差額金の増加(78百万円増)によるものです。 自己資本比率は43.0%となり、前期末の39.9%から改善しました。これは負債の減少と純資産の増加によるものです。流動比率や当座比率などの短期的な支払い能力を示す安全性指標は、開示情報からは詳細な算出ができませんが、負債の減少傾向は安全性の向上を示唆しています。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | 売上高比率(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 3,411 | △248 | 100.0% |
| 売上原価 | 2,674 | △107 | 78.4% |
| 売上総利益 | 736 | △141 | 21.6% |
| 販売費及び一般管理費 | 455 | 9 | 13.3% |
| 営業利益 | 280 | △151 | 8.2% |
| 営業外収益 | 55 | 21 | 1.6% |
| 営業外費用 | 18 | 0 | 0.5% |
| 経常利益 | 318 | △129 | 9.3% |
| 特別利益 | 93 | 93 | 2.7% |
| 特別損失 | 72 | 70 | 2.1% |
| 税引前当期純利益 | 339 | △111 | 9.9% |
| 法人税等 | 125 | △44 | 3.7% |
| 当期純利益 | 213 | △62 | 6.2% |
損益計算書に対するコメント: 当第3四半期累計期間の売上高は34億11百万円と、前年同期比で6.8%減少しました。売上原価も26億74百万円と減少しましたが、売上高の減少率よりも小幅な減少にとどまったため、売上総利益は7億36百万円と、同19.2%減少しました。販売費及び一般管理費は4億55百万円と、前年同期比で微増しました。 その結果、営業利益は2億80百万円と、同34.9%の大幅な減少となりました。営業外収益は助成金収入の計上などにより増加しましたが、営業外費用はほぼ横ばいでした。特別利益として投資有価証券売却益93百万円が計上されたものの、特別損失として固定資産除却損72百万円も発生しました。 最終的な当期純利益は2億13百万円と、前年同期比で22.5%減少しました。売上高営業利益率は8.2%(前期は11.8%)、売上高経常利益率は9.3%(前期は12.2%)といずれも低下しており、収益性の悪化が見られます。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
当第3四半期累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されておりません。 減価償却費は以下の通りです。 - 前第3四半期累計期間: 142,379千円 - 当第3四半期累計期間: 146,953千円
6. 今後の展望
2026年3月期の通期業績予想に変更はなく、売上高50億円(前期比0.9%増)、営業利益5億70百万円(前期比4.1%減)、経常利益6億円(前期比3.1%減)、当期純利益4億10百万円(前期比3.3%増)を見込んでいます。 しかしながら、当第3四半期までの業績は減収減益となっており、通期予想達成には下期での挽回が必要です。特に、製造事業における半導体製造装置向け真空ポンプの需要回復が重要となります。 中期経営計画や具体的な戦略については、開示情報からは詳細を把握できません。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績:
- 製造事業: 売上高29億34百万円(前年同期比7.5%減)、セグメント損失77百万円(前年同期はセグメント利益61百万円)。真空ポンプの売上減少が響きました。
- 不動産事業: 売上高4億76百万円(前年同期比2.2%減)、セグメント利益3億58百万円(前年同期比3.2%減)。比較的安定した収益を上げています。
- 配当方針: 2026年3月期の年間配当予想は50円(前期実績と同額)です。
- 株主還元施策: 開示情報からは、配当以外の具体的な株主還元施策は確認できません。
- M&Aや大型投資: 開示情報からは、M&Aや大型投資に関する情報は確認できません。
- 人員・組織変更: 開示情報からは、人員・組織変更に関する情報は確認できません。