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更新: 2026-02-16 15:40:00
決算 2026-02-16T15:40

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)

日本エアーテック株式会社 (6291)

決算評価: 良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

日本エアーテック株式会社の2025年12月期(非連結)決算は、売上高が前期比4.7%増加し、141億51百万円となりました。これは、半導体・電子分野およびバイオロジカル分野における設備投資の継続、クリーンルーム関連製品の好調な販売が主な要因です。営業利益は同6.0%増、経常利益は同5.1%増と増益を達成し、収益性の改善が見られます。一方で、当期純利益は同0.5%減となりました。自己株式取得や赤城スマートファクトリー第2工場の建設など、将来の成長に向けた投資も積極的に行われています。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 14,151 4.7
営業利益 1,163 6.0
経常利益 1,606 5.1
当期純利益 1,131 △0.5
1株当たり当期純利益(EPS) 111.96円 2.0
配当金(年間) 55.00円 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は、クリーンルーム(+53.0%)、バイオロジカル機器(+14.2%)、据付・保守サービス(+2.4%)などの増加により、前期比で堅調に伸びました。特に、再生医療分野や感染症研究関連、電子分野における設備投資の活発さがクリーンルームの売上を大きく牽引しました。 利益面では、生産効率の向上、原価低減、販売価格の改定により、クリーンルーム機器などの利益率が向上しました。これにより、営業利益、経常利益ともに前期比で増加しました。 当期純利益は、前期比でわずかに減少しましたが、これは主に海外からの配当金等の影響によるものと考えられます。 1株当たり当期純利益(EPS)は、前期比2.0%増加しており、利益の増加傾向を示しています。 配当金は、前期の50.00円から55.00円に増配されており、株主還元への意識が見られます。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 流動資産 | 12,458 | 5.0 | | 現金及び預金 | 記載なし | 記載なし | | 受取手形及び売掛金 | 記載なし | 記載なし | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定資産 | 7,417 | 11.6 | | 有形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 無形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 投資その他の資産 | 記載なし | 記載なし | | 資産合計 | 19,875 | 7.4 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 流動負債 | 3,955 | 10.0 | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定負債 | 1,148 | 87.2 | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 5,104 | 21.2 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 株主資本 | 記載なし | 記載なし | | 資本金 | 記載なし | 記載なし | | 利益剰余金 | 記載なし | 記載なし | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 14,771 | 3.3 | | 負債純資産合計 | 19,875 | 7.4 |

貸借対照表に対するコメント: 総資産は前期比7.4%増加し、198億75百万円となりました。流動資産は5.0%増加し、固定資産は11.6%増加しました。固定資産の増加は、草加工場隣接地の取得や赤城スマートファクトリー第2工場建設のための建設仮勘定の増加によるものです。 負債合計は前期比21.2%増加し、51億4百万円となりました。流動負債は10.0%増加、固定負債は87.2%増加しました。固定負債の増加は、主に長期借入金の増加によるものです。 純資産は前期比3.3%増加し、147億71百万円となりました。これは、当期純利益の計上による増加が、配当金の計上や自己株式の取得による減少を上回ったためです。 自己資本比率は74.3%と高い水準を維持しており、財務の健全性は良好です。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 14,151 4.7 100.0%
売上原価 記載なし 記載なし
売上総利益 3,600 3.0 25.4%
販売費及び一般管理費 記載なし 記載なし
営業利益 1,163 6.0 8.2%
営業外収益 記載なし 記載なし
営業外費用 記載なし 記載なし
経常利益 1,606 5.1 11.3%
特別利益 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 1,595 記載なし
法人税等 記載なし 記載なし
当期純利益 1,131 △0.5 8.0%

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は25.4%と、前期比でわずかに改善しました。これは、クリーンルーム機器などの利益率向上によるものです。 営業利益率は8.2%と、前期比で0.1ポイント上昇しました。これは、売上高の増加と利益率の改善が寄与しています。 経常利益率は11.3%と、前期比で0.4ポイント上昇しました。海外からの配当金等の営業外収益が影響していると考えられます。 当期純利益率は8.0%と、前期比で0.4ポイント低下しました。これは、当期純利益が前期比で微減したためです。 コスト構造としては、売上原価の管理と販売費及び一般管理費の効率化が引き続き重要となります。

5. キャッシュフロー

科目 金額(百万円) 前期比(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,625 +2,293
投資活動によるキャッシュ・フロー △900 △16
財務活動によるキャッシュ・フロー 324 +1,288
現金及び現金同等物期末残高 3,249 +1,057
フリーキャッシュフロー 725 +2,277

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは、前期のマイナスから大幅なプラスに転じ、16億25百万円となりました。これは、税引前当期純利益の増加が主な要因です。 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が増加し、△9億円となりました。これは、赤城スマートファクトリー第2工場建設などの設備投資によるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入が増加したことなどにより、前期のマイナスからプラスに転じ、3億24百万円となりました。 フリーキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローの改善により、大幅に増加しました。

6. 今後の展望

2026年12月期の業績予想では、売上高140億円(前期比1.1%減)、営業利益11億50百万円(前期比1.2%減)、経常利益15億円(前期比6.6%減)、当期純利益10億80百万円(前期比4.5%減)を見込んでいます。これは、2025年度に前倒しで計上された工事案件の影響によるものです。 中期経営計画(2024年度〜2028年度)を推進し、ROE7%以上を目指しています。 営業面では、北海道出張所・サービスセンターの活用、製造部門では赤城スマートファクトリー第2工場の稼働による生産性向上とコスト削減、研究開発では省人化・省エネルギー化の推進と新規事業への挑戦、サービスセンターでは技術力継承強化と拠点拡充を進める計画です。 リスク要因としては、海外情勢の不確実性、為替・金利動向、気候変動や環境問題への対応、少子高齢化に伴う労働需給の変化と人件費増加などが挙げられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 詳細なセグメント別業績は開示されていませんが、製品別ではクリーンルーム、バイオロジカル機器、据付・保守サービスが好調でした。クリーンクリーニング事業からは撤退しました。
  • 配当方針: 2025年12月期は前期比増配の55.00円となりました。総還元性向65%以上を目指す方針です。
  • 株主還元施策: 自己株式の取得を実施しており、株主還元への積極的な姿勢が見られます。
  • M&Aや大型投資: 赤城スマートファクトリー第2工場の建設(総工費16億円)は、機器生産能力増強と倉庫賃借料削減を目的とした大型投資です。
  • 人員・組織変更: 北海道出張所及び北海道サービスセンターを開設し、熊本出張所にもサービスセンターを設置する計画です。

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