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更新: 2026-04-14 15:30:00
決算 2026-04-14T15:30

2026年2月期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社JRCT (6224)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社JRCTは2026年2月期決算で、売上高137億46百万円(前年比24.2%増)、営業利益19億64百万円(前年比42.8%増)と大幅な増収増益を達成した。特に営業利益の伸び率が売上高を上回る42.8%増と、収益性の改善が顕著である。自己資本比率も35.2%から43.9%に改善し、財務体質も強化された。2027年2月期は売上高150億99百万円、営業利益19億65百万円を見込む。

2. 業績結果

【数値】 - 売上高: 137億46百万円(前年比24.2%増) - 営業利益: 19億64百万円(前年比42.8%増) - 経常利益: 19億4百万円(前年比35.6%増) - 当期純利益: 14億23百万円(前年比31.9%増) - EPS: 111.64円(前年比27.2%増) - 配当: 年間33円(前年比26.9%増)

【コメント】 増収の要因は、コンベヤ事業の好調に加え、2025年12月に連結子会社化した株式会社セイコーテックの業績が第4四半期より寄与したことによる。営業利益率は14.3%(前年14.4%)と安定しており、収益性の改善が進んでいる。ロボットSI事業ではコストコントロールの徹底により収益性が改善し、環境プラント事業では基幹改良工事の継続的な獲得により受注量と受注単価の両立を目指す。

3. 貸借対照表

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 807億62百万円 | +6.2% | | 現金及び預金 | 258億54百万円 | +6.5% | | 受取手形及び売掛金 | 294億45百万円 | +14.1% | | 棚卸資産 | 90億15百万円 | +11.3% | | その他 | 164億48百万円 | +29.9% | | 固定資産 | 523億41百万円 | -1.0% | | 有形固定資産 | 359億27百万円 | +0.6% | | 無形固定資産 | 86億03百万円 | +7.7% | | 投資その他の資産 | 78億11百万円 | -37.1% | | 資産合計 | 1331億4百万円 | +1.6% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 377億73百万円 | -33.3% | | 支払手形及び買掛金 | 99億90百万円 | -32.5% | | 短期借入金 | 25億百万円 | -98.6% | | その他 | 252億83百万円 | -30.6% | | 固定負債 | 369億98百万円 | +8.7% | | 長期借入金 | 335億04百万円 | +14.2% | | その他 | 34億94百万円 | +17.6% | | 負債合計 | 747億71百万円 | -11.9% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 576億71百万円 | +12.1% | | 資本金 | 18億27百万円 | +38.8% | | 利益剰余金 | 571億27百万円 | +12.0% | | その他の包括利益累計額 | 7億30百万円 | -21.8% | | 純資産合計 | 584億1百万円 | +26.6% | | 負債純資産合計 | 1331億4百万円 | +1.6% |

【コメント】 自己資本比率は43.9%(前年35.2%)と大幅に改善し、財務体質が強化された。流動比率は214.0%(前年214.1%)と安定しており、短期的な支払い能力に問題はない。長期借入金の増加は連結子会社の増加に伴うものであり、健全な財務運営が行われている。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 1374億69百万円 +24.2% 100.0%
売上原価 886億78百万円 +25.5% 64.5%
売上総利益 487億91百万円 +22.1% 35.5%
販売費及び一般管理費 291億27百万円 +20.8% 21.2%
営業利益 196億64百万円 +42.8% 14.3%
営業外収益 10億76百万円 +5.8% 0.8%
営業外費用 7億40百万円 -15.3% 0.5%
経常利益 191億4百万円 +35.6% 13.9%
特別利益 2億24百万円 - 0.2%
特別損失 1億21百万円 - 0.1%
税引前当期純利益 192億43百万円 +33.7% 14.0%
法人税等 48億20百万円 +37.7% 3.5%
当期純利益 142億23百万円 +31.9% 10.3%

【コメント】 売上高営業利益率は14.3%(前年14.4%)と安定しており、収益性の改善が進んでいる。販管費の増加率(20.8%)が売上高の増加率(24.2%)を下回っており、コストコントロールが効果的に行われている。営業外費用の減少(-15.3%)も利益拡大に寄与した。

5. キャッシュフロー

【数値】 - 営業活動によるキャッシュフロー: 82億24百万円(前年比48.1%減) - 投資活動によるキャッシュフロー: -11億3百万円(前年比90.3%減) - 財務活動によるキャッシュフロー: -55億8百万円(前年比1,011.0%増) - フリーキャッシュフロー: 71億14百万円

【コメント】 営業活動によるキャッシュフローは前年比48.1%減少したが、これは税金等調整前当期純利益の計上額が前年より減少したため。投資活動によるキャッシュフローは連結子会社の増加に伴う支出があったものの、保険積立金の解約による収入もあり、前年比90.3%減少した。財務活動によるキャッシュフローは長期借入金の返済と配当金の支払いにより、前年比1,011.0%増加した。

6. 今後の展望

2027年2月期は売上高150億99百万円(前年比9.8%増)、営業利益19億65百万円(前年比0.1%増)、経常利益19億14百万円(前年比0.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益12億51百万円(前年比12.1%減)を見込む。カンパニー制導入により、各事業における意思決定の迅速化と責任の明確化を図り、中長期的な企業価値の向上を目指す。

7. その他の重要事項

【セグメント別業績】 - コンベヤ事業: 売上高102億16百万円(前年比28.1%増)、セグメント利益25億77百万円(前年比51.8%増) - 環境プラント事業: 売上高21億84百万円(前年比1.5%増)、セグメント利益1億95百万円(前年比56.6%減) - ロボットSI事業: 売上高14億19百万円(前年比42.0%増)、セグメント利益78百万円(前年比206.7%増)

【配当方針】 株主に対する利益還元を経営上の重要課題の一つと認識し、連結配当性向30%程度を目安に配当の実施を目指す。2026年2月期は年間33円(前年比26.9%増)、2027年2月期は年間34円(前年比3.0%増)を予定。

【その他】 - M&Aの積極的な活用により、既存3カンパニーの事業領域の拡大と新たな事業基盤の構築を目指す - 2026年3月1日付でカンパニー制を導入し、各事業における意思決定の迅速化と責任の明確化を図る

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