2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社ヤマザキ (6147)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社ヤマザキは、2026年3月期第3四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)において、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて前年同期比で大幅な減少となりました。特に工作機械事業における専用工作機械の販売減少が業績悪化の主因であり、連結全体で営業損失、経常損失、四半期純損失を計上する厳しい結果となりました。財政状態においては、総資産、純資産ともに減少しており、自己資本比率も低下しています。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前年同期比 (%) |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 1,787 | △22.0 |
| 営業利益 | △196 | - |
| 経常利益 | △207 | - |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | △230 | - |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | △52.04 | - |
| 配当金(2026年3月期予想) | 10.00(年間) | 記載なし |
業績結果に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間における業績は、前年同期と比較して大幅な悪化となりました。売上高は、国内販売が増加した輸送用機器事業とは対照的に、工作機械事業における専用工作機械の販売減少が大きく響き、全体として22.0%減となりました。利益面では、売上高の減少に加え、販売費及び一般管理費の増加(前年同期比1.5%増)も重なり、営業利益は大幅な損失に転落しました。営業外損益では、支払利息の増加(前年同期比73.9%増)が経常利益をさらに圧迫しました。特別損失として事業構造改善費用161百万円を計上したことも、最終的な純損失を拡大させる要因となりました。1株当たり当期純利益も大幅なマイナスとなりました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動資産 | 1,796 | △17.7 | | 現金及び預金 | 917 | 8.3 | | 受取手形及び売掛金 | 351 | △48.0 | | 電子記録債権 | 206 | 47.9 | | 製品 | 39 | △6.9 | | 仕掛品 | 131 | △58.8 | | 原材料及び貯蔵品 | 111 | △7.5 | | その他 | 38 | △4.5 | | 固定資産 | 1,792 | 1.9 | | 有形固定資産 | 1,507 | △0.8 | | 無形固定資産 | 17 | △32.1 | | 投資その他の資産 | 268 | 24.6 | | 資産合計 | 3,589 | △9.0 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動負債 | 1,757 | △5.9 | | 買掛金 | 140 | 22.2 | | 短期借入金 | 1,386 | △8.8 | | リース債務 | 16 | 35.7 | | 未払法人税等 | 3 | △84.3 | | 賞与引当金 | 20 | △53.6 | | 受注損失引当金 | 53 | 31.4 | | その他 | 136 | 20.4 | | 固定負債 | 700 | 5.7 | | 長期借入金 | 310 | 1.1 | | リース債務 | 130 | 6.6 | | 退職給付に係る負債 | 156 | 6.3 | | 資産除去債務 | 39 | △5.4 | | その他 | 43 | 89.1 | | 負債合計 | 2,458 | △3.2 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 株主資本 | 1,031 | △21.1 | | 資本金 | 972 | 0.0 | | 利益剰余金 | △51 | - | | 自己株式 | △85 | 0.0 | | その他の包括利益累計額 | 99 | △6.7 | | 純資産合計 | 1,130 | △20.0 | | 負債純資産合計 | 3,589 | △9.0 |
貸借対照表に対するコメント: 当期末の総資産は35億89百万円となり、前連結会計年度末から9.0%減少しました。流動資産は、受取手形及び売掛金、仕掛品の大幅な減少が主な要因です。固定資産は微増となりましたが、投資有価証券の増加が寄与しています。負債合計は24億58百万円で、3.2%減少しました。短期借入金の減少が主な要因です。純資産合計は11億30百万円で、20.0%減少しました。これは、当期の純損失計上による利益剰余金の減少が主因です。自己資本比率は31.5%となり、前期末の35.8%から低下しており、財務の安全性がやや低下しています。流動比率(流動資産÷流動負債)は約102.2%(17962.2 ÷ 17578.79)となり、100%を超えていますが、前期末の約116.9%から低下しています。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | 売上高比率 (%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 1,787 | △22.0 | 100.0% |
| 売上原価 | 1,608 | △12.8 | 89.9% |
| 売上総利益 | 178 | △59.7 | 10.0% |
| 販売費及び一般管理費 | 375 | 1.5 | 21.0% |
| 営業利益 | △196 | - | △11.0% |
| 営業外収益 | 18 | △10.0 | 1.0% |
| 営業外費用 | 29 | 45.3 | 1.6% |
| 経常利益 | △207 | - | △11.6% |
| 特別利益 | 0 | △100.0 | 0.0% |
| 特別損失 | 16 | 234.7 | 0.9% |
| 税引前当期純利益 | △223 | - | △12.5% |
| 法人税等 | 7 | △42.6 | 0.4% |
| 当期純利益 | △230 | - | △12.9% |
損益計算書に対するコメント: 当期の損益計算書は、売上高の減少が利益を大きく圧迫した状況を示しています。売上原価の減少率は売上高の減少率を下回っており、売上総利益率は前期の19.9%から10.0%へと大幅に低下しました。これは、販売数量の減少に加え、原価率の上昇を示唆しています。販売費及び一般管理費は微増しましたが、売上高に対する比率は21.0%と上昇しました。結果として、営業利益は1億96百万円の損失となりました。営業外費用では、支払利息が大幅に増加し、経常利益も2億7百万円の損失となりました。特別損失として事業構造改善費用161百万円を計上したことで、税引前当期純利益は2億23百万円の損失、最終的な当期純利益も2億30百万円の損失となりました。売上高営業利益率はマイナス11.0%となり、収益性の悪化が顕著です。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。 減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む。)は、90,135千円(90百万円)でした。
6. 今後の展望
2026年3月期の連結業績予想は、本日公表された「業績予想の修正及び特別損失の発生に関するお知らせ」を参照する必要がありますが、現時点で開示されている通期予想(2025年4月1日~2026年3月31日)は、売上高2,337百万円(前期比△24.5%)、営業利益△247百万円、経常利益△259百万円、親会社株主に帰属する当期純利益△350百万円、1株当たり当期純利益△78.90円となっています。これは、第3四半期までの実績を踏まえ、通期での大幅な赤字見通しを示しています。 会社は、業績予想の修正を行っており、将来に関する記述は、現在入手している情報及び一定の前提に基づいているものの、実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があることに注意が必要です。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績:
- 輸送用機器事業:売上高10億98百万円(前期比1.9%減)、営業利益53百万円(前期比23.2%減)。国内販売は増加したが、海外販売の減少が響いた。
- 工作機械事業:売上高6億88百万円(前期比41.1%減)、営業損失2億51百万円(前期は営業利益4百万円)。専用工作機械の販売減少が主因。
- 配当方針: 2025年3月期は年間10円配当を実施。2026年3月期は年間10円配当を予想しているが、業績悪化を踏まえると、今後の見通しには不透明感がある。
- 株主還元施策: 現時点では、配当予想の維持が示されている。
- M&Aや大型投資: 記載なし。
- 人員・組織変更: 事業構造改善費用161百万円が特別損失として計上されており、何らかの事業再構築や人員整理が行われた可能性が示唆される。