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更新: 2026-04-03 09:15:34
決算 2026-02-13T15:30

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社タクマ (6013)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社タクマの2026年3月期第3四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)の業績は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて前期比で増加し、非常に好調な結果となりました。特に、環境・エネルギー(国内)事業における大型案件の受注が業績を牽引し、通期業績予想も上方修正されています。貸借対照表においても、自己資本比率が58.2%と安定しており、財務健全性も維持されています。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 113,807 7.0
営業利益 9,502 9.1
経常利益 10,355 10.9
親会社株主に帰属する四半期純利益 8,255 14.0
1株当たり四半期純利益(円銭) 110.63 -
配当金(年間予想) - -

業績結果に対するコメント: 売上高は、主に環境・エネルギー(国内)事業および民生熱エネルギー事業の増加により、前期比7.0%増となりました。環境・エネルギー(国内)事業では、ごみ処理プラントのDBO事業やバイオマス発電プラントの新設など、大型案件の受注が堅調に推移しました。民生熱エネルギー事業では、株式会社IHI汎用ボイラの連結子会社化が売上増加に寄与しました。 利益面では、売上高の増加に加え、環境・エネルギー(国内)事業の増益が寄与し、営業利益は前期比9.1%増となりました。経常利益も同様に増加し、特別利益として投資有価証券売却益を計上したこともあり、親会社株主に帰属する四半期純利益は前期比14.0%増と大きく伸長しました。 1株当たり当期純利益は110.63円となり、前期の91.66円から増加しています。 配当については、2026年3月期の年間配当予想が87円(中間配当39円含む)と、前期の67円から増額されています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|------------------| | 流動資産 | 126,823 | △9,486 | | 現金及び預金 | 48,511 | 9,080 | | 受取手形、売掛金及び契約資産 | 57,195 | △25,098 | | 棚卸資産 | 17,640 | 5,706 | | その他 | 3,553 | 888 | | 固定資産 | 58,687 | 4,078 | | 有形固定資産 | 18,256 | △507 | | 無形固定資産 | 1,415 | 457 | | 投資その他の資産 | 39,014 | 4,127 | | 資産合計 | 185,510 | △5,408 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|------------------| | 流動負債 | 62,952 | △6,563 | | 支払手形及び買掛金 | 25,061 | 33 | | 電子記録債務 | 14,640 | 6,229 | | 短期借入金 | 770 | △11,315 | | その他 | 5,732 | △2,279 | | 固定負債 | 13,712 | 1,873 | | 長期借入金 | 80 | 80 | | その他 | 1,464 | 1,069 | | 負債合計 | 76,665 | △4,690 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |--------------------------|----------------|------------------| | 株主資本 | 96,438 | △4,131 | | 資本金 | 13,367 | 0 | | 利益剰余金 | 92,222 | 2,376 | | 自己株式 | △12,886 | △6,534 | | その他の包括利益累計額 | 11,437 | 3,272 | | 純資産合計 | 108,845 | △718 | | 負債純資産合計 | 185,510 | △5,408 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は58.2%と、前期末の57.0%から1.2ポイント増加しており、財務の安定性は高い水準を維持しています。 流動資産は減少しましたが、これは主に受取手形、売掛金及び契約資産の減少によるもので、現金及び預金、棚卸資産は増加しています。棚卸資産の増加は、今後の売上増加への備えとも考えられます。 負債合計は減少しており、特に短期借入金の減少が顕著です。これは、財務体質の改善を示唆しています。 純資産は微減ですが、利益剰余金が増加しており、株主資本の質は向上しています。自己株式の取得により自己株式が大きく増加していますが、これは株主還元策の一環と考えられます。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 113,807 7.0 100.0
売上原価 87,461 4.6 76.8
売上総利益 26,345 17.4 23.2
販売費及び一般管理費 16,843 19.3 14.8
営業利益 9,502 9.1 8.4
営業外収益 988 6.1 0.9
営業外費用 134 △55.5 0.1
経常利益 10,355 10.9 9.1
特別利益 1,625 112.3 1.4
特別損失 記載なし - -
税引前当期純利益 11,981 18.6 10.5
法人税等 3,649 33.0 3.2
当期純利益 8,331 13.3 7.3
親会社株主に帰属する当期純利益 8,255 14.0 7.3

損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は8.4%と、前期の8.3%から微増しています。売上総利益率は23.2%と、前期の21.4%から改善しており、売上原価の増加率が売上高の増加率を下回ったことが要因です。 販売費及び一般管理費は前期比で19.3%増加しており、売上高比率も14.8%と前期の13.3%から上昇しています。これは、連結子会社化に伴う人件費等の固定費増加などが影響している可能性があります。 経常利益は前期比10.9%増と堅調に推移しました。特別利益として投資有価証券売却益が大きく計上されたこともあり、税引前当期純利益は前期比18.6%増となりました。 法人税等の増加率は33.0%と、税引前当期純利益の増加率を上回っており、実効税率が上昇したことがうかがえます。 当期純利益は前期比13.3%増、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比14.0%増となり、増収増益を達成しました。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

開示資料には、キャッシュフロー計算書の詳細な記載はありませんでしたが、貸借対照表の現金及び預金の増加(前期末136,309百万円 → 当期末126,823百万円、ただしこれは流動資産合計であり、現金及び預金単体では48,511百万円と増加)や、自己株式取得による支出などから、営業活動によるキャッシュフローはプラス、投資活動によるキャッシュフローはプラス(投資有価証券の増加など)、財務活動によるキャッシュフローはマイナス(自己株式取得など)と推測されます。

6. 今後の展望

株式会社タクマは、2026年3月期の通期業績予想を上方修正しています。受注高は3,300億円(従前予想3,000億円)、売上高は1,670億円(同1,650億円)、営業利益は152億円(同130億円)、経常利益は160億円(同140億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は129億円(同110億円)と、いずれも大幅な上方修正となりました。 これは、環境・エネルギー(国内)事業における大型案件の受注が計画を上回るペースで推移していること、メンテナンスなどのストック型ビジネスの順調な伸び、受注済みプラントの建設工事の進捗などが主な要因です。 また、期末配当予想も増額され、年間配当金は87円となる見込みです。 リスク要因としては、建設工事の遅延やコスト増、為替変動などが考えられますが、全体としては堅調な業績推移が期待されます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 環境・エネルギー(国内)事業が受注高、売上高、営業利益ともに大幅に増加し、業績を牽引しています。
    • 民生熱エネルギー事業は、子会社化により売上高が増加しましたが、営業利益は横ばいでした。
    • 環境・エネルギー(海外)事業および設備・システム事業は、売上高・利益ともに減少しました。
  • 配当方針: 2026年3月期の年間配当予想は87円と、前期から増額されています。
  • 株主還元施策: 自己株式の取得及び消却を実施しており、株主還元に積極的な姿勢が見られます。
  • M&Aや大型投資: 株式会社IHI汎用ボイラの連結子会社化を実施しています。
  • 人員・組織変更: 記載なし。

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