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更新: 2026-04-03 09:15:34
決算 2026-02-13T15:30

2026年3月期 第3四半期 決算短信〔日本基準〕(連結)

サンコール株式会社 (5985)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

サンコール株式会社の2026年3月期第3四半期連結累計期間の業績は、HDD用サスペンション事業からの撤退に伴う売上高の減少が顕著でした。しかし、データセンター向け需要の堅調さや通信関連事業の成長により、利益面では大幅な改善を達成しました。特に営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で大きく増加しました。売上高は減少したものの、利益率の改善が目立つ結果となりました。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前年同期比 (%)
売上高(営業収益) 39,603 △16.0
営業利益 5,580 166.9
経常利益 5,832 251.0
親会社株主に帰属する四半期純利益 4,812
1株当たり当期純利益(EPS) 158.91
年間配当金(予想) 20.00

業績結果に対するコメント: 売上高の減少は、主にHDD用サスペンション事業からの事業撤退によるものです。この事業は前年同期に120億6百万円の売上高を計上していましたが、当期は38億65百万円と大幅に減少しました。一方で、利益面では、データセンター向け需要の好調や通信関連の売上増加が寄与し、営業利益、経常利益ともに大幅に増加しました。特に、前年同期に特別損失として計上されていた減損損失や事業撤退損などが当期は大幅に減少したことも、利益を押し上げる要因となりました。為替差益の発生も経常利益の増加に貢献しました。1株当たり当期純利益も大幅に改善しています。年間配当金予想は15.00円から20.00円に修正されています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 流動資産 | 28,281 | △6,715 | | 現金及び預金 | 11,299 | 2,103 | | 受取手形及び売掛金 | 6,916 | △6,382 | | 棚卸資産 | 8,986 | △1,784 | | その他 | 1,080 | △528 | | 固定資産 | 25,877 | 700 | | 有形固定資産 | 14,580 | △428 | | 無形固定資産 | 186 | △92 | | 投資その他の資産 | 11,110 | 1,218 | | 資産合計 | 54,158 | △6,016 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 流動負債 | 14,617 | △11,751 | | 支払手形及び買掛金 | 4,467 | △2,843 | | 短期借入金 | 4,435 | △5,938 | | その他 | 3,321 | △1,780 | | 固定負債 | 7,895 | 681 | | 長期借入金 | 4,212 | 458 | | その他 | 2,693 | 190 | | 負債合計 | 22,513 | △11,069 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 株主資本 | 24,446 | 4,713 | | 資本金 | 4,808 | 0 | | 利益剰余金 | 18,361 | 4,660 | | 自己株式 | △1,562 | 52 | | その他の包括利益累計額 | 7,199 | 340 | | 純資産合計 | 31,645 | 5,052 | | 負債純資産合計 | 54,158 | △6,016 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は58.4%と、前期の44.2%から大幅に改善しており、財務の健全性が向上しています。流動資産は減少していますが、現金及び預金が増加している点はポジティブです。一方で、受取手形及び売掛金、棚卸資産の減少は、売上高の減少や事業撤退の影響を示唆しています。負債合計も大幅に減少しており、特に短期借入金と買掛金の減少が目立ちます。純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、利益剰余金が大幅に増加したことで増加しています。投資有価証券の増加も純資産を押し上げています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(百万円) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 39,603 △7,520 100.0%
売上原価 29,941 △10,822 75.6%
売上総利益 9,661 3,302 24.4%
販売費及び一般管理費 4,081 △189 10.3%
営業利益 5,580 3,491 14.1%
営業外収益 538 128 1.4%
営業外費用 286 △552 0.7%
経常利益 5,832 3,171 14.7%
特別利益 21 △3,991 0.1%
特別損失 70 △5,009 0.2%
税引前当期純利益 5,783 7,162 14.6%
法人税等 970 463 2.4%
当期純利益 4,812 4,725 12.1%

損益計算書に対するコメント: 売上高は減少しましたが、売上原価の減少幅が大きかったため、売上総利益は大幅に増加しました。販売費及び一般管理費は微減に留まりましたが、営業利益は大幅に増加しました。営業外収益の増加(為替差益の発生など)と営業外費用の減少(為替差損の減少など)により、経常利益も大きく伸びています。特別利益・損失については、前年同期に計上されていた多額の特別損失(減損損失、事業撤退損など)が当期は大幅に減少したことが、税引前当期純利益の増加に大きく寄与しました。売上高営業利益率は14.1%と、前年同期の4.4%から大幅に改善しています。

5. キャッシュフロー

当四半期連結累計期間におけるキャッシュフロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は1,936百万円計上されています。

6. 今後の展望

2026年3月期の連結業績予想は、売上高520億円(前期比18.7%減)、営業利益67億円(同94.6%増)、経常利益70億円(同121.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益56億円を見込んでいます。HDD用サスペンション事業からの撤退による売上高の減少は続く見込みですが、データセンター向け需要の堅調さや通信関連事業の成長を背景に、利益面での改善は継続すると予想されます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 日本: HDD用サスペンション事業撤退の影響で売上高は25.2%減となりましたが、減価償却費負担軽減や訴訟費用減少により、セグメント利益は318.3%増となりました。
    • 北米: 材料関連製品の販売減少により売上高は15.3%減となりましたが、収益性改善によりセグメント利益は黒字転換しました。
    • アジア: 通信関連の販売増加により売上高は12.3%増、セグメント利益は45.2%増となりました。
    • 欧州: 売上高は26.5%減、セグメント損失は拡大しました。
  • 配当方針: 2026年3月期の年間配当金予想は20.00円となっています。
  • 株主還元施策: 配当予想の修正に関するお知らせが別途公表されています。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 記載なし。

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