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更新: 2026-02-13 16:00:00
決算 2026-02-13T16:00

2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社三ッ星 (5820)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社三ッ星の2026年3月期第3四半期連結累計期間の決算は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて前期を上回る好調な業績となりました。特に利益面では大幅な増加を達成しており、総合的に見て「非常に良い」決算と評価できます。電線事業、ポリマテック事業、電熱線事業の各セグメントがそれぞれの課題に対応しながらも増収に貢献し、特に利益率の改善が顕著でした。ESG経営や4S運動といった中長期的な成長戦略も推進しており、今後の持続的な成長が期待されます。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 8,569 +4.4%
営業利益 283 +104.3%
経常利益 287 +145.5%
親会社株主に帰属する四半期純利益 194 +9.9%
1株当たり当期純利益(EPS) 記載なし
配当金 記載なし

業績結果に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間において、売上高は前年同期比4.4%増の8,569百万円となりました。これは、電線事業における銅価格上昇の影響を受けつつも、価格改定や高付加価値製品の販売強化により増収を達成したこと、ポリマテック事業において建材・機能性チューブ関連の販売が増加し、新規製品の立ち上げ効果も寄与したこと、そして電熱線事業においても一部回復傾向にある分野の需要を取り込んだことなどが要因です。 利益面では、売上高の増加に加え、価格転嫁への努力、継続的な経費削減、生産性向上、材料コストダウンへの取り組みが奏功し、営業利益は前年同期比104.3%増の283百万円、経常利益は前年同期比145.5%増の287百万円と大幅に増加しました。親会社株主に帰属する四半期純利益も9.9%増の194百万円となりました。特に、ポリマテック事業においては、セグメント損失が大幅に縮小しており、収益性の改善が顕著です。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 流動資産 | 8,350 | +332 | | 現金及び預金 | 1,862 | -177 | | 受取手形及び売掛金 | 2,115 | -129 | | 電子記録債権 | 1,170 | +228 | | 商品及び製品 | 1,767 | +121 | | 仕掛品 | 377 | +24 | | 原材料及び貯蔵品 | 845 | +250 | | その他 | 214 | +16 | | 固定資産 | 4,793 | +81 | | 有形固定資産 | 4,024 | +15 | | 無形固定資産 | 93 | -39 | | 投資その他の資産 | 676 | +105 | | 資産合計 | 13,143 | +414 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 流動負債 | 3,822 | +375 | | 支払手形及び買掛金 | 935 | +304 | | 電子記録債務 | 1,261 | +38 | | 短期借入金 | 553 | +26 | | 1年内返済予定の長期借入金 | 546 | -28 | | リース債務 | 32 | -16 | | 未払金 | 181 | +46 | | 未払法人税等 | 71 | +24 | | 賞与引当金 | 43 | -36 | | その他 | 200 | +18 | | 固定負債 | 2,470 | -148 | | 長期借入金 | 1,958 | -162 | | 退職給付に係る負債 | 47 | +4 | | リース債務 | 97 | -25 | | その他 | 367 | +35 | | 負債合計 | 6,292 | +226 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |--------------------------|----------------|-----------------| | 株主資本 | 6,409 | +138 | | 資本金 | 1,137 | 0 | | 資本剰余金 | 1,446 | +1 | | 利益剰余金 | 3,969 | +136 | | 自己株式 | -143 | +1 | | その他の包括利益累計額 | 442 | +50 | | その他有価証券評価差額金 | 365 | +78 | | 為替換算調整勘定 | 52 | -27 | | 退職給付に係る調整累計額 | 24 | -2 | | 純資産合計 | 6,851 | +188 | | 負債純資産合計 | 13,143 | +414 |

貸借対照表に対するコメント: 当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は52.1%(前期末52.4%)と、引き続き健全な水準を維持しています。流動資産は現金及び預金、受取手形及び売掛金が減少したものの、電子記録債権、商品及び製品、原材料及び貯蔵品の増加により、前期末比で332百万円増加しました。これは、事業活動の活発化や在庫の積み増しを示唆しています。固定資産も微増しています。 負債面では、流動負債が支払手形及び買掛金、電子記録債務の増加により375百万円増加しました。固定負債は長期借入金の減少により148百万円減少しました。全体として、負債合計は前期末比で226百万円増加しました。 純資産は、利益剰余金の増加やその他有価証券評価差額金の増加などにより、前期末比で188百万円増加し、6,851百万円となりました。 安全性指標としては、流動比率(流動資産÷流動負債)は約2.18倍(前期末約2.33倍)であり、短期的な支払い能力は良好です。当座比率((現金及び預金+受取手形及び売掛金)÷流動負債)は約1.47倍(前期末約1.79倍)であり、こちらも概ね良好な水準です。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(百万円) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 8,569 +361 100.0%
売上原価 7,001 +239 81.7%
売上総利益 1,568 +122 18.3%
販売費及び一般管理費 1,285 -22 15.0%
営業利益 283 +145 3.3%
営業外収益 記載なし
営業外費用 記載なし
経常利益 287 +172 3.4%
特別利益 記載なし
特別損失 記載なし
税引前当期純利益 記載なし
法人税等 記載なし
当期純利益 194 +18 2.3%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比4.4%増の8,569百万円となりました。売上原価も増加しましたが、売上総利益は前期比122百万円増の1,568百万円となり、売上総利益率は18.3%(前期17.6%)と改善しました。これは、銅価格上昇の影響を受けながらも、価格改定や高付加価値製品の販売強化、コストダウン努力が奏功したことを示しています。 販売費及び一般管理費は前期比で減少しており、効率的な運営が行われていることが伺えます。 これらの結果、営業利益は前期比104.3%増の283百万円となり、売上高営業利益率は3.3%(前期1.7%)と大幅に改善しました。経常利益も同様に大幅に増加し、145.5%増の287百万円となりました。 当期純利益は9.9%増の194百万円となりました。ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)などの収益性指標は、利益の大幅な増加により改善していると推測されますが、具体的な数値は記載されていません。コスト構造としては、売上原価率が81.7%と依然として高いものの、売上総利益率の改善が利益を押し上げています。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • 投資活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • 財務活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • フリーキャッシュフロー: 記載なし

6. 今後の展望

株式会社三ッ星は、2026年3月期の連結業績予想に変更がないことを公表しています。これは、2025年5月13日に公表された決算短信(2025年10月23日に一部訂正)に基づいています。 同社は、ESG(環境、社会、ガバナンス)を経営方針の中核に据え、4S(新分野開拓・新製品創出・新顧客増強・新グローバル戦略推進)運動を推進し、中長期的な持続的成長を目指しています。具体的には、脱炭素社会実現のための再生可能エネルギー活用、防災・災害復旧工事、海洋汚染問題対策といった環境面、少子高齢化問題解決に資する自動化・ロボット化や老朽化設備のメンテナンス対応といった社会面、経営の透明性やリスク管理の徹底といったガバナンス面を重視し、成長が見込まれる新たな分野開拓を進めています。 また、原材料・サプライチェーンの見直しによるコストダウン、工場の生産性向上、品質維持による生産力強化にも取り組んでいます。 今後の見通しとしては、設備投資の持ち直しや公共投資の底堅い動きが期待される一方で、米国の通商政策の影響、物価上昇の継続、金融資本市場の変動など、景気の下振れリスクには引き続き留意が必要です。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 電線: 売上高6,015百万円(前期比2.9%増)、セグメント利益325百万円(前期比27.4%増)。銅価格上昇の影響を受けつつも、価格改定や高付加価値製品の販売強化、コストダウン等により増収増益。
    • ポリマテック: 売上高1,901百万円(前期比9.0%増)、セグメント損失38百万円(前期はセグメント損失115百万円)。新規受注増加や新規製品の立ち上げ効果により増収。利益率が大きく改善し、損失幅が縮小。
    • 電熱線: 売上高651百万円(前期比5.4%増)、セグメント損失3百万円(前期はセグメント損失0百万円)。産業機器等の需要低迷により販売量は減少傾向も、一部回復傾向にある分野の需要を取り込み増収。原材料価格下落の一方で、人件費や固定費の増加により損失が発生。
  • 配当方針: 記載なし
  • 株主還元施策: 記載なし
  • M&Aや大型投資: 記載なし
  • 人員・組織変更: 記載なし