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更新: 2026-02-13 11:41:00
決算 2026-02-13T11:41

2025年12月期 通期決算短信〔日本基準〕(連結)

マーソ株式会社 (5619)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

マーソ株式会社の2025年12月期連結決算は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の全てにおいて前期から大幅な減少を記録しました。特に、売上高は19.1%減となり、利益面では損失へと転落しました。これは、予約サイトへの自然流入数の減少やDX事業の減速が主な要因です。財政状態は、自己資本比率が92.1%と高い水準を維持していますが、純資産は減少しました。2026年12月期は売上回復を見込むものの、戦略的投資により引き続き損失計上が予想されており、収益性の改善が喫緊の課題となっています。

2. 業績結果

科目 2025年12月期(百万円) 前期比(%) 2024年12月期(百万円)
売上高(営業収益) 1,078 △19.1 1,333
営業利益 △33 157
経常利益 △33 157
親会社株主に帰属する当期純利益 △23 101
1株当たり当期純利益(円) △6.51 28.44
配当金(円) 記載なし 記載なし

業績結果に対するコメント: 当期は、売上高が前期比19.1%減と大幅に減少しました。これは、予約売上において、Google検索アルゴリズムのアップデートやAI検索の影響により、自然流入数が減少したことが主因です。また、DX事業も前年同期比で減速しました。 その結果、営業利益は前期の黒字157百万円から33百万円の損失へと転落しました。経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も同様に損失となりました。1株当たり当期純利益も大幅に悪化し、マイナスとなりました。 配当金については、前期、当期ともに実施されていません。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動資産 | 1,929 | △8.4 | | 現金及び預金 | 1,676 | △7.4 | | 受取手形及び売掛金 | 173 | △30.8 | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 79 | 記載なし | | 固定資産 | 188 | 24.8 | | 有形固定資産 | 0.4 | △7.5 | | 無形固定資産 | 3.9 | △40.6 | | 投資その他の資産 | 183 | 27.9 | | 資産合計 | 2,116 | △6.2 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動負債 | 168 | △28.6 | | 支払手形及び買掛金 | 15 | △54.5 | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 153 | 記載なし | | 固定負債 | 記載なし | 記載なし | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 168 | △28.6 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 株主資本 | 1,954 | △3.6 | | 資本金 | 122 | 0.0 | | 利益剰余金 | 1,551 | △1.4 | | その他の包括利益累計額 | △5 | 記載なし | | 純資産合計 | 1,949 | △3.6 | | 負債純資産合計 | 2,116 | △6.2 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は92.1%と非常に高く、財務の健全性は保たれています。流動資産は現金及び預金の減少などにより前期比8.4%減少しましたが、依然として潤沢な資金を保有しています。固定資産は投資有価証券の増加などにより24.8%増加しました。 負債合計は28.6%減少し、特に流動負債が大きく減少しました。これは、買掛金や未払法人税等の減少によるものです。 純資産は3.6%減少しましたが、これは当期純損失の計上と自己株式の取得によるものです。全体として、財務基盤は強固ですが、純資産の減少は今後の収益性改善の必要性を示唆しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 1,078 △19.1 100.0%
売上原価 254 △16.4 23.6%
売上総利益 824 △20.0 76.4%
販売費及び一般管理費 858 △1.6 79.6%
営業利益 △34 △3.1%
営業外収益 2 記載なし 0.2%
営業外費用 2 記載なし 0.2%
経常利益 △33 △3.1%
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 △33 △3.1%
法人税等 △10 記載なし △0.9%
当期純利益 △23 △2.1%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比19.1%減となりました。売上原価は売上高の減少率よりも低い減少率であったため、売上総利益率は76.4%と前期の77.1%から微減に留まりました。 しかし、販売費及び一般管理費が売上高の減少率よりも低い減少率(1.6%減)であったため、売上高に対する比率が79.6%と前期の65.4%から大幅に上昇しました。これが営業損失計上の主因です。 営業外損益はほぼ相殺されており、経常利益も営業利益と同水準の損失となりました。 当期純利益は、法人税等の調整額により、経常損失よりも若干改善しましたが、依然として損失となりました。 売上高営業利益率は前期の11.8%から当期は△3.1%へと大幅に悪化しました。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

  • 営業活動によるキャッシュフロー: △25百万円 (前期: △77百万円)
  • 投資活動によるキャッシュフロー: △50百万円 (前期: △59百万円)
  • 財務活動によるキャッシュフロー: △56百万円 (前期: 22百万円)
  • フリーキャッシュフロー: 営業活動CF + 投資活動CF = △75百万円 (前期: △136百万円)

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローは、前期のマイナス幅を縮小しましたが、依然としてマイナスです。これは、税金等調整前当期純損失の計上や、売上債権の減少、仕入債務の減少などが影響しています。 投資活動によるキャッシュフローは、投資有価証券の取得によりマイナスとなりました。 財務活動によるキャッシュフローは、自己株式の取得によりマイナスとなりました。 フリーキャッシュフローもマイナスであり、事業活動からキャッシュを生み出す力が弱まっている状況です。

6. 今後の展望

2026年12月期の業績予想では、売上高を1,262百万円(前期比17.1%増)と回復を見込んでいます。これは、ヘルステック事業の事業基盤拡大と、人員拡大をはじめとした戦略的投資によるものです。 しかし、これらの戦略的投資により、短期的には損失が拡大する見込みで、営業損失76百万円、経常損失75百万円、親会社株主に帰属する当期純損失76百万円となる予想です。 会社は、事業基盤の強化を通じて、将来的にはより高い水準での収益性向上を目指すとしています。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: ヘルステック事業の単一セグメントであり、「予約」「広告」「DX」「ワクチン」に区分されています。当期は「予約」が売上全体の56.5%を占めましたが、前期比で減少しました。「DX」も減速しました。「ワクチン」事業は実質的に終了しました。
  • 配当方針: 2024年12月期、2025年12月期ともに配当金の実施はありません。2026年12月期も配当予想は0円です。
  • 株主還元施策: 現時点では積極的な株主還元策は見られません。
  • M&Aや大型投資: 決算短信からは特筆すべきM&Aや大型投資に関する情報は確認できません。
  • 人員・組織変更: 今後の展望として、人員拡大を計画していることが示唆されています。