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更新: 2026-04-03 16:13:47
決算 2026-02-13T15:30

2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

日本インシュレーション 株式会社 (5368)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

日本インシュレーション株式会社の2026年3月期第3四半期連結決算は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の全てにおいて前年同期比で大幅な増加を記録し、非常に好調な業績となりました。建築関連およびプラント関連の両事業セグメントにおいて、工事部門・販売部門ともに堅調な推移を見せ、増収に大きく貢献しました。利益面では、増収効果に加え、一部の費用増加を吸収し、利益率も大幅に改善しています。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 10,941 25.8
営業利益 1,205 97.4
経常利益 1,230 95.1
親会社株主に帰属する四半期純利益 844 82.3
1株当たり四半期純利益(円銭) 97.52 記載なし
配当金(年間予想) 記載なし 記載なし

業績結果に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間の業績は、前年同期比で売上高が25.8%増、営業利益が97.4%増と、非常に力強い成長を示しました。これは、建築関連セグメントにおける物流施設等の耐火被覆工事や住宅向け耐火被覆材・煙突用ライニング材の販売好調、およびプラント関連セグメントにおける化学・石油分野等のメンテナンス工事・建設工事の堅調な推移が主な要因です。利益面では、増収効果が販管費の増加を上回り、大幅な利益改善に繋がりました。特に営業利益の伸び率は顕著であり、収益性の向上が伺えます。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動資産 | 12,199 | 5.7 | | 現金及び預金 | 5,776 | △4.3 | | 受取手形及び売掛金 | 2,985 | 70.2 | | 棚卸資産 | 1,277 (商品・仕掛品・原材料) | △1.0 (商品) / 22.0 (仕掛品) / 5.3 (原材料) | | その他 | 1,157 (電子記録債権、完成工事未収入金、その他) | △2.9 (電子記録債権) / △12.9 (完成工事未収入金) / △46.7 (その他) | | 固定資産 | 6,496 | 3.7 | | 有形固定資産 | 5,325 | 0.8 | | 無形固定資産 | 95 | △18.8 | | 投資その他の資産 | 1,075 | 23.9 | | 資産合計 | 18,695 | 4.9 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動負債 | 3,004 | 1.1 | | 支払手形及び買掛金 | 901 | △5.9 | | 短期借入金 | 100 | 100.0 | | その他 | 1,070 (工事未払金、契約負債、未払法人税等、賞与引当金等) | 記載なし | | 固定負債 | 1,246 | 9.3 | | 長期借入金 | 450 | 28.1 | | その他 | 796 (役員退職慰労引当金、健康被害補償引当金等) | 記載なし | | 負債合計 | 4,251 | 3.4 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 株主資本 | 13,242 | 4.3 | | 資本金 | 1,200 | 0.0 | | 利益剰余金 | 11,124 | 4.9 | | その他の包括利益累計額 | 1,201 | 20.8 | | 純資産合計 | 14,444 | 5.5 | | 負債純資産合計 | 18,695 | 4.9 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は77.3%と非常に高く、財務基盤の健全性を示しています。流動資産は受取手形・売掛金・契約資産の増加が顕著であり、売上拡大に伴う債権の増加が影響していると考えられます。棚卸資産は微減ですが、全体としては売上増加に対応した資産構成となっています。負債面では、短期借入金および長期借入金が増加していますが、自己資本の厚みから見て、財務上の懸念は小さいと考えられます。純資産は利益剰余金とその他の包括利益累計額の増加により、前期末から増加しており、企業の成長と株主価値の向上を示唆しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 10,941 25.8 100.0%
売上原価 7,898 23.5 72.2%
売上総利益 3,043 33.0 27.8%
販売費及び一般管理費 1,837 8.7 16.8%
営業利益 1,205 97.4 11.0%
営業外収益 44 3.0 0.4%
営業外費用 20 △14.2 0.2%
経常利益 1,230 95.1 11.2%
特別利益 0 △100.0 0.0%
特別損失 4 △83.3 0.0%
税引前当期純利益 1,226 78.5 11.2%
法人税等 381 70.0 3.5%
当期純利益 844 82.3 7.7%

損益計算書に対するコメント: 売上高は25.8%増と大きく伸び、売上原価の伸び率(23.5%増)を上回ったため、売上総利益は33.0%増となりました。売上高営業利益率は11.0%と、前期の6.9%から大幅に改善しており、収益性の向上が顕著です。販売費及び一般管理費は8.7%増に留まっており、増収効果が利益を大きく押し上げる要因となりました。営業外損益はほぼ横ばいですが、特別利益の減少と特別損失の増加があったものの、経常利益の伸びが大きく、税引前当期純利益も78.5%増となりました。最終的な当期純利益も82.3%増と、非常に力強い結果です。

5. キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。 しかし、減価償却費は前年同期比で増加しており、これは設備投資や資産の増加を示唆する可能性があります。

6. 今後の展望

会社は、2026年3月期の通期連結業績予想を上方修正しており、売上高141.3億円(前期比15.6%増)、営業利益14.6億円(同41.9%増)、経常利益14.6億円(同41.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10.4億円(同33.3%増)を見込んでいます。これは、プラント事業分野における工事受注や、建築事業分野における販売受注が好調に推移したことを受けています。給与水準の引き上げ等による販管費の増加は見込まれるものの、増収効果でこれを吸収し、前回予想を上回る見通しです。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 建築関連:売上高39.9億円(前年同期比17.2%増)、営業利益8.6億円(同48.5%増)。物流施設等の耐火被覆工事、住宅向け耐火被覆材・煙突用ライニング材の販売が好調。
    • プラント関連:売上高69.5億円(前年同期比31.3%増)、営業利益11.8億円(同49.4%増)。石油、化学、ガス分野のメンテナンス工事および建設工事が堅調。販売部門ではメンテナンス案件向け保温材の需要が減少したものの、工事部門の好調さが全体をカバー。
  • 配当: 2026年3月期の年間配当予想は40.00円となっています。
  • 株主還元施策: 詳細な記載はありませんが、業績向上に伴い、今後の株主還元強化が期待されます。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 記載なし。