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更新: 2026-02-13 16:00:00
決算 2026-02-13T16:00

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

monoAI technology株式会社 (5240)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

monoAI technology株式会社の2025年12月期(2025年1月1日~2025年12月31日)連結決算は、XR事業におけるポートフォリオ再編や不採算事業の整理を進めた結果、売上高が前期比31.4%減と大幅に減少しました。営業損失、経常損失は拡大しましたが、関係会社株式売却益などの特別利益計上や、原価率改善、販管費抑制により、親会社株主に帰属する当期純損失は前期比で赤字幅が縮小しました。財務基盤は自己資本比率86.5%と健全性を保っています。2026年12月期は、AIとXRを融合させた新事業モデルへの転換を図り、早期の黒字化を目指します。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 980 △31.4
営業利益 △390
経常利益 △382
親会社株主に帰属する当期純利益 △336
1株当たり当期純利益 △27.41円
配当金

業績結果に対するコメント: 当期は、XR事業のポートフォリオ再編や不採算事業の整理といった構造改革を最優先課題として実施した結果、売上高が前期比で大幅に減少しました。営業損失、経常損失も拡大しましたが、これは構造改革に伴う一時的な影響も含まれます。一方で、関係会社株式売却益(83百万円)といった特別利益の計上、制作体制の内製化推進による原価率の改善、販売費及び一般管理費の抑制に注力した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は前期比で赤字幅が縮小しました。これは、将来の成長投資を支える収益基盤の整備に向けた一定の進展を示唆しています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 1,347 | △451,430 | | 現金及び預金 | 1,188 | △113,044 | | 受取手形及び売掛金 | 69 | △275,435 | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 48 | △2,759 | | 固定資産 | 67 | △8,438 | | 有形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 無形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 投資その他の資産 | 67 | △6,484 | | 資産合計 | 1,415 | △459,869 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 154 | △109,676 | | 支払手形及び買掛金 | 3 | △49,362 | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 151 | △60,314 | | 固定負債 | 36 | △14,055 | | 長期借入金 | 13 | △9,600 | | その他 | 23 | △4,455 | | 負債合計 | 191 | △123,732 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 1,224 | △336,136 | | 資本金 | 50 | △1,007,835 | | 利益剰余金 | △336 | △1,520,974 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 1,224 | △336,136 | | 負債純資産合計 | 1,415 | △459,869 |

貸借対照表に対するコメント: 当期末の自己資本比率は86.5%と非常に高い水準を維持しており、財務的な安定性は確保されています。流動比率は873.8%と、短期的な支払い能力も十分です。資産合計は前期比で459,869百万円減少しましたが、これは主に売掛金や現金及び預金の減少によるものです。負債合計も123,732百万円減少し、特に流動負債の減少が目立ちます。純資産合計の減少は、当期純損失の計上による利益剰余金の減少が主因です。資本金及び資本準備金の減少、その他資本剰余金への振替、さらに利益剰余金への振替といった資本構成の変更が行われています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 980 △31.4% 100.0%
売上原価 643 △33.5% 65.6%
売上総利益 337 △27.3% 34.4%
販売費及び一般管理費 728 △1.9% 74.3%
営業利益 △390 △39.8%
営業外収益 9 119.1% 0.9%
営業外費用 1 △86.3% 0.1%
経常利益 △382 △39.0%
特別利益 83 8.5%
特別損失 32 △88.9% 3.3%
税引前当期純利益 △331 △33.8%
法人税等 記載なし 記載なし 記載なし
当期純利益 △336 △34.3%

損益計算書に対するコメント: 売上高が大幅に減少した一方で、売上原価もそれに伴い減少したため、売上総利益率は前期の30.9%から34.4%へと改善しました。しかし、販売費及び一般管理費が売上高の減少率以上に高止まりしたため、営業損失は拡大しました。営業外収益は増加しましたが、営業外費用は大幅に減少しました。特別利益として関係会社株式売却益を計上したものの、特別損失(減損損失等)も計上されたため、税引前当期純損失は前期比で赤字幅が縮小しました。当期純利益も同様に赤字幅が縮小しました。売上高営業利益率は前期の△19.7%から△39.8%へと悪化しました。

5. キャッシュフロー

科目 金額(百万円) 前期比
営業活動によるキャッシュ・フロー △109 368
投資活動によるキャッシュ・フロー 43 116
財務活動によるキャッシュ・フロー △46 △958
現金及び現金同等物期末残高 1,158 △113

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは、前期の△478百万円から△109百万円へと改善しました。これは、売上債権の減少などが主な要因です。投資活動によるキャッシュ・フローは、前期の△72百万円から43百万円の収入へと転換しました。これは、子会社株式の売却による収入があったためです。財務活動によるキャッシュ・フローは、前期の911百万円の収入から△46百万円の支出へと大きく減少しました。これは、主に長期借入金の返済によるものです。全体として、現金及び現金同等物期末残高は前期比で減少しました。

6. 今後の展望

会社は、XRとAIを融合させた「産業AX(AIトランスフォーメーション)」の確立を目指しています。2026年12月期を「構造転換の年」と位置づけ、独自開発のAIエージェント基盤「monoAI Agent」を核としたAXソリューションの外部販売を開始します。多角的な営業・マーケティング改革により、案件の大型化と収益性の向上を図り、2026年12月期第4四半期での四半期会計期間の黒字化、2027年12月期の通期黒字化達成を目指します。 2026年12月期の連結業績予想は、売上高858百万円(前期比12.4%減)、営業損失△267百万円、経常損失△263百万円、親会社株主に帰属する当期純損失△291百万円と、各利益段階で前期比改善を見込んでいます。 リスク要因としては、XR・AI市場の競争激化、技術革新への対応、新規事業モデルの浸透度などが考えられます。成長機会としては、DX推進によるXR・AIソリューションへの需要拡大が挙げられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: XR事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はありません。
  • 配当方針: 当期は配当を実施していません。今後の配当については、業績の回復状況や株主還元の方針に基づき検討されると考えられます。
  • 株主還元施策: 現時点では具体的な株主還元施策に関する情報は記載されていません。
  • M&Aや大型投資: 関係会社株式の売却(特別利益計上)が行われました。今後の大型投資については、新事業モデルの展開に伴い、AIエージェント基盤やソリューション開発への投資が想定されます。
  • 人員・組織変更: 創業社長が代表取締役社長に復帰する新経営体制への移行が予定されています(2026年3月就任予定)。これは、収益拡大と早期の営業黒字化に向けた構造転換を強力に推進する意図があると考えられます。