2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
セカンドサイトアナリティカ株式会社 (5028)
決算評価: 良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
セカンドサイトアナリティカ株式会社は、2025年12月期において、連結財務諸表作成初年度という節目を迎えました。当期は、データサイエンス人材の採用強化やAIプロダクト事業の拡大といった積極的な取り組みにより、売上高14億36百万円、営業利益1億71百万円を達成しました。前期との比較はできませんが、単体での業績推移を考慮すると、堅調な成長軌道に乗っていると評価できます。期末の自己資本比率は76.3%と非常に高く、財務の健全性も維持されています。2026年12月期は、更なる事業拡大を目指し、売上高19億円、営業利益2億円という意欲的な業績予想を発表しており、今後の成長が期待されます。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 1,436 | 記載なし |
| 営業利益 | 171 | 記載なし |
| 経常利益 | 171 | 記載なし |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 121 | 記載なし |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | 12.85円 | 記載なし |
| 配当金 | 0.00円 | 記載なし |
業績結果に対するコメント: 2025年12月期は連結財務諸表作成初年度のため、前期比での増減率は記載されていません。しかし、売上高14億36百万円、営業利益1億71百万円という実績は、データサイエンス人材の採用強化やAIプロダクト事業の拡大といった戦略が奏功した結果と考えられます。特に、アナリティクスコンサルティング事業におけるデータ利活用支援やAIプロダクト事業における「R2Engine」の導入などが売上増加に貢献したと推測されます。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 864 | 記載なし | | 現金及び預金 | 369 | 記載なし | | 受取手形及び売掛金 | 234 | 記載なし | | 契約資産 | 144 | 記載なし | | その他 | 116 | 記載なし | | 固定資産 | 401 | 記載なし | | 有形固定資産 | 55 | 記載なし | | 無形固定資産 | 213 | 記載なし | | 投資その他の資産 | 132 | 記載なし | | 資産合計 | 1,266 | 記載なし |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 275 | 記載なし | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 30 | 記載なし | | その他 | 245 | 記載なし | | 固定負債 | 24 | 記載なし | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 24 | 記載なし | | 負債合計 | 300 | 記載なし |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 965 | 記載なし | | 資本金 | 356 | 記載なし | | 利益剰余金 | 574 | 記載なし | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 965 | 記載なし | | 負債純資産合計 | 1,266 | 記載なし |
貸借対照表に対するコメント: 当連結会計年度末の資産合計は1,266,086千円です。流動資産が864,787千円、固定資産が401,299千円となっています。負債合計は300,633千円であり、そのうち流動負債が275,748千円を占めています。純資産合計は965,452千円であり、自己資本比率は76.3%と非常に高い水準を維持しており、財務の健全性は極めて良好です。特に、利益剰余金が574,441千円と積み上がっており、企業の成長力を示唆しています。無形固定資産のうち「のれん」が156,156千円と大きいですが、これはM&A等によるものと考えられます。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 1,436 | 記載なし | 100.0% |
| 売上原価 | 857 | 記載なし | 59.7% |
| 売上総利益 | 578 | 記載なし | 40.3% |
| 販売費及び一般管理費 | 407 | 記載なし | 28.3% |
| 営業利益 | 171 | 記載なし | 11.9% |
| 営業外収益 | 1 | 記載なし | 0.1% |
| 営業外費用 | 1 | 記載なし | 0.1% |
| 経常利益 | 171 | 記載なし | 11.9% |
| 特別損失 | 2 | 記載なし | 0.2% |
| 税引前当期純利益 | 168 | 記載なし | 11.7% |
| 法人税等 | 46 | 記載なし | 3.2% |
| 当期純利益 | 121 | 記載なし | 8.5% |
損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は40.3%と、一定の収益性を確保しています。販売費及び一般管理費は売上高の28.3%を占めており、事業拡大に向けた投資が行われていると考えられます。営業利益率は11.9%であり、本業での収益力は堅調です。経常利益も営業利益と同水準であり、営業外損益の影響は軽微です。特別損失として減損損失2,908千円が発生していますが、当期純利益への影響は限定的でした。当期純利益率は8.5%であり、株主への還元に回せる利益を生み出しています。
5. キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー: 50,361千円
- 投資活動によるキャッシュフロー: △75,710千円
- 財務活動によるキャッシュフロー: △119,977千円
- フリーキャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュフロー + 投資活動によるキャッシュフロー = 50,361 - 75,710 = △25,349千円
キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローはプラス50,361千円と、事業活動から現金を創出できています。しかし、投資活動では子会社株式の取得や固定資産・無形固定資産の取得により75,710千円を使用しており、フリーキャッシュフローはマイナスとなっています。財務活動では、長期借入金の返済が主な要因で119,977千円を使用しています。期末の現金及び現金同等物は369,533千円を確保しており、当面の資金繰りには問題ないと考えられます。
6. 今後の展望
会社は、アナリティクス・AI技術の開発とその活用によるビジネス価値創出を基本戦略として掲げています。アナリティクスコンサルティング事業では、成功事例の横展開や生成AIの活用による新規取り組み事例の蓄積を目指します。AIプロダクト事業では、「与信・審査エンジン」や「加盟店審査エンジン」といった業務特化型パッケージの導入拡大、および「R2Engine」の機能拡充に注力します。データサイエンス人材の採用強化と広報・PR強化も進め、持続的な成長を目指します。 2026年12月期の業績予想は、売上高1,900百万円(前期比32.3%増)、営業利益200百万円(前期比16.9%増)、経常利益200百万円(前期比16.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益140百万円(前期比15.0%増)と、大幅な成長を見込んでいます。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 当社グループの事業は、アナリティクス・AIサービス事業の単一セグメントであるため、記載は省略されています。
- 配当方針: 2024年12月期、2025年12月期ともに配当は実施されていません。2026年12月期も予想配当は0円です。
- 株主還元施策: 現時点では具体的な株主還元施策に関する記載はありません。
- M&Aや大型投資: 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得(48,503千円)が投資活動で行われています。
- 人員・組織変更: 決算短信上、直接的な記載はありませんが、データサイエンス人材の採用強化を継続的に行っていることが示唆されています。
【注意事項】 本分析は、提供された決算短信に基づいています。詳細な財務諸表(貸借対照表、損益計算書など)の具体的な数値は、決算短信の「3.連結財務諸表及び主な注記」セクションから抜粋・集計しました。前期比較については、連結財務諸表作成初年度のため、記載がない項目が多くあります。