適時開示情報 要約速報

更新: 2026-04-14 18:15:00
決算 2026-04-14T18:15

2026年2月期決算短信〔日本基準〕(非連結)

株式会社マーキュリー (5025)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社マーキュリー(東証5025)の2026年2月期決算は、売上高が前期比9.2%減の1,602億円、営業利益が56.3%減の74億円、経常利益が50.5%減の83億円と、大幅な減益となりました。これは、本社移転に伴う一過性の費用や、賃料査定DX等のサービス開発への積極的な投資が影響しています。一方で、投資有価証券の売却益を特別利益として計上したことで、当期純利益は28.3%増の162億円を達成しました。2027年2月期はSaaS関連サービスの価格改定によるMRRの伸長を見込み、増収増益を予想しています。

2. 業績結果

【数値】 - 売上高: 1,601,996百万円(前期比△9.2%) - 営業利益: 74,315百万円(同△56.3%) - 経常利益: 82,543百万円(同△50.5%) - 当期純利益: 162,305百万円(同+28.3%) - EPS(潜在株式調整後): 61.89円(前期比+27.1%) - 配当金: 未定

【業績結果に対するコメント】 売上高の減少は、不動産業界全体の住宅建設の弱含みや、本社移転に伴う一過性の費用が影響しています。営業利益の大幅減少は、サービス開発への積極的な投資や、ソフトウェア償却費の増加が主な要因です。一方で、投資有価証券の売却益を特別利益として計上したことで、当期純利益は増加しました。主力のプラットフォーム事業では、SaaS型マンションサマリのMRR積み上げとリカーリング商材の利用促進に注力しましたが、コスト増により利益が圧迫されました。

3. 貸借対照表

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 1,137,081 | +19.0% | | 現金及び預金 | 855,904 | +25.3% | | 受取手形及び売掛金 | 247,213 | +9.4% | | 棚卸資産 | 152 | -20.1% | | その他 | 5,550 | -12.3% | | 固定資産 | 220,884 | -6.2% | | 有形固定資産 | 27,662 | -26.7% | | 無形固定資産 | 28,476 | -65.5% | | 投資その他の資産 | 164,745 | +62.5% | | 資産合計 | 1,357,966 | +14.4% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 239,735 | -17.9% | | 支払手形及び買掛金 | 84,674 | -7.9% | | 短期借入金 | 567 | +12.7% | | その他 | 154,494 | -20.8% | | 固定負債 | 6,176 | -7.6% | | 長期借入金 | 1,254 | -29.4% | | その他 | 4,922 | +3.3% | | 負債合計 | 245,912 | -17.3% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 1,064,390 | +26.6% | | 資本金 | 243,132 | 0.0% | | 利益剰余金 | 669,347 | +27.6% | | その他の包括利益累計額 | 47,663 | -0.1% | | 純資産合計 | 1,112,053 | +25.1% | | 負債純資産合計 | 1,357,966 | +14.4% |

【貸借対照表に対するコメント】 自己資本比率は78.3%と高い水準を維持しており、財務の健全性は保たれています。流動比率は474.5%、当座比率は372.1%と、短期的な支払い能力は十分にあります。資産構成では、投資有価証券の売却により現金及び預金が増加し、無形固定資産(ソフトウェア)が減少しました。負債面では、未払消費税等や未払法人税等が減少し、純資産は当期純利益の計上により増加しました。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 1,601,996 -9.2% 100.0%
売上原価 968,526 +0.7% 60.5%
売上総利益 633,470 -19.6% 39.5%
販売費及び一般管理費 559,154 +9.5% 34.9%
営業利益 74,315 -56.3% 4.6%
営業外収益 14,975 +41.7% 0.9%
営業外費用 6,747 +13.5% 0.4%
経常利益 82,543 -50.5% 5.2%
特別利益 142,851 100.0% 8.9%
特別損失 3 100.0% 0.0%
税引前当期純利益 225,391 +35.1% 14.1%
法人税等 63,085 +57.8% 3.9%
当期純利益 162,305 +28.3% 10.1%

【損益計算書に対するコメント】 売上高営業利益率は4.6%と前期の9.6%から大幅に低下しました。これは、販売費及び一般管理費の増加(+9.5%)が主な要因です。コスト構造を見ると、販売費及び一般管理費の売上高比率は34.9%と高く、コスト管理の改善が課題となっています。一方で、投資有価証券の売却益を特別利益として計上したことで、経常利益を大きく上回る当期純利益を達成しました。ROE(自己資本利益率)は15.3%と前期の18.0%から低下しましたが、依然として高い収益性を維持しています。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュフロー: 27,255百万円
  • 投資活動によるキャッシュフロー: 137,552百万円
  • 財務活動によるキャッシュフロー: 8,043百万円
  • フリーキャッシュフロー: -110,297百万円

6. 今後の展望

2027年2月期は売上高1,703億円(+6.3%)、営業利益117億円(+57.4%)、経常利益129億円(+56.3%)、当期純利益79億円(-51.3%)を見込んでいます。SaaS関連サービスの価格改定によるMRRの伸長と、賃料査定DXの提供開始による新規顧客獲得を成長戦略としています。コスト面では、システム開発要員の採用と教育による開発体制の強化と外注費の削減を進めます。また、譲渡制限付株式報酬制度の導入に伴う役務対価費用の計上を見込んでいます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 不動産マーケティングソリューション事業の単一セグメント
  • 配当方針: 未定
  • 株主還元施策: 譲渡制限付株式報酬制度の導入
  • M&Aや大型投資: 記載なし
  • 人員・組織変更: システム開発要員の採用と教育による開発体制の強化

【注意事項】 - 数値は決算書に記載されている実際の数字を使用しています。 - データが不明な場合は「記載なし」と明記しています。 - 表形式は markdown形式で見やすく整形しています。 - 金額の単位は百万円としています。

関連する開示情報(同じ企業)