適時開示情報 要約速報

更新: 2026-04-03 16:13:46
決算 2026-02-13T15:30

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)

株式会社ティムス (4891)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社ティムスは、2025年12月期(2025年3月1日~2025年12月31日の10ヶ月間)において、決算期変更に伴う変則決算となりました。当期は、パイプライン開発の進展と拡大に注力した結果、研究開発費を中心に営業費用が増加し、大幅な営業損失、経常損失、当期純損失を計上しました。主要パイプラインであるTMS-007(JX10)のグローバル臨床試験は順調に進捗しており、今後のマイルストーン収入等への期待が持たれます。しかし、現時点では上市製品がなく、先行投資段階にあるため、業績予想の開示は見送られています。財務面では、自己資本比率が95.5%と非常に高い水準を維持しており、財務基盤は健全ですが、営業活動によるキャッシュフローは大幅なマイナスとなっています。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 記載なし 記載なし
営業利益 △696 記載なし
経常利益 △711 記載なし
当期純利益 △716 記載なし
1株当たり当期純利益 △16.08円 記載なし
配当金 0.00円 記載なし

業績結果に対するコメント: 当事業年度は決算期変更の経過期間であり、前事業年度との比較は記載されていません。しかし、営業収益に関する具体的な数値の記載がなく、営業利益、経常利益、当期純利益ともに大幅な損失を計上していることがわかります。これは、パイプライン開発に係る研究開発費の増加が主な要因と考えられます。1株当たり当期純利益もマイナスとなっており、株主価値の毀損を示唆しています。配当金は実施されていません。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 2,863,532 | △165,564 | | 現金及び預金 | 2,781,032 | △141,917 | | 貯蔵品 | 123 | △282 | | 前渡金 | 29,265 | △16,623 | | 前払費用 | 18,742 | 5,681 | | 未収消費税等 | 34,367 | △12,182 | | その他 | 240 | 240 | | 固定資産 | 1,745 | △1,427 | | 有形固定資産 | 0 | 0 | | 無形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 投資その他の資産 | 1,745 | △1,427 | | 資産合計 | 2,865,277 | △166,991 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 94,146 | △122,635 | | 未払金 | 16,351 | △74,584 | | 未払費用 | 69,001 | △31,337 | | 未払法人税等 | 5,020 | △7,181 | | 賞与引当金 | - | △4,200 | | その他 | 3,774 | △5,332 | | 固定負債 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 94,146 | △122,634 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 2,735,486 | △44,356 | | 資本金 | 1,137,611 | 記載なし | | 利益剰余金 | △716,058 | 記載なし | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 2,771,131 | △44,356 | | 負債純資産合計 | 2,865,277 | △166,991 |

貸借対照表に対するコメント: 当事業年度末の資産合計は2,865,277百万円となり、前期末比で166,991百万円減少しました。これは主に、現金及び預金の減少(141,917百万円減)によるものです。負債合計は94,146百万円となり、前期末比で122,634百万円減少しました。これは、未払金や未払費用の支出によるものです。純資産合計は2,771,131百万円となり、前期末比で44,356百万円減少しました。これは、当期純損失の計上(716,058百万円)による影響が大きいです。一方で、新株予約権の権利行使により資本金及び資本準備金が増加した影響もあります。自己資本比率は95.5%と非常に高い水準を維持しており、財務的な安定性は確保されています。流動比率や当座比率といった安全性指標は、詳細なデータがないため算出できませんが、現金及び預金の残高は潤沢です。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 記載なし 記載なし 記載なし
売上原価 記載なし 記載なし 記載なし
売上総利益 記載なし 記載なし 記載なし
販売費及び一般管理費 記載なし 記載なし 記載なし
営業利益 △696 記載なし 記載なし
営業外収益 記載なし 記載なし 記載なし
営業外費用 10,557 (新株予約権発行費) 記載なし 記載なし
経常利益 △711 記載なし 記載なし
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 3,709 (固定資産の減損損失) 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 △715,267 (※注記より算出) 記載なし 記載なし
法人税等 記載なし 記載なし 記載なし
当期純利益 △716 記載なし 記載なし

損益計算書に対するコメント: 当事業年度の損益計算書においては、売上高の具体的な数値が記載されていません。しかし、営業損失696百万円、経常損失711百万円、当期純損失716百万円と、大幅な損失を計上していることが明らかです。営業外費用として新株予約権発行費10,557百万円、特別損失として固定資産の減損損失3,709百万円が計上されています。これらの損失の主な要因は、パイプライン開発に係る研究開発費の増加(456,945千円)およびその他の販売費及び一般管理費(240,028千円)の合計696,973千円が営業費用となったことによるものです。売上高営業利益率、ROEなどの収益性指標は、売上高が不明なため算出できませんが、当期純損失の計上により、これらの指標は著しく悪化していると考えられます。

5. キャッシュフロー

科目 金額(百万円) 前期比
営業活動によるキャッシュ・フロー △779 △286
投資活動によるキャッシュ・フロー △2 △30
財務活動によるキャッシュ・フロー 640 640
現金及び現金同等物 期末残高 2,781 △141

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは△779百万円となり、前期(△493百万円)と比較して支出額が増加しました。これは、研究開発投資の増加が主な要因です。投資活動によるキャッシュ・フローは△2百万円と、前期(△30百万円)と比較して支出額が大幅に減少しました。財務活動によるキャッシュ・フローは640百万円の収入となり、前期(919百万円の収入)と比較して収入額は減少しましたが、新株予約権の行使による収入があったことが示唆されます。期末の現金及び現金同等物残高は2,781百万円ですが、営業活動での継続的な資金流出は懸念材料です。

6. 今後の展望

株式会社ティムスは、現時点では上市製品を持たず、研究開発を進める先行投資の段階にあるため、合理的な業績予想の策定が困難であることから、2026年12月期の業績予想の開示を見合わせています。しかし、2026年12月期においては、TMS-007(JX10)のORION試験日本パートおよびTMS-008の次相臨床試験の推進、新たなsEH阻害剤の研究活動、アカデミア等からの創薬シーズ探索などを通じ、パイプラインの拡充に向けた活動を推進する方針です。 2026年12月期の営業費用については、研究開発費として600百万円~900百万円、その他の販売費及び一般管理費として300百万円~400百万円を見込んでいます。

7. その他の重要事項

  • セグメント情報: 医薬品開発事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の経営成績の記載は省略されています。
  • 配当方針: 当期は配当を実施していません。今後の配当については、ロイヤリティ収入等の経常的な収益を安定して見込める状況となった場合に検討される可能性があります。
  • 株主還元施策: 現時点では具体的な株主還元施策に関する記載はありません。
  • M&Aや大型投資: 決算短信上、M&Aや大型投資に関する具体的な記載はありません。
  • 人員・組織変更: 開発担当の取締役として、臨床開発担当シニア・ディレクターの横田尚久氏が就任し、臨床開発の迅速な進捗を図る体制を強化しています。事業開発部も引き続きアセットのビジネス化に向けた取り組みを推進しています。
  • 決算期変更: 当事業年度は決算期変更の経過期間であり、2025年3月1日から2025年12月31日までの10ヶ月間の変則決算となっています。