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更新: 2026-02-12 15:45:00
決算 2026-02-12T15:45

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社モダリス (4883)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社モダリスの2025年12月期連結決算は、売上高が計上されず、営業損失、経常損失、当期純損失ともに前期から大幅に拡大しました。これは、主に研究開発費の増加が要因です。主要パイプラインであるMDL-101の開発は進展しており、臨床開発への移行に向けた準備が進められていますが、治験申請時期の見直しなど、不確実性も存在します。財務面では、新株予約権の行使による資金調達はあったものの、現金及び預金残高は減少しました。今後の業績予想は開示されておらず、創薬ベンチャーとしての継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる状況が存在するものの、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性はないと認識しています。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(事業収益)
営業利益 △2,211 △64.6%
経常利益 △2,148 △64.6%
親会社株主に帰属する当期純利益 △2,152 △64.6%
1株当たり当期純利益 △27.86円
配当金

業績結果に対するコメント: 当期は売上高の計上がなく、研究開発費の増加(前期1,092百万円 → 当期1,979百万円)が主因となり、営業損失、経常損失、当期純損失ともに前期から大幅に悪化しました。特に、営業利益は前期の△1,337百万円から当期は△2,211百万円へと、約64.6%の損失拡大となっています。これは、創薬ベンチャーとしての研究開発投資が先行している状況を示しています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 流動資産 | 2,892 | △20.0% | | 現金及び預金 | 2,812 | △21.3% | | その他 | 79 | 92.0% | | 固定資産 | 71 | △3.3% | | 投資その他の資産 | 71 | △3.3% | | 資産合計 | 2,964 | △19.7% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 流動負債 | 134 | 15.0% | | 未払金 | 94 | 18.9% | | 未払費用 | 25 | 26.8% | | 未払法人税等 | 13 | △19.3% | | その他 | 1 | 12.1% | | 固定負債 | 36 | 38.1% | | その他 | 35 | 65.4% | | 負債合計 | 170 | 19.1% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|----------------|--------------| | 株主資本 | 2,740 | △21.9% | | 資本金 | 1,728 | △1.7% | | 資本剰余金 | 3,049 | △1.0% | | 利益剰余金 | △2,037 | △53.7% | | 自己株式 | 0 | 0.0% | | その他の包括利益累計額 | 15 | 24.3% | | 新株予約権 | 37 | 71.9% | | 純資産合計 | 2,793 | △21.3% | | 負債純資産合計 | 2,964 | △19.7% |

貸借対照表に対するコメント: 資産合計は前期比約20%減少しました。これは主に現金及び預金の減少(前期3,575百万円 → 当期2,812百万円)によるものです。負債合計は前期比約19%増加しましたが、その大部分は流動負債の増加によるものです。純資産合計も前期比約21%減少し、特に利益剰余金のマイナスが拡大しています。自己資本比率は93.0%と高い水準を維持していますが、これは主に資本金と資本剰余金によるものであり、利益剰余金のマイナスが継続している点は注意が必要です。流動比率や当座比率などの安全性指標は、詳細なデータがないため算出できませんが、現金及び預金の減少は短期的な資金繰りに影響を与える可能性があります。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率
売上高(事業収益)
売上原価 記載なし 記載なし 記載なし
売上総利益 記載なし 記載なし 記載なし
販売費及び一般管理費 231 △5.6% 記載なし
営業利益 △2,211 △64.6% 記載なし
営業外収益 81 26.6% 記載なし
営業外費用 18 △38.1% 記載なし
経常利益 △2,148 △64.6% 記載なし
特別損失 2 △85.5% 記載なし
税引前当期純利益 △2,151 △64.5% 記載なし
法人税等 1 59.5% 記載なし
当期純利益 △2,152 △64.6% 記載なし

損益計算書に対するコメント: 当期は売上高が計上されず、研究開発費が前期の1,092百万円から1,979百万円へと大幅に増加したことが、営業損失の拡大(前期△1,337百万円 → 当期△2,211百万円)の主因です。販売費及び一般管理費は微減していますが、研究開発費の増加を吸収するには至りませんでした。営業外収益は増加しましたが、営業外費用も増加しており、経常損失も同様に拡大しています。特別損失は大幅に減少しましたが、当期純損失も拡大しています。売上高営業利益率、ROEなどの収益性指標は、売上高がないため算出できません。

5. キャッシュフロー

科目 金額(百万円) 前期比(%)
営業活動によるキャッシュフロー △2,118 △47.9%
投資活動によるキャッシュフロー △2 大幅増
財務活動によるキャッシュフロー 1,351 △55.6%
現金及び現金同等物期末残高 2,812 △21.3%
フリーキャッシュフロー 記載なし 記載なし

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローは、税金等調整前当期純損失の拡大に伴い、マイナス幅が拡大しました。投資活動によるキャッシュフローは、有形固定資産の取得による支出がわずかに増加しました。財務活動によるキャッシュフローは、新株予約権の行使による株式の発行による収入があったものの、前期の調達額と比較すると減少しました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は減少しました。

6. 今後の展望

株式会社モダリスは、2026年12月期の業績予想を開示していません。その理由として、パートナーとの交渉進捗、ライセンス契約一時金の変動、新規パートナーシップやパイプライン獲得の可能性など、事業上の特性として業績に与える未確定な要素が多いことが挙げられています。また、研究開発費用もライセンスアウトや共同研究開発契約の内容によって負担が変動するため、未確定な要素が多いとしています。今後の事業進捗を踏まえ、合理的な開示が可能になった時点で速やかに開示する方針です。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 遺伝子治療薬開発事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略されています。
  • 配当方針: 2025年12月期において配当金の支払いはありませんでした。
  • 株主還元施策: 現時点では特筆すべき株主還元施策は記載されていません。
  • M&Aや大型投資: 決算短信上、特筆すべきM&Aや大型投資に関する記載はありません。
  • 人員・組織変更: 決算短信上、特筆すべき人員・組織変更に関する記載はありません。
  • 継続企業の前提: 創薬ベンチャーとして継続的な営業損失の発生及び営業キャッシュ・フローのマイナスを計上している状況であり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在するものの、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性はないと認識しています。これは、開発計画の最適化、パートナリング交渉の継続、研究開発体制の適正化によるコスト低減、および十分な現金及び預金残高の確保によるものです。