適時開示情報 要約速報

更新: 2026-04-03 09:15:42
決算 2026-02-12T15:30

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社ファンペップ (4881)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社ファンペップの2025年12月期連結決算は、売上高がほぼゼロとなり、損失が大幅に拡大しました。これは、研究開発費の増加が主な要因であり、特に「SR-0379」および「FPP004X」の開発費が大きく影響しています。医薬品の研究開発事業に特化しているため、売上は研究開発の進捗や提携収入に依存しており、現時点では厳しい状況が続いています。しかし、複数の開発パイプラインを進めており、今後の提携や開発成功による収益化が期待されます。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 0 △94.9
営業利益 △1,648
経常利益 △1,633
親会社株主に帰属する当期純利益 △1,911
1株当たり当期純利益(円) △50.20
配当金(円)

業績結果に対するコメント: 2025年12月期の連結業績は、売上高が前連結会計年度の6百万円からほぼゼロ(0百万円)へと大幅に減少しました。これは、化粧品分野等向けの機能性ペプチド販売額が計上されなかったためです。一方、事業費用は前連結会計年度に比べ741百万円増加し、1,648百万円となりました。この増加の主な要因は、研究開発費の増加であり、特に「SR-0379」および「FPP004X」の開発費が前連結会計年度に比べ755百万円増加し、1,296百万円となったことが挙げられます。この結果、営業損失は901百万円から1,648百万円へ、経常損失は896百万円から1,633百万円へと拡大しました。親会社株主に帰属する当期純損失も889百万円から1,911百万円へと大幅に増加しました。1株当たり当期純利益も△31.98円から△50.20円へと悪化しています。配当金については、両期とも実施されていません。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】

科目 金額(百万円) 前期比(%)
流動資産 記載なし 記載なし
現金及び預金 1,768 △24.5
受取手形及び売掛金 記載なし 記載なし
棚卸資産 記載なし 記載なし
その他 記載なし 記載なし
固定資産 記載なし 記載なし
有形固定資産 記載なし 記載なし
無形固定資産 記載なし 記載なし
投資その他の資産 記載なし 記載なし
資産合計 1,980 △36.3

【負債の部】

科目 金額(百万円) 前期比(%)
流動負債 記載なし 記載なし
支払手形及び買掛金 記載なし 記載なし
短期借入金 記載なし 記載なし
その他 記載なし 記載なし
固定負債 記載なし 記載なし
長期借入金 記載なし 記載なし
その他 記載なし 記載なし
負債合計 516 記載なし

【純資産の部】

科目 金額(百万円) 前期比(%)
株主資本 記載なし 記載なし
資本金 記載なし 記載なし
利益剰余金 1,464 △42.5
その他の包括利益累計額 記載なし 記載なし
純資産合計 1,464 △42.5
負債純資産合計 1,980 △36.3

貸借対照表に対するコメント: 2025年12月期末の総資産は1,980百万円となり、前期末の3,110百万円から36.3%減少しました。純資産も2,547百万円から1,464百万円へと42.5%減少しています。自己資本比率は81.6%から72.7%へと低下しましたが、依然として高い水準を維持しており、財務の健全性は保たれています。流動資産のうち、現金及び預金は1,768百万円で、前期末の2,346百万円から減少しています。これは、営業活動によるキャッシュ・フローが大幅なマイナスとなったことと関連していると考えられます。負債合計については詳細な内訳が不明ですが、純資産の減少幅と比較すると、負債の増加または純資産の減少が総資産の減少に寄与していると考えられます。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 0 △94.9 0.0%
売上原価 記載なし 記載なし 記載なし
売上総利益 記載なし 記載なし 記載なし
販売費及び一般管理費 記載なし 記載なし 記載なし
営業利益 △1,648 記載なし
営業外収益 記載なし 記載なし 記載なし
営業外費用 記載なし 記載なし 記載なし
経常利益 △1,633 記載なし
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 記載なし 記載なし 記載なし
法人税等 記載なし 記載なし 記載なし
当期純利益 △1,911 記載なし

損益計算書に対するコメント: 売上高がほぼゼロとなったことにより、売上高営業利益率、売上高経常利益率、売上高当期純利益率はいずれも算出不能です。営業利益率は△96.1%、経常利益率は△64.2%と、前期の△36.7%、△32.0%から大幅に悪化しました。これは、売上高の激減に対して、研究開発費を中心とした事業費用が継続して発生しているためです。特に、研究開発費は1,296百万円に達しており、これが損失拡大の主因となっています。コスト構造としては、研究開発費が固定費として大きく影響しており、売上高が低い状況では損失が拡大しやすい構造と言えます。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: △1,387百万円 (前期: △536百万円)
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △0百万円 (前期: △30百万円)
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: 810百万円 (前期: 1,120百万円)
  • フリーキャッシュフロー: △1,387百万円 (営業CF + 投資CF)

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは、△1,387百万円と前期の△536百万円から大幅なマイナスとなりました。これは、売上高の減少と研究開発費の増加が主な要因と考えられます。投資活動によるキャッシュ・フローはほぼゼロであり、大きな設備投資等は行われていないことを示唆しています。財務活動によるキャッシュ・フローは810百万円のプラスとなっており、借入や増資等による資金調達が行われたと考えられます。フリーキャッシュフローも△1,387百万円と大幅なマイナスであり、事業活動で生み出されるキャッシュが不足している状況です。現金及び現金同等物の期末残高は1,768百万円と、前期末の2,346百万円から減少しています。

6. 今後の展望

株式会社ファンペップは、医薬品の研究開発事業に特化しており、その業績は研究開発の進捗状況や新規提携候補先との交渉状況に大きく依存します。現時点では、合理的に算定可能な業績予想は開示されていません。 しかし、以下の開発パイプラインを進めており、今後の進展が期待されます。

  • 抗体誘導ペプチドプロジェクト:
    • 「FPP004X」(標的タンパク質:IgE):花粉症を第一の適応症としており、第Ⅰ相臨床試験のフォローアップを進めています。塩野義製薬株式会社との間でオプション契約を締結済みです。
    • 「FPP003」(標的タンパク質:IL-17A):尋常性乾癬を対象とした第Ⅰ/Ⅱa相臨床試験で良好な結果が得られており、新たな開発パートナー確保に向けたアライアンス活動を行っています。
    • 「FPP005」(標的タンパク質:IL-23):前臨床試験段階であり、改良化合物の探索研究に取り組んでいます。
    • その他、片頭痛、アルツハイマー病、高血圧、抗血栓、脂質異常症、心不全、精神神経疾患など、多岐にわたる疾患を対象とした研究開発を進めています。AI創薬研究も開始しています。
  • 機能性ペプチド「SR-0379」:
    • 皮膚潰瘍を対象疾患としており、追加第Ⅲ相臨床試験(02試験)を開始し、症例登録を進めています。塩野義製薬株式会社との共同開発を進めています。
  • 医薬品以外の事業分野:
    • 化粧品原料としての機能性ペプチド販売や、共同開発製品(創傷用洗浄器、幹細胞化粧品、フェムテック化粧品など)を展開しています。

今後の見通しとしては、研究開発の進捗、特に臨床試験の結果、そして製薬会社等との提携契約の締結が業績に大きく影響します。

7. その他の重要事項

  • セグメント情報: 医薬品等研究開発事業の単一セグメントのため、セグメント情報は記載されていません。
  • 配当方針: 現在、配当金の実施はありません。
  • 株主還元施策: 現時点では特筆すべき株主還元施策は公表されていません。
  • M&Aや大型投資: 現時点では公表されているものはありません。
  • 人員・組織変更: 現時点では公表されているものはありません。
  • 会計方針の変更: 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更があった旨が記載されています。詳細は添付資料を参照する必要があります。
  • 継続企業の前提に関する注記: 添付資料に記載がある旨が示唆されていますが、詳細な内容は決算短信からは読み取れません。

【注意事項】 本分析は、提供された決算短信の情報を基に作成されています。詳細な財務諸表や注記については、別途開示資料をご確認ください。特に、貸借対照表や損益計算書の詳細な内訳については、決算短信のみでは把握できない部分があります。