2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
Delta-FlyPharma株式会社 (4598)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
Delta-FlyPharma株式会社の2026年3月期第3四半期累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)の決算は、売上高の計上がない中、研究開発費の抑制等により、前年同期比で損失額は縮小しました。しかし、依然として大幅な営業損失、経常損失、四半期純損失を計上しており、収益化に向けた課題が残っています。貸借対照表においては、自己資本比率は一定水準を維持しているものの、利益剰余金の減少が続いています。今後の業績予想も赤字が見込まれており、事業の持続可能性には引き続き注視が必要です。
2. 業績結果
| 科目 | 当期(百万円) | 前期(百万円) | 前期比 (%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | - | - | - |
| 営業利益 | △1,234 | △1,293 | 4.5%減 |
| 経常利益 | △1,246 | △1,305 | 4.5%減 |
| 当期純利益 | △1,248 | △1,307 | 4.5%減 |
| 1株当たり当期純利益 | △110.72円 | △153.93円 | 28.1%増 |
| 配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
業績結果に対するコメント: 当第3四半期累計期間において、Delta-FlyPharma株式会社は売上高を計上していません。これは、医薬品開発におけるマイルストーン収入等が発生しなかったためです。事業費用は、前年同期比で4.5%減少しましたが、依然として高水準であり、これが大幅な営業損失、経常損失、当期純損失の要因となっています。一方で、1株当たり当期純利益は、損失額が縮小したことに加え、期中平均株式数が前期比で増加したことにより、前年同期比で改善しています。配当金については、引き続き実施されていません。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|----------------| | 流動資産 | | | | 現金及び預金 | 240.7 | △98.1 | | 受取手形及び売掛金 | 記載なし | 記載なし | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 7.3 | 2.9 | | 流動資産合計 | 287.8 | △106.9 | | 固定資産 | | | | 有形固定資産 | 35.7 | △1.1 | | 無形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 投資その他の資産 | 3.5 | 0.6 | | 固定資産合計 | 39.2 | △0.5 | | 資産合計 | 327.0 | △107.3 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|----------------| | 流動負債 | | | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | 未払金 | 98.3 | △26.3 | | 未払法人税等 | 19.2 | △10.9 | | その他 | 2.1 | 0.2 | | 流動負債合計 | 119.5 | △37.0 | | 固定負債 | | | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定負債合計 | - | - | | 負債合計 | 119.5 | △37.0 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|----------------| | 株主資本 | | | | 資本金 | 5,702.6 | 588.8 | | 利益剰余金 | △11,179.3 | △1,248.0 | | 自己株式 | △0.3 | 0.0 | | 株主資本合計 | 205.5 | △70.3 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 新株予約権 | 1.9 | 記載なし | | 純資産合計 | 207.4 | △70.3 | | 負債純資産合計 | 326.9 | △107.3 |
貸借対照表に対するコメント: 当期末の資産合計は327.0百万円となり、前期末から107.3百万円減少しました。これは主に現金及び預金の減少によるものです。負債合計は119.5百万円となり、前期末から37.0百万円減少しました。これは主に未払金及び未払法人税等の減少によるものです。純資産合計は207.4百万円となり、前期末から70.3百万円減少しました。これは、新株予約権の行使による資本金及び資本剰余金の増加があったものの、当期純損失の計上により利益剰余金が大幅に減少したためです。 自己資本比率は62.9%と、前期末の63.5%から微減しましたが、健全な水準を維持しています。流動比率や当座比率などの安全性指標は、詳細な内訳が不明なため算出できませんが、現金及び預金の減少は流動性の低下を示唆する可能性があります。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | - | - | 100.0% |
| 売上原価 | 記載なし | 記載なし | - |
| 売上総利益 | - | - | - |
| 販売費及び一般管理費 | 記載なし | 記載なし | - |
| 営業利益 | △1,234 | △1,293 | - |
| 営業外収益 | 0.6 | △0.8 | - |
| 営業外費用 | 11.8 | △0.5 | - |
| 経常利益 | △1,246 | △1,305 | - |
| 特別利益 | 記載なし | 記載なし | - |
| 特別損失 | 記載なし | 記載なし | - |
| 税引前当期純利益 | △1,246 | △1,305 | - |
| 法人税等 | 1.9 | 1.9 | - |
| 当期純利益 | △1,248 | △1,307 | - |
損益計算書に対するコメント: 当第3四半期累計期間において、売上高は計上されず、事業費用が1,234百万円発生しました。これにより、営業損失は1,234百万円となりました。前年同期比では、事業費用の減少により損失額は4.5%縮小しています。営業外収益は571百万円、営業外費用は11,774百万円となり、営業外損益は△11,203百万円となりました。経常損失は1,246百万円、税引前当期純損失は1,246百万円、当期純損失は1,248百万円となりました。 売上高営業利益率、ROEなどの収益性指標は、売上高がないため算出できません。コスト構造としては、研究開発費が事業費用の大部分を占めていると考えられます。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
当第3四半期累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。
6. 今後の展望
Delta-FlyPharma株式会社は、2026年3月期の通期業績予想として、売上高は未定、営業利益△1,500百万円、経常利益△1,510百万円、当期純利益△1,512百万円、1株当たり当期純利益△155.45円を予想しています。これは、現時点での業績予想に変更はありません。 同社は「モジュール創薬」に基づき、がん患者の治療法開発に取り組んでおり、各パイプラインの臨床開発を進展させています。特に、DFP-10917、DFP-14323、DFP-17729などの臨床開発が進行中です。しかし、これらの開発が収益に結びつくまでには時間を要すると考えられます。 リスク要因としては、医薬品開発の成功確率の低さ、開発費用の高騰、競合他社の動向などが挙げられます。成長機会としては、開発中の新薬が承認され、上市された場合に大きな収益が見込める可能性があります。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 医薬品事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載はありません。
- 配当方針: 現在、配当は実施されていません。
- 株主還元施策: 現在、具体的な株主還元施策に関する情報は開示されていません。
- M&Aや大型投資: 2026年1月16日付の取締役会において、マッコーリー・バンク・リミテッドを割当先とする第三者割当による第11回新株予約権の発行を決議し、2026年2月2日付で払込みが完了しています。これにより、潜在株式数3,000,000株、資金調達額739,680,000円(差引手取概算額:719,680,000円)が見込まれています。資金使途としては、主に臨床開発費や開発体制強化等に充当される予定です。
- 人員・組織変更: 特筆すべき事項は記載されていません。