決算
2026-02-06T17:00
2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
オンコセラピー・サイエンス株式会社 (4564)
決算評価: 普通主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
- 会社名: オンコセラピー・サイエンス株式会社
- 決算期間: 2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月-12月)
- 総合評価: 売上高は前期比6.1%増と堅調だが、研究開発費の拡大により純損失が前期比9.2%増加。資金面では現金預金が2,185百万円と豊富で短期的な資金繰りリスクは低い。臨床開発の進展と提携戦略の成否が今後の業績改善の鍵。
- 主な変化点:
- 売上高増加(+34百万円)
- 純損失拡大(+66百万円)
- 現金預金が前期末比1,352百万円増
2. 業績結果
| 科目 | 2026年3月期第3Q(百万円) | 前年同期比 | 変動率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 597 | 563 | +6.1% |
| 営業利益 | △694 | △698 | △0.6% |
| 経常利益 | △720 | △716 | +0.6% |
| 当期純利益 | △783 | △717 | +9.2% |
| EPS | 記載なし | 記載なし | - |
| 配当金 | 0円 | 0円 | - |
業績結果に対するコメント:
- 増減要因:
- 売上増加はがんプレシジョン医療関連事業(解析サービス)の拡大による
- 損失拡大は臨床開発費増(低分子医薬・ペプチドワクチン・抗体医薬分野)と売上原価増の影響
- 事業セグメント別:
- 医薬品開発事業: 売上2百万円(前期比0百万円減)、営業損失383百万円
- がんプレシジョン医療事業: 売上595百万円(+34百万円)、営業損失34百万円(改善)
- 特記事項: 継続企業の前提に疑義なしと表明(現金預金2,185百万円を根拠)
3. 貸借対照表(単位: 百万円)
【資産の部】
| 科目 | 2026年3月期第3Q末 | 前期末比 |
|---|---|---|
| 流動資産 | 2,431 | +1,325 |
| 現金及び預金 | 2,185 | +1,352 |
| その他流動資産 | 246 | △27 |
| 固定資産 | 50 | △0 |
| 有形固定資産 | 記載なし | - |
| 無形固定資産 | 記載なし | - |
| 資産合計 | 2,481 | +1,325 |
【負債の部】
| 科目 | 2026年3月期第3Q末 | 前期末比 |
|---|---|---|
| 流動負債 | 285 | △42 |
| 契約負債 | 記載なし | △142 |
| 未払法人税等 | 記載なし | +117 |
| 固定負債 | 56 | △41 |
| 負債合計 | 342 | △83 |
【純資産の部】
| 科目 | 2026年3月期第3Q末 | 前期末比 |
|---|---|---|
| 資本金 | 記載なし | +1,096 |
| 資本剰余金 | 記載なし | +1,096 |
| 利益剰余金 | 記載なし | △783 |
| 純資産合計 | 2,138 | +1,409 |
| 負債純資産合計 | 2,481 | +1,325 |
貸借対照表に対するコメント: - 自己資本比率: 86.2%(前期末比+25.6%pt改善) - 流動比率: 853%(現預金カバー率が極めて高い) - 特徴: 増資により資本金・資本剰余金が各1,096百万円増加し財務基盤強化 - リスク: 累積損失の拡大(利益剰余金△783百万円)
4. 損益計算書(単位: 百万円)
| 科目 | 2026年3月期第3Q | 前年同期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 597 | +34 | 100.0% |
| 売上原価 | 記載なし | - | - |
| 売上総利益 | 記載なし | - | - |
| 販管費 | 記載なし | - | - |
| 研究開発費 | 387 | - | 64.8% |
| 営業利益 | △694 | +4 | △116.2% |
| 営業外収益 | 記載なし | - | - |
| 営業外費用 | 記載なし | - | - |
| 経常利益 | △720 | △4 | △120.6% |
| 当期純利益 | △783 | △66 | △131.2% |
損益計算書に対するコメント: - 収益性指標: 売上高営業利益率△116.2%(前年△124.0%) - コスト構造: 売上高の64.8%を研究開発費が占める - 変動要因: 臨床開発進展に伴う費用増が損失拡大の主因
5. キャッシュフロー
- 営業CF: 記載なし
- 投資CF: 記載なし
- 財務CF: 増資による資金調達を実施
- フリーCF: 記載なし
6. 今後の展望
- 業績予想: 公表せず(競合優位性維持のため非開示)
- 戦略焦点:
- MELK標的薬OTSA167(米国臨床試験中)
- 抗体医薬OTSA101(国内患者登録完了)
- 臓器線維症治療薬のライセンスアウト推進
- がん遺伝子解析サービス拡充
- リスク要因:
- 臨床試験の遅延・失敗リスク
- 提携先開拓の不確実性
- 研究開発費の継続的増加
- 成長機会: 個別化がん免疫療法(ネオアンチゲン樹状細胞療法等)の実用化
7. その他の重要事項
- 配当方針: 無配継続(研究開発資金確保優先)
- 株主還元: 資本政策を通じた企業価値向上を表明
- 人員戦略: 研究開発体制の効率化を推進
- 特記事項: 継続企業の前提に疑義なしと表明
(注)数値は決算短信に基づき作成。詳細な勘定科目は開示範囲が限定されているため「記載なし」と表記。