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更新: 2026-04-03 16:13:46
決算 2026-02-13T15:30

2025年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)

AI CROSS株式会社 (4476)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

AI CROSS株式会社は、2025年12月期において、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の全てにおいて前期比で増加し、堅調な業績を達成しました。これは、メッセージングサービスとAIを組み合わせたマーケティングソリューション提供へのモデル転換の推進、および株式会社ロウプの連結化が主な要因です。これにより、企業と顧客の新たなエンゲージメント創出を強化し、今後の事業成長の加速に繋げていく方針です。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 4,151 12.0
営業利益 370 10.6
経常利益 366 12.3
親会社株主に帰属する当期純利益 165 11.3
1株当たり当期純利益(EPS) 43.95円 11.3
配当金 記載なし -

業績結果に対するコメント: 当期は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の全てにおいて前期比で増加しました。これは、メッセージングサービスとAIを組み合わせたマーケティングソリューション提供へのモデル転換を推進し、顧客企業に対する統合的なマーケティング支援の提供を強化したことが主な要因です。また、2025年10月1日に株式会社ロウプを子会社化したことも、連結業績に寄与しました。一方で、投資有価証券評価損13,035千円を計上したことが、当期純利益の伸びをやや抑制する要因となりました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動資産 | 2,566 | 20.4 | | 現金及び預金 | 1,815 | 16.1 | | 受取手形及び売掛金 | 685 | 41.0 | | 棚卸資産 | 記載なし | - | | その他 | 68 | 20.5 | | 固定資産 | 517 | 99.8 | | 有形固定資産 | 4 | 2,730.0 | | 無形固定資産 | 400 | 290.4 | | 投資その他の資産 | 112 | △27.8 | | 資産合計 | 3,084 | 28.6 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動負債 | 793 | 16.5 | | 支払手形及び買掛金 | 379 | 41.7 | | 短期借入金 | 記載なし | - | | その他 | 414 | 10.4 | | 固定負債 | 344 | 記載なし | | 長期借入金 | 344 | 記載なし | | その他 | 記載なし | - | | 負債合計 | 1,138 | 67.2 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 株主資本 | 1,855 | 11.8 | | 資本金 | 40 | 63.0 | | 利益剰余金 | 1,175 | 16.4 | | その他の包括利益累計額 | 0 | △61.8 | | 純資産合計 | 1,946 | 13.9 | | 負債純資産合計 | 3,084 | 28.6 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は60.2%と、前期の69.5%から低下しましたが、依然として健全な水準を維持しています。流動資産は現金及び預金、売掛金及び契約資産の増加により大幅に増加しました。固定資産では、株式会社ロウプの連結化に伴い、のれんが大幅に増加し、無形固定資産全体が大きく膨らんでいます。負債合計も、長期借入金の増加により大幅に増加しました。純資産合計は、利益剰余金の増加により増加しました。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 4,151 12.0 100.0%
売上原価 2,606 9.0 62.8%
売上総利益 1,545 16.0 37.2%
販売費及び一般管理費 1,174 20.3 28.3%
営業利益 370 10.6 8.9%
営業外収益 2 29.3 0.0%
営業外費用 6 △36.1 0.1%
経常利益 366 12.3 8.8%
特別利益 記載なし - -
特別損失 13 △44.6 0.3%
税金等調整前当期純利益 353 16.7 8.5%
法人税等 154 △18.3 3.7%
当期純利益 165 11.3 4.0%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比12.0%増と堅調に推移しました。売上原価の増加率が売上高の増加率を下回ったため、売上総利益率は前期の35.2%から37.2%へ改善しました。販売費及び一般管理費は増加しましたが、売上総利益の増加がそれを上回ったため、営業利益も前期比10.6%増となりました。特別損失として投資有価証券評価損を計上しましたが、経常利益の増加がそれを吸収し、当期純利益も前期比11.3%増となりました。売上高営業利益率は8.9%と、前期の9.0%から微減しましたが、依然として高い収益性を維持しています。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 150,978千円(前年同期は342,927千円の収入)
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △319,397千円(前年同期は△24,195千円の支出)
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: 420,579千円(前年同期は△9,962千円の支出)
  • フリーキャッシュフロー: 記載なし

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の増加や仕入債務の増加があったものの、売上債権及び契約資産の増加や法人税等の支払額により、前期と比較して減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは、子会社株式の取得や無形固定資産の取得により、大幅な支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の借入により大幅な収入となりました。

6. 今後の展望

AI CROSS株式会社は、「中期経営計画 AIX2027 2025~2027(連結)」に基づき、「メッセージング×AIで最適なCXを実現し、プラットフォームからソリューションへ進化」という全体方針を掲げています。2026年12月期の連結業績予想として、売上高5,300百万円(前期比27.7%増)、営業利益600百万円(前期比61.9%増)、経常利益590百万円(前期比61.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益360百万円(前期比117.9%増)と、大幅な増収増益を見込んでいます。これは、メッセージングサービス及びAIサービスの事業成長とともに、デジタルトランスフォーメーションを加速させる戦略によるものです。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • Smart AI Engagement事業: 売上高4,014,415千円(前期比8.3%増)、セグメント利益1,050,679千円(前期比20.1%増)
    • マーケティングソリューション事業: 売上高137,194千円、セグメント利益12,570千円
  • 配当方針: 2024年12月期、2025年12月期ともに配当実績なし。2026年12月期(予想)も配当予想なし。
  • 株主還元施策: 記載なし
  • M&Aや大型投資: 2025年10月1日に株式会社ロウプの株式を取得し子会社化。
  • 人員・組織変更: 連結範囲の重要な変更として、株式会社ロウプの連結化。