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更新: 2026-04-03 09:15:34
決算 2026-02-13T15:30

2025年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社ギフティ (4449)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社ギフティは、2025年12月期において、eギフトプラットフォーム事業を中心に目覚ましい成長を遂げました。売上高は前期比48.1%増の14,149百万円、営業利益は同49.3%増の2,603百万円と、両指標ともに大幅な増加を記録しました。前期に計上した純損失から一転、当期は935百万円の親会社株主に帰属する当期純利益を計上し、収益性が大きく改善しました。これは、法人向けサービス「giftee for Business」の堅調な伸びに加え、M&Aによる事業拡大が奏功した結果です。財務基盤も強化されており、今後の更なる成長が期待されます。

2. 業績結果

科目 2025年12月期 (百万円) 2024年12月期 (百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 14,149 9,554 48.1
EBITDA 3,740 2,295 62.9
営業利益 2,603 1,743 49.3
経常利益 2,208 1,579 39.8
親会社株主に帰属する当期純利益 935 △510
1株当たり当期純利益(円銭) 31.51 △17.33
配当金(円銭) 13.00 10.00 30.0

業績結果に対するコメント: 当期は、eギフトプラットフォーム事業の拡大が顕著でした。特に、法人向けサービス「giftee for Business」は、マーケティングや補助金・支援金の配付手段としての活用が増加し、利用企業・自治体数、実施案件数ともに過去最高を更新しました。また、YouGotaGift.com Ltd.他4社の連結子会社化も売上高の増加に大きく寄与しました。売上原価の増加は、eGift Systemの導入企業及びサービス拡大に伴う流通額の増加による保守原価、発行手数料の増加によるものです。販売費及び一般管理費の増加は、事業拡大に伴う人件費やサーバー費用等の増加によるものです。営業外収益では受取利息、営業外費用では支払利息や持分法による投資損失が計上されました。特別利益では新株予約権戻入益、特別損失では投資有価証券評価損が計上されました。前期は純損失でしたが、当期は大幅な黒字転換を果たし、1株当たり当期純利益もプラスに転じました。配当金も増配されており、株主還元にも積極的な姿勢が見られます。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|-----------------| | 流動資産 | 33,867 | 2,879 | | 現金及び預金 | 16,933 | 5,956 | | 受取手形及び売掛金 | 10,652 | △567 | | 棚卸資産 | 617 | 252 | | 前渡金 | 4,997 | △2,441 | | その他 | 751 | △314 | | 貸倒引当金 | △86 | △9 | | 固定資産 | 10,839 | 140 | | 有形固定資産 | 382 | 150 | | 無形固定資産 | 5,476 | △722 | | 投資その他の資産 | 4,981 | 713 | | 資産合計 | 44,706 | 3,019 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|-----------------| | 流動負債 | 29,119 | 5,639 | | 支払手形及び買掛金 | 6,642 | 2,171 | | 短期借入金 | 6,545 | △2,455 | | 1年内返済予定の長期借入金 | 3,545 | 2,616 | | 未払金 | 1,176 | 452 | | 未払費用 | 307 | 96 | | 未払法人税等 | 716 | 203 | | 契約負債 | 2,507 | 1,082 | | 預り金 | 7,633 | 1,501 | | その他 | 44 | △22 | | 固定負債 | 6,314 | △3,538 | | 長期借入金 | 5,716 | △3,516 | | 退職給付に係る負債 | 133 | 14 | | 資産除去債務 | 137 | 65 | | 繰延税金負債 | 322 | △95 | | その他 | 4 | △7 | | 負債合計 | 35,434 | 2,101 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|-----------------| | 株主資本 | 8,407 | 915 | | 資本金 | 3,286 | 38 | | 資本剰余金 | 3,473 | 238 | | 利益剰余金 | 1,648 | 640 | | 自己株式 | △0 | △0 | | その他の包括利益累計額 | 63 | △78 | | その他有価証券評価差額金 | 106 | △7 | | 為替換算調整勘定 | △42 | △70 | | 新株予約権 | 676 | 54 | | 非支配株主持分 | 124 | 27 | | 純資産合計 | 9,272 | 918 | | 負債純資産合計 | 44,706 | 3,019 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は18.9%と、前期の18.3%から微増しており、引き続き健全な財務基盤を維持しています。流動資産は増加しており、特に現金及び預金が大幅に増加したことは、営業活動によるキャッシュフローの改善と短期借入金の返済によるものと考えられます。売掛金及び契約資産は微減、前渡金は大幅な減少が見られます。固定資産では、のれんが減少した一方で、投資有価証券が増加しています。負債合計も増加しており、流動負債の増加は、買掛金、未払金、契約負債、預り金の増加によるものです。短期借入金は減少しましたが、1年内返済予定の長期借入金が増加しています。固定負債は大幅に減少し、長期借入金が大きく減少したことが要因です。純資産合計は増加しており、利益剰余金の増加が主な要因です。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(百万円) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 14,149 4,595 100.0%
売上原価 3,724 1,350 26.3%
売上総利益 10,425 3,245 73.7%
販売費及び一般管理費 7,822 2,679 55.3%
営業利益 2,603 860 18.4%
営業外収益 49 △13
営業外費用 444 149
経常利益 2,208 629 15.6%
特別利益 51 51
特別損失 364 364
税引前当期純利益 1,895
法人税等 1,021
当期純利益 935 1,445 6.6%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比48.1%増と大幅に増加しました。売上原価も増加しましたが、売上総利益はそれを上回る伸びを示し、売上総利益率は73.7%と前期の74.4%から微減にとどまりました。販売費及び一般管理費も増加しましたが、売上高の伸びがそれを上回り、営業利益は前期比49.3%増と大きく伸長しました。営業利益率は18.4%と、前期の18.2%からわずかに改善しました。営業外費用は、持分法による投資損失の増加などが影響しています。特別損失では投資有価証券評価損が計上されました。当期純利益は、前期の純損失から大幅な黒字転換を果たし、935百万円となりました。ROE(自己資本利益率)は、当期純利益がプラスに転じたため計算可能ですが、詳細なデータがないためここでは算出できません。コスト構造としては、売上原価率、販管費率ともに前期と同水準を維持しており、効率的な事業運営が行われていると考えられます。

5. キャッシュフロー

科目 2025年12月期 (百万円) 2024年12月期 (百万円)
営業活動によるキャッシュフロー 11,089 △3,593
投資活動によるキャッシュフロー △1,685 △1,531
財務活動によるキャッシュフロー △3,439 10,997
現金及び現金同等物期末残高 16,933 10,977
フリーキャッシュフロー 9,404 △5,124

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローは、前期のマイナスから大幅なプラスに転じ、11,089百万円となりました。これは、売上高の増加に伴う売上債権の増加や仕入債務の増加などが要因と考えられます。投資活動によるキャッシュフローは、投資有価証券の取得による支出が増加し、マイナス幅が拡大しました。財務活動によるキャッシュフローは、前期のプラスからマイナスに転じました。これは、短期借入金の収入が大幅に減少した一方で、返済額が増加したことによるものです。フリーキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローの改善により、大幅なプラスとなりました。

6. 今後の展望

株式会社ギフティは、「eギフトを軸として、人、企業、街の間に、さまざまな縁を育むサービスを提供する」というビジョンの下、eギフトプラットフォーム事業の拡大を目指しています。2026年12月期の業績予想では、売上高16,949百万円(前期比19.8%増)、営業利益3,484百万円(前期比33.8%増)と、引き続き堅調な成長を見込んでいます。特に、個人向け『giftee』、法人向け『giftee for Business』、eギフト生成システム『eGift System』、地域通貨サービス『地域通貨』の4つのサービスを軸に、eギフト市場経済圏の構築とビジネスモデルの地理的な横展開による収益の多様化を図る方針です。人員増員や戦略的M&Aも積極的に実施していく予定です。 リスク要因としては、競合の激化や新たな技術の登場、法規制の変更などが考えられます。成長機会としては、eギフトの普及に伴う市場全体の拡大、海外市場への展開、新たなサービス開発などが挙げられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 当社グループは「eギフトプラットフォーム事業」のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載はありません。
  • 配当方針: 持続的な利益成長と株主還元の両立を目指し、配当性向30%を目安に累進配当を行うとともに、利益成長に応じた増配を目指すことを基本方針としています。
  • 株主還元施策: 2025年12月期は1株当たり13.00円の配当を実施しました。2026年12月期は1株当たり16.00円の配当を予想しています。
  • M&Aや大型投資: 2025年12月期にはYouGotaGift.com Ltd.他4社を連結子会社化しており、今後も戦略的M&Aを推進していく方針です。
  • 人員・組織変更: 事業拡大に伴い、積極的に人材採用を進めています。

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