2026年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社Amazia (4424)
決算評価: 普通主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社Amaziaは、2026年9月期第1四半期(2025年10月1日~2025年12月31日)の連結業績を発表しました。売上高は前年同期比0.9%増と微増でしたが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は全て損失となりました。エンターテイメント事業では、主力サービス「マンガBANG!」のMAU減少により課金収益が減少したものの、オリジナル作品制作や越境EC事業「FandomTokyo」が好調でした。ITソリューション事業はSES事業の拡大により売上高が大幅に増加しました。全体としては、先行投資の影響もあり、損失は継続していますが、前年同期比では損失額が縮小しています。
2. 業績結果
| 項目 | 当期(2026年9月期第1四半期) | 前期(2025年9月期第1四半期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 757,529千円 | 750,617千円 | +0.9% |
| 営業利益 | △63,007千円 | △114,961千円 | 改善 |
| 経常利益 | △60,910千円 | △111,102千円 | 改善 |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | △61,105千円 | △115,545千円 | 改善 |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | △9.29円 | △17.57円 | 改善 |
| 配当金 | 記載なし | 記載なし | - |
業績結果に対するコメント: 売上高は微増に留まりましたが、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する四半期純損失はいずれも前年同期比で大幅に改善しました。これは、エンターテイメント事業におけるセグメント利益の黒字転換や、ITソリューション事業の売上拡大によるものです。しかし、依然として赤字経営が続いており、収益性の改善が今後の課題となります。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | | | | 現金及び預金 | 395.9 | △64.7 | | 受取手形及び売掛金 | 458.7 | △42.9 | | 棚卸資産(商品) | 31.4 | +15.7 | | その他(コンテンツ等含む) | 198.6 | △1.7 | | 固定資産 | | | | 投資その他の資産 | 326.9 | +1.7 | | 資産合計 | 1,381.6 | △79.9 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | | | | 支払手形及び買掛金 | 165.2 | △12.3 | | 未払金 | 148.3 | △8.2 | | その他(前受金等含む) | 208.3 | +7.7 | | 固定負債 | | | | 関係会社事業損失引当金 | 11.0 | - | | 負債合計 | 535.6 | △18.8 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | | | | 資本金 | 366.7 | - | | 利益剰余金 | 185.0 | △61.1 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | - | | 純資産合計 | 846.0 | △61.1 | | 負債純資産合計 | 1,381.6 | △79.9 |
貸借対照表に対するコメント: 総資産は前期末比で799百万円減少しました。主な要因は、現金及び預金、売掛金の減少です。一方で、棚卸資産(商品)は増加しています。負債合計も188百万円減少し、特に買掛金、未払金が減少しました。純資産は、当期純損失の計上により利益剰余金が611百万円減少したため、前期末比で611百万円減少しました。自己資本比率は56.6%と、前期の57.7%から微減しましたが、健全な水準を維持しています。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 757.5 | +0.9% | 100.0% |
| 売上原価 | 579.0 | △5.3% | 76.4% |
| 売上総利益 | 178.5 | +28.1% | 23.6% |
| 販売費及び一般管理費 | 241.5 | △5.0% | 31.9% |
| 営業利益 | △63.0 | 改善 | △8.3% |
| 営業外収益 | 2.1 | △45.4% | 0.3% |
| 営業外費用 | 記載なし | - | - |
| 経常利益 | △60.9 | 改善 | △8.0% |
| 特別利益 | 記載なし | - | - |
| 特別損失 | - | - | - |
| 税引前当期純利益 | △60.9 | 改善 | △8.0% |
| 法人税等 | 0.2 | - | 0.0% |
| 当期純利益 | △61.1 | 改善 | △8.1% |
損益計算書に対するコメント: 売上原価が売上高以上に減少したことにより、売上総利益は前期比で28.1%増加し、売上総利益率は23.6%と改善しました。販売費及び一般管理費も前期比で5.0%減少しました。これらの要因により、営業損失は大幅に縮小しました。しかし、売上高比率で見ると、販売費及び一般管理費が売上高の31.9%を占めており、売上総利益を上回っているため、営業損失となっています。収益性指標としては、売上高営業利益率は△8.3%とマイナスですが、前期の△15.3%から改善しています。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。
6. 今後の展望
株式会社Amaziaは、2026年9月期の通期連結業績予想を売上高3,076百万円(前期比8.2%増)、営業損失131百万円、経常損失137百万円、親会社株主に帰属する当期純利益146百万円(いずれも損失)としています。 電子書籍市場の成長予測がある一方で、競争環境の厳しさや広告市況の軟調さは継続すると見込まれます。同社は、エンターテイメント事業においては「マンガBANG!」の収益性改善とオリジナル作品制作の強化、ITソリューション事業及び越境EC事業の拡大に注力する方針です。 また、2026年3月31日(予定)に株式会社リーデックスの株式を取得し、SES事業を強化することで、グループ全体の企業価値向上を目指しています。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績:
- エンターテイメント事業:売上高733百万円(前期比1.6%減)、セグメント利益22百万円(前期はセグメント損失21百万円)。越境ECサイト「FandomTokyo」が好調。
- ITソリューション事業:売上高24百万円(前期比355.7%増)、セグメント損失5百万円(前期はセグメント損失10百万円)。SES事業の拡大が寄与。
- 配当方針: 記載なし。当期は配当を実施していません。
- 株主還元施策: 記載なし。
- M&Aや大型投資: 株式会社リーデックスの全株式取得(SES事業強化のため)を予定。
- 人員・組織変更: 記載なし。