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更新: 2026-02-13 11:50:00
決算 2026-02-13T11:50

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

ミヨシ油脂株式会社 (4404)

決算評価: 普通

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

ミヨシ油脂株式会社の2025年12月期連結決算は、売上高は増加したものの、コスト増の影響を受け、営業利益・経常利益は減益となりました。しかし、固定資産売却益を特別利益に計上したことで、当期純利益は大幅に増加しました。貸借対照表においては、自己資本比率が大きく改善し、財務基盤は強化されています。今後の見通しとしては、第二次中期経営計画に基づき、食品事業の「進化」と油化事業の「深化」を通じて持続的な成長を目指す方針です。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 59,474 +4.3
営業利益 1,960 △33.8
経常利益 1,913 △36.4
親会社株主に帰属する当期純利益 9,616 +241.0
1株当たり当期純利益(円) 943.10
配当金(年間、円) 100.00

業績結果に対するコメント: 売上高は、食品事業におけるマーガリン・ショートニング等の拡販や、油化事業における工業用油脂製品の販売が堅調に推移したことにより、前期比4.3%増となりました。 しかし、営業利益および経常利益は、前期から発生していた本社移転関連費用の計上、人件費高騰、物流費上昇、一部原材料価格の上昇などの影響を受け、それぞれ前期比33.8%減、36.4%減と大幅に減少しました。 一方、当期純利益は、2025年6月19日付で公表された本社事務所等として利用していた土地の譲渡手続き完了に伴い、固定資産売却益を特別利益として計上したことにより、前期比241.0%増と大幅に増加しました。 1株当たり当期純利益も、それに伴い大きく増加しています。 配当金については、前期比40円増配の1株あたり100円(普通配当70円、特別配当30円)となりました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |----------------------|---------------|--------| | 流動資産 | 37,678 | +12.2% | | 現金及び預金 | 9,673 | +36.8% | | 受取手形及び売掛金 | 15,311 | +1.0% | | 棚卸資産 | 11,312 | +15.3% | | その他 | 1,372 | - | | 固定資産 | 46,482 | +27.5% | | 有形固定資産 | 24,134 | △13.6% | | 無形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 投資その他の資産 | 22,348 | - | | 資産合計 | 84,160 | +15.8% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |----------------------|---------------|--------| | 流動負債 | 24,420 | △15.6% | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定負債 | 17,067 | +1.7% | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 41,487 | △0.4% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |----------------------|---------------|--------| | 株主資本 | 42,625 | +37.2% | | 資本金 | 記載なし | 記載なし | | 利益剰余金 | 記載なし | 記載なし | | その他の包括利益累計額 | 47 | - | | 純資産合計 | 42,672 | +37.4% | | 負債純資産合計 | 84,160 | +15.8% |

貸借対照表に対するコメント: 当期末の総資産は前期末比15.8%増の84,160百万円となりました。主な増加要因は、建設仮勘定、現金及び預金、差入保証金、退職給付に係る資産、原材料及び貯蔵品などです。 負債合計は前期末比0.4%減の41,487百万円となりました。有利子負債の減少が主な要因です。 純資産は前期末比37.4%増の42,672百万円となりました。利益剰余金、その他有価証券評価差額金、退職給付に係る調整累計額の増加が寄与しています。 自己資本比率は前期末の42.7%から50.6%へと大幅に増加し、財務の健全性が向上しています。 流動比率や当座比率などの安全性指標に関する具体的な数値は記載がありませんが、自己資本比率の向上は、財務安定性の観点からポジティブな要素です。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 59,474 +4.3 100.0%
売上原価 記載なし 記載なし 記載なし
売上総利益 記載なし 記載なし 記載なし
販売費及び一般管理費 記載なし 記載なし 記載なし
営業利益 1,960 △33.8 3.3%
営業外収益 記載なし 記載なし 記載なし
営業外費用 記載なし 記載なし 記載なし
経常利益 1,913 △36.4 3.2%
特別利益 12,365 20.8%
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 13,883 23.3%
法人税等 記載なし 記載なし 記載なし
当期純利益 9,616 +241.0 16.2%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比4.3%増となりましたが、売上原価や販売費及び一般管理費の増加により、売上総利益や営業利益は圧迫されました。 営業利益率は前期の5.2%から3.3%へと低下しました。 経常利益も同様に減益となり、経常利益率は前期の4.5%から2.4%へと低下しました。 特別利益として土地譲渡益が12,365百万円計上されたことにより、税引前当期純利益は大幅に増加しました。 最終的な当期純利益は、特別利益の計上により前期比241.0%増となりました。 ROE(自己資本利益率)は、前期9.5%から当期26.1%へと大幅に改善しましたが、これは特別利益の計上が大きく影響したためであり、実質的な収益力とは乖離がある点に留意が必要です。

5. キャッシュフロー

科目 金額(百万円) 前期比
営業活動によるキャッシュフロー 2,346 △28.5%
投資活動によるキャッシュフロー 5,310
財務活動によるキャッシュフロー △5,217
現金及び現金同等物期末残高 9,673 +36.8%
フリーキャッシュフロー(営業CF - 投資CF) △2,964

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローは前期比28.5%減となりましたが、プラスを維持しています。 投資活動によるキャッシュフローは、固定資産売却収入が大きく寄与し、大幅なプラスとなりました。 財務活動によるキャッシュフローは、長期借入金の返済や短期借入金の減少、配当金の支払いなどにより、大幅なマイナスとなりました。 フリーキャッシュフローは、投資活動によるキャッシュフローがプラスであったものの、営業活動によるキャッシュフローがそれを下回ったため、マイナスとなりました。

6. 今後の展望

ミヨシ油脂株式会社は、「第二次中期経営計画(2025~2027年度)」の初年度として、外部環境の変化に対応しつつ、食品事業の「進化」と油化事業の「深化」による持続的成長を目指しています。2026年度は、計画の2年目として、事業拡大と収益力強化に向けた施策を継続します。食品事業では新製品開発やポートフォリオ改善、油化事業では生産体制拡張や研究開発分野の拡大を進めます。また、海外市場への取り組み強化、設備投資、ESG経営の推進などを通じて企業価値向上を目指します。 2026年12月期の連結業績予想は、売上高622億円(前期比4.6%増)、営業利益25億40百万円(前期比29.6%増)、経常利益23億円(前期比20.2%増)を見込んでいますが、親会社株主に帰属する当期純利益は14億90百万円(前期比84.5%減)と大幅な減少を見込んでおり、これは特別利益の反動によるものと考えられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 食品事業: 売上高420億93百万円(前期比6.0%増)、営業利益14億42百万円(前期比25.1%減)。
    • 油化事業: 売上高169億4百万円(前期比1.1%増)、営業利益4億44百万円(前期比56.7%減)。
  • 配当方針: 第二次中期経営計画(2025~2027年度)では、DOE(株主資本配当率)2%を配当額の目安とし、業績・事業環境・財務状況を勘案して決定。
  • 株主還元施策: 2025年12月期は、土地売却益を背景に、DOE2%相当の70円に特別配当30円を加えた1株あたり100円を予定。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 記載なし。
  • 連結範囲の変更: 新規1社(MIYOSHIOIL&FAT MALAYSIASDN.BHD.)を追加。

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