決算
2026-02-10T15:30
2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
プロパティデータバンク株式会社 (4389)
決算評価: 普通主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
- 会社名: プロパティデータバンク株式会社
- 決算期間: 2025年4月1日~2025年12月31日(第3四半期累計)
- 不動産DX分野を主力とする同社は、クラウドサービス拡大と新規事業の成長により売上高4%増を達成。一方、ソリューション事業の縮小や開発投資の増加で営業利益は3.4%減と収益性に課題が残る。財務体質は大幅改善し、自己資本比率85.9%と業界トップクラスの健全性を確立。中期計画の4年目としてプラットフォーム開発を加速中。
2. 業績結果
| 科目 | 2026年3月期第3四半期(百万円) | 前年同期比増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,569 | +4.0% |
| 営業利益 | 654 | △3.4% |
| 経常利益 | 683 | +0.6% |
| 当期純利益 | 454 | +0.4% |
| EPS(円) | 38.53 | △0.2% |
| 年間配当金(予想) | 24.00(年間) | 前期比据置 |
業績結果に対するコメント:
- 売上増の要因: クラウドサービス(+8.6%)と新規サービス(+45.2%)が成長軸。子会社リーボの大型案件貢献が寄与。
- 営業利益減の要因: ソリューション事業縮小(△8.8%)と「PDB-Platform」開発投資が販管費を増加(+3.7%)。
- 財務改善: 保険積立金の解約益(3,059万円)が経常利益を押上げ。
- セグメント: 売上高の85%を「@property」関連事業が占め、収益構造が集中。
3. 貸借対照表(単位: 百万円)
【資産の部】
| 科目 | 2025年12月期 | 前期比増減 |
|---|---|---|
| 流動資産 | 3,479 | +220 |
| 現金及び預金 | 2,730 | +60 |
| 売掛金 | 200 | △229 |
| 契約資産 | 442 | +381 |
| 固定資産 | 1,444 | △135 |
| ソフトウェア | 476 | △118 |
| 資産合計 | 4,922 | +85 |
【負債の部】
| 科目 | 2025年12月期 | 前期比増減 |
|---|---|---|
| 流動負債 | 575 | △281 |
| 未払法人税等 | 57 | △255 |
| 固定負債 | 121 | △10 |
| 負債合計 | 696 | △292 |
【純資産の部】
| 科目 | 2025年12月期 | 前期比増減 |
|---|---|---|
| 資本金 | 333 | 0 |
| 利益剰余金 | 3,537 | +313 |
| 自己株式 | △18 | +31 |
| 純資産合計 | 4,226 | +377 |
| 自己資本比率 | 85.9% | +6.3ポイント |
貸借対照表に対するコメント:
- 財務健全性: 現金保有高27.3億円、流動比率604%と極めて高い安全性。
- 資産構造: 契約資産が44.2億円(+381%増)と未収収益の増加が特徴。
- 負債削減: 未払税金の解消で流動負債が28.1億円減少し、純資産比率が急改善。
4. 損益計算書(単位: 百万円)
| 科目 | 金額 | 前年同期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,569 | +4.0% | 100.0% |
| 売上原価 | 1,098 | +9.2% | 42.7% |
| 売上総利益 | 1,472 | +0.4% | 57.3% |
| 販管費 | 817 | +3.7% | 31.8% |
| 営業利益 | 654 | △3.4% | 25.5% |
| 営業外収益 | 35 | +1,097% | 1.4% |
| 経常利益 | 683 | +0.6% | 26.6% |
| 当期純利益 | 454 | +0.4% | 17.7% |
損益計算書に対するコメント:
- 収益性低下: 売上総利益率57.3%(前期比△2.1ポイント)、営業利益率25.5%(同△1.9ポイント)。
- コスト増: ソフトウェア開発費増で販管費が81.7億円(+3.7%)に拡大。
- 効率性: ROE(年換算)14.3%と前年同期並みを維持。
5. キャッシュフロー
- 記載なし(四半期連結キャッシュフロー計算書未作成)
6. 今後の展望
- 通期予想(2026年3月期): 売上高40億円(+20.5%)、営業利益10.4億円(+11.0%)を維持。
- 戦略: 「PDB-Platform」に財務会計機能を追加し、不動産ライフサイクル管理の統合化を推進。
- リスク: 不動産市場の景気減速や競合他社のDX参入激化。
- 機会: 中小企業向け不動産管理ソリューション需要の拡大。
7. その他の重要事項
- 配当方針: 年間24円(前年比据置)を予定。株式分割(1→2)実施済み。
- 開発投資: 次世代プラットフォーム構築に継続投資。
- 子会社戦略: リーボ社の大型案件を契機に受託開発事業を拡大。
- 株式状況: 自己株式を9.5万株取得(期末保有43,503株)。
(注)数値は決算短信に基づき百万円単位で表記。前期比は前年同期比較。